カタルーニャの伝説的なアーティスト
アントニー・ガウディ(1852-1926)の
言葉......

「人間は創造しない。
 自然の中から発見するだけ」


「オリジナリティとは、
 オリジンに戻ること」


アーティストと呼ばれる創造者として
大変謙虚な言葉、と理解することもできるが、
これは、
ガウディ自身が本当に思っていたことを
そのまま正直に語った言葉だと思う。

アーティストとは例外なく
自然からインスピレーションを受けて
創作する人たちのこと。という
フレーズを直前のブログに書きながら、ボクは
ガウディのこの言葉を思い出していた。

「オリジナリティとは、オリジンに戻ること」
という言葉はどんな意味だろう?

誰の真似でもない自分のオリジナル作品だと
思っていても、その発想を得た
本当の根っこ、源(みなもと)にさかのぼって
真のオリジンに氣づかねばならない。
と言っているのだと思う。
人間の発想のルーツは自然界にある。

《四季》を書いたヴィヴァルディ。

遺書も書いて自殺も考えたほどの

絶望を乗り越えて

《田園交響曲》を書いたベートーヴェン。
歌劇《ウィリアム・テル》序曲を書いた
ロッシーニ。
交響詩《海》を書いたドビュッシー。
《アルプス交響曲》を書いた、
リヒャルト・シュトラウス。

自然を描写したことがハッキリわかる
標題音楽だけではない。

例えば、ブラームス作曲の
《交響曲第1番 ハ短調》の第4楽章の
冒頭から3分くらいのところに現れる
ホルンによる堂々たる旋律は、ボクは
アルプスの高峰からインスピレーションを
得ていると思う。
◎カール・ベーム指揮 ブラームス《交響曲第1番》
この動画では33分くらい


ベートーヴェンの交響曲に負けないものを
作曲しようと苦悩しながら20年かけて作曲した
交響曲が、アルプスの孤高の名峰
マッターホルンのような高みに
達するものでありますように♪
ブラームスのベートーヴェンの対する尊敬と
世に出るべく自作の最初の交響曲への
密かな自信がここに感じられるのです。


生前は全く世間に認められなかった
詩人・童話作家の宮澤賢治。
生前にたったひとつ自費出版した童話集
『注文の多い料理店』の序文に
大変興味深いことが書いてあります。

(前略)
「これらのわたくしのおはなしは、みんな
林や野原や鉄道線路やらで、虹や月明かりから
もらってきたのです。
ほんとうに、かしわ林の青い夕方を
ひとりで通りかかったり、
十一月の山の風の中に、ふるえながら
立ったりしますと、もうどうしても
こんな気がしてしかたがないのです。
ほんとうにもう、どうしてもこんなことが
あるようでしかたないということを、
わたくしはそのとおり書いたまでです。
ですから、これらの中には、
あなたのためになるところもあるでしょうし、
ただそれっきりのところもあるでしょうが、
わたくしには、その見分けがよくつきません。
なんのことだか、わけのわからないところも
あるでしょうが、そんなところは、
わたくしにもまた、わけがわからないのです」
(後略)

賢治のこの序文は、ガウディの創作観と
同じです。
しかも、自分が書いたことなのに
自分でもわけがわからないところがある、と
正直に告白しています。

自然の中から発見したことを書いただけなので
自分でもわからない、と。

ボクにとっても、自然は発想の原点です。
特に、訳詞・作詞で言葉を探しているときに
ベランダから見る、空、雲。とくに
夜明け前の刻々と変化する薄明(twilight)の
不思議な色合い。日の出の瞬間。
日没や夕焼け。
日没後の薄明の微妙で不思議な色合い。

そんな風景から言葉がやってきます。

それは宇宙を感じる風景だからです。

極地のようなオーロラは見えなくとも

宇宙の不思議を見せてくれるのが

薄明なのです。



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赤字の出るコンサートが
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赤字穴埋めのため(公演継続のため)、
2022年3月6日の
自由の風コンサート千葉公演を記録した
DVDまたはCDを、
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ご支援金1口¥3000 で
ディスクを1枚お送りします。
自由の風コンサートのチケットをお求めの方は
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◎郵便振替口座
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なりますのでお振り込みの後に
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◎三菱UFJ銀行高田馬場支店
普通0051411八木倫明(ヤギリンメイ)

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普通0724543 地球音楽工房 代表
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午後2:00開演(4時終演)
千葉市美浜文化ホール
音楽ホール(定員150)臨時定員75人
京葉線検見川浜駅徒歩7分。
●公演開催協力券(全指定席)
一般¥4000 学生¥500
会員¥3000(手紙届く方)

セントパトリック・デイ・コンサート♪

2022年3月18日(金)
昼の部2:00開演
夜の部6:30開演
日暮里サニーホール コンサートサロン

1月30日のRoダん落語会、
2月27日のRoダん読み語りアイリッシュコンサートは
お店の判断で中止となりました。

★笑福亭里光 Roダん落語会
2022年3月27日(日)1:30の部/3:30の部
一橋学園駅北口30秒
喫茶Roダん


春の立川スペシャルコンサート♪2022
4月17日(日)午後2:00
立川市女性総合センター アイムホール
全席指定 臨時定員98席限り¥2500
1月27日 一般発売♪
yagirin88@gmail.com(やぎりん)


大前恵子×木星音楽団 セカンド・アルバム
鳥たちの詩、海の詩

1.くじらの子守歌
小笠原育美・作曲/相馬邦子・編曲
2.海はふるさと【大海啊故郷】
王立平・作詞作曲/やぎりん訳詞
3.浜辺の歌
林古渓・作詞/成田為三・作曲
4.アメイジング・グレイス
英国賛美歌
5.ロッホ・ローモンド
スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
6.ふるさとのナナカマド
スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
7.聖母の御子
カタルーニャ民謡
8.鳥の歌
カタルーニャ民謡/やぎりん訳詞
9.つばめよ
ナルシソ・セラデル・セビージャ作詞作曲/やぎりん訳詞
10.海はふるさと【大海啊故郷】
王立平・作曲(インストゥルメンタル)
2017年8月25日
東京文化会館小ホールでのライヴ録音
11. 童神(わらびがみ)
古謝美佐子・作詞/佐原一哉・作曲
12. コンドルは飛んで行く
ダニエル・アロミーア・ロブレス作曲/やぎりん作詞

歌:大前恵子
演奏:木星音楽団
小野美穂子【箏:十七絃/十八絃】
藤枝貴子【アルパ】
三塚幸彦【尺八】
八木倫明【ケーナとナイ】
ゲスト
金亜軍【揚琴】
古谷真未【チェロ】
★定価¥2600(+税)
★通販価格¥3000(送料¥180込み)
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◎エッセイ『広い河の岸辺』
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クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)発売しました!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


ジャケ写
いちよ・たかこ・やぎりんトリオ♪
+ゲスト・チェロ古谷真未
アルバム『いのちと平和の音源』
¥2800(+税)通販価格¥3000(すべて込み)

収録曲(★歌入り/☆チェロ入り)
1.愛は花、君はその種子(たね)
(A.マックブルーム)[高畑勲 訳詞]★☆
2.黄色い村の門(アイルランド民謡)☆
3.思い出のサリーガーデン
(アイルランド民謡/やぎりん 訳詞)★☆
4.白鳥の停車場(藤平慎太郎)☆
5.ラ・サンドゥンガ
(メキシコ民謡/やぎりん 日本語詞)★
6.君の影になりたい【アルパ・ソロ】
7.ラピュタ・シチリアーナ
(イタリア・ルネサンス〜久石譲) ☆
8.よろこびのうた
(メキシコ民謡/枝元一代ほか 日本語詞)★
9.童神【わらびがみ】
(佐原一哉/古謝美佐子・作詞)★
10. 蕾【つぼみ】(小渕健太郎)【アルパ・ソロ】
11. チョグイ鳥(パラグアイ民謡)
12. 広い河の岸辺
(スコットランド民謡/やぎりん 訳詞)★☆
13. コンドルは飛んで行く(D.A.ロブレス)☆
14. 人生よ、ありがとう
(ビオレータ・パラ/やぎりん 訳詞)★☆
15. 島唄(宮沢和史)★☆


木星CDジャケット
木星音楽団アルバム
Winds & Strings
湯川れい子さん推薦メッセージ
和楽器とラテン楽器による、
実にユニークで魅力的な異文化四重奏団だ。
でも異文化というより、
むしろどこか大昔に
深くつながっていた音と文化だ!
という確信に近い懐かしさであり、
新鮮なアイデンティティの再発見なのだ。
そう、ひょっとしたらこれは、蒙古斑まで遡る、
とんでもなく壮大なロマンかもしれない。

湯川れい子(音楽評論・作詞)
¥2800(+税)通販価格¥3000(すべて込み)

木星音楽団
箏:小野美穂子/アルパ:藤枝貴子
尺八:三塚幸彦/ケーナとナイ:八木倫明
1.木星【ジュピター】
2.北飛行(小野美穂子オリジナル)
3.涙そうそう
4.少年時代
5.アルパ協奏曲《鐘つき鳥》
6.オリーブの首飾り
7.コーヒー・ルンバ
8.芭蕉布
9.引き潮
10. イエスタデイ
11. 明日
12. 江差(三塚幸彦オリジナル)
13. 月の沙漠 幻想
14. 砂山
15. 雪(三塚幸彦オリジナル)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★台湾に広がる《広い河の岸辺》
http://amba.to/1z1p6NO


★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★音楽、落語、ラジオ、読書。想像力が抗認知症?
http://amba.to/1osUvYd

★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽