ガリレオが発見した木星の衛星は
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの四つ。



ビートルズの名曲
Fool On The Hill の翻訳(一部)

フール・オン・ザ・ヒル
丘の上の馬鹿なやつ

来る日も来る日も たった一人で丘の上
愚かな薄笑いを浮かべながら
男はじっと動かない
誰もその男に近づこうとはしない
ただの馬鹿だと思っているらしい
何を訊かれても彼は決して答えない
けれどもその丘の上の愚か者は
太陽が沈んでいくのをじっと眺めている
世界が回っているのを心の目で見ている

男のことを誰もが敬遠しているらしい
男が何をしたいのか 
わかったつもりになっている
男は感情を表に出すことはない
世界が回っているのを心の目で見ている

男はみんなの言葉に耳を貸すことはしない
馬鹿なのはあいつらのほうだ
とわかっている
誰もがあの男を敬遠する
けれどもその丘の上の愚か者は
太陽が沈んでいくのをじっと眺めている
世界が回っているのを心の目で見ている
(以上)

これは
ガリレオ・ガリレイのことを歌っている。

多くの人は、
その時代の「常識」の範囲で生きている。
「米軍が日本を守ってくれている」
なんてのも、
信じている人が多いことに驚く。

宇宙の真ん中にこの大地があり
太陽も月も星も、われわれの大地を
中心に回っているものだと誰もが
信じていた時代。

紀元前300年くらい。
古代ギリシャの天文学者、
サモス島のアリスタルコスは、
太陽中心説をいち早く唱えた。
誰にも相手にされなかった。
頭がおかしい、と言われた。

ポーランドの天文学者で
カトリックの司祭
ニコラウス・コペルニクス
(1473ー1543)が
地動説を唱えるまで、
アリスタルコスから1800年もかかる。
実に1800年!
科学的、客観的な真実も、
1800年もの間、
人々に受け入れられない「異端」の説。

コペルニクスが、聖職者だったことを
考えたら、その立場で、
当時の常識をくつがえす発言は、
勇気の要ることだったろう。
彼の話を聞いて感銘を受けて
「地動説」について本の出版を
勧めた人も多かったが、彼は
それをしなかった。

古代ギリシャのアリスタルコスも、
中世ポーランドのコペルニクスも、
世間の「常識」と逆の説を唱える
勇気を持っていた。

コペルニクスの地動説を支持した
天文学者がイタリアの
ガリレオ・ガリレイ(1564ー1642)。
コペルニクスが地動説を発表した
1529年の35年後に生まれている。
ガリレオは音楽家の家庭に生まれ、
弟も音楽家になって名を成した。
ガリレオ・ガリレイ自身の作曲作品も
現存している。

ガリレオは
敬虔なカトリック教徒だったが、
地動説を熱心に唱えたため
当時の権力であった教会と対立し、
「地動説」について
語ること、書くことを禁止され、
1633年6月22日に宗教裁判で
有罪判決を受けた(69歳)。
1992年、ローマ教皇
ヨハネ・パウロ2世が
この過ちを謝罪した。
ガリレオの没後ちょうど350年後だった。

ガリレオは既存の理論や多数派の説を
盲目的に信じるのでなく、実験して
自分の目で確かめるという、
科学者としての基本的な態度で生きた。

この科学者としての態度は、
一般人のボクらにも
大切なことなんじゃないか?
「自分で考える」ということ。
自分の頭で考え、
自分の心で決める、ということ。

ワクチンを打つか打たないか・・・も
自分で考えて自分で決めることができる。

紀元前300年のアリスタルコスから
地動説が一般的知識になるまで
2000年ちかくかかった。

この話を書いていて、ボクが真っ先に
想いを馳せるのは
千島喜久男博士(1899ー1978)。

細胞は分裂で増えるのではない。
細胞でない赤血球が
細胞へと分化(変化)していく。
赤血球は骨髄で作られるのではない。
血は小腸で作られる。

食べ物が腸で分解されて赤血球になり、
赤血球が骨や骨髄や内蔵や
皮膚や爪や髪の毛など・・・・
体のすべての細胞に変化していく。
食事がとれなくて栄養不足になると、
生命を維持するために、
一度は体の一部になった細胞が、
赤血球に戻って体内の血の量を確保する。

骨髄が血液を造るように思われているが、
それは血の質が悪くなって病気になると、
生命維持の自律神経によって
骨髄が赤血球に戻っているだけ。
それを、
骨髄が血を造っている、と勘違いした。

良い血を持っていると
病気になりにくい。
なっても自己治癒力が高い。

生命学、医学、生物学に画期的な
コペルニクス的転回の学説を発表し、
科学界で無視し続けられた科学者。
ボクはこの、千島喜久男博士こそが
本物の科学者だと確信する。

健康維持のためには腸内細菌が大切で、
そのためには発酵食品を食べましょう!
なんて話は、今なら誰でも知っている。
それは実は、千島喜久男博士の
いわゆる「千島学説」の応用だ。

この学説がなぜ封じられてきたか?
これを認めると、
既存の生物学、生命学、医学界において
権威だった「大先生」方の
権威が失墜するから。
民衆のためになる真実よりも
自分の立場を守ることが大事なのだ。
今の日本の政治の中心人物たちの
ウソ、保身とまったく同じだ。

ボクは千島学説については
このブログに何度も書き続けている。
ボクが音楽を続ける理由は、
ひとつは平和のため。
もうひとつは
千島学説を広めるため。
と言ってもよい。

すべてのもの、
〈いのち〉あるものと
〈いのち〉ないものも、
すべてが連続している。
これも千島学説。

音楽の世界でも・・・・
例えば、
日本の伝統音楽も
ラテン音楽も、
ケルト音楽
(アイルランド、スコットランド)も、
沖縄音楽も・・・
すべてがつながっている。

「常識」を破るコペルニクスに
なれる人は少ない。
つまり
千島博士のような人はめったに生まれない。
しかしボクらは、
ガリレオにはなれる。
異端の地動説を自分の目で確かめた
ガリレオ。
異端の説を
自分で確かめる生き方ならできる。

ボクは千島学説に、
素人的直感で確信を持ち、それを
確かめるために、
自分の体で実験している。
つまり
血がきれいになる食事、
腸が良くなる食事を心がけることで
病気にならないぞ、という実験。
病気になってもなるべく薬を使わずに
自己治癒力増強で治す人体実験。

豪華な食事よりも
素食のほうが腸によいこともわかった。

千島学説が正しいと証明されるまでは
2000年はかからないと思う。
もうすでに80年くらいたっている。
あと20年???
科学界で馬鹿にされ無視され続けてきた
千島喜久男博士の学説が
普通のこととして認められるときが
来るだろう。

何にでもなれるiPS細胞も、ボクから見れば
千島学説の応用だ。
食べ物が腸で消化され、
細胞の手前の赤血球になり、それが
やがて体のすべての細胞になっていく。
分裂で細胞が増えるのでなく、
細胞でないものが細胞になるのだ。

本物は最初いつも無視され、
馬鹿にされ、迫害される。
それにめげずに生きて来た人たちの
お陰で、ボクらは真実に出会う。
新しい真実は、
やがて「普通」のことになっていく。

未来の普通を創る。それが
アーティストの仕事。
その意味では、
科学者もアーティストそのもの。

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予約/申し込み 不要(定員83)

6月27日(日)は、
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アイルランド人小泉八雲作品読み語りつき
一橋学園の喫茶『Roダん』です。
お申込み
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7月25日(日)は
昔昔亭桃之助 落語会 一橋学園駅北口30秒の
喫茶『Roダん』(呂壇)です。
20席のカフェですが10人定員。
お申し込み
yagirin88@gmail.com


やぎりんトリオ・リベルタの平和コンサート。
歌 大前恵子
ヴァイオリン 永井由里
8月9日(長崎原爆の日)振替休日
日暮里サニーホール
(山手線 日暮里駅南口徒歩2分)
お申込み
yagirin88@gmail.com



2021年8月31日(火)
午後1:30開演ー3:00終演
名古屋 宗次(むねつぐ)ホール
チケット発売 6月13日(日)

◎秋の立川公演も決まりました。
10月31日(日)午後2時 
立川市女性総合センターアイムホール
チケットは7月14日発売。



大前恵子×木星音楽団 セカンド・アルバム
鳥たちの詩、海の詩

1.くじらの子守歌  
 小笠原育美・作曲/相馬邦子・編曲
2.海はふるさと【大海啊故郷】
 王立平・作詞作曲/やぎりん訳詞
3.浜辺の歌
 林古渓・作詞/成田為三・作曲
4.アメイジング・グレイス
 英国賛美歌
5.ロッホ・ローモンド
 スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
6.ふるさとのナナカマド
 スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
7.聖母の御子
 カタルーニャ民謡
8.鳥の歌
 カタルーニャ民謡/やぎりん訳詞
9.つばめよ
 ナルシソ・セラデル・セビージャ作詞作曲/やぎりん訳詞
10.海はふるさと【大海啊故郷】
 王立平・作曲(インストゥルメンタル)
2017年8月25日
東京文化会館小ホールでのライヴ録音
11. 童神(わらびがみ)
 古謝美佐子・作詞/佐原一哉・作曲
12. コンドルは飛んで行く
 ダニエル・アロミーア・ロブレス作曲/やぎりん作詞

歌:大前恵子
演奏:木星音楽団
 小野美穂子【箏:十七絃/十八絃】  
 藤枝貴子【アルパ】
 三塚幸彦【尺八】  
 八木倫明【ケーナとナイ】
ゲスト
金亜軍【揚琴】 
古谷真未【チェロ】
★定価¥2600(+税)
★通販価格¥3000(送料¥180込み)
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◎エッセイ『広い河の岸辺』
大変好評で、販売中ですドキドキ


クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
         湯川れい子

本の表紙
ドキドキやぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)発売しました!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子 編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


ジャケ写
いちよ・たかこ・やぎりんトリオ♪
+ゲスト・チェロ 古谷真未
アルバム『いのちと平和の音源』
¥2800(+税)通販価格¥3000(すべて込み)

収録曲(★歌入り/☆チェロ入り)
1.愛は花、君はその種子(たね)
  (A.マックブルーム)[高畑勲 訳詞] ★☆
2.黄色い村の門(アイルランド民謡)☆
3.思い出のサリーガーデン
(アイルランド民謡/やぎりん 訳詞)★☆
4.白鳥の停車場(藤平慎太郎)☆
5.ラ・サンドゥンガ
  (メキシコ民謡/やぎりん 日本語詞)★
6.君の影になりたい【アルパ・ソロ】
7.ラピュタ・シチリアーナ
  (イタリア・ルネサンス〜久石譲) ☆
8.よろこびのうた
 (メキシコ民謡/枝元一代ほか 日本語詞)★
9.童神【わらびがみ】
  (佐原一哉/古謝美佐子・作詞)★
10. 蕾【つぼみ】(小渕健太郎)【アルパ・ソロ】
11. チョグイ鳥(パラグアイ民謡)
12. 広い河の岸辺
  (スコットランド民謡/やぎりん 訳詞)★☆
13. コンドルは飛んで行く(D.A.ロブレス)☆
14. 人生よ、ありがとう
  (ビオレータ・パラ/やぎりん 訳詞)★☆
15. 島唄(宮沢和史)★☆


木星CDジャケット
木星音楽団アルバム
Winds & Strings
湯川れい子さん推薦メッセージ
和楽器とラテン楽器による、
実にユニークで魅力的な異文化四重奏団だ。
でも異文化というより、
むしろどこか大昔に
深くつながっていた音と文化だ!
という確信に近い懐かしさであり、
新鮮なアイデンティティの再発見なのだ。
そう、ひょっとしたらこれは、蒙古斑まで遡る、
とんでもなく壮大なロマンかもしれない。
 
   湯川れい子(音楽評論・作詞)
¥2800(+税)通販価格¥3000(すべて込み)

木星音楽団
箏:小野美穂子/アルパ:藤枝貴子 
尺八:三塚幸彦/ケーナとナイ:八木倫明 
1.木星【ジュピター】
2.北飛行(小野美穂子オリジナル)
3.涙そうそう
4.少年時代 
5.アルパ協奏曲《鐘つき鳥》 
6.オリーブの首飾り 
7.コーヒー・ルンバ  
8.芭蕉布 
9.引き潮 
10. イエスタデイ 
11. 明日 
12. 江差(三塚幸彦オリジナル) 
13. 月の沙漠 幻想 
14. 砂山 
15. 雪(三塚幸彦オリジナル)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★台湾に広がる《広い河の岸辺》
http://amba.to/1z1p6NO


★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。 
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号 編集後記 やなせたかし  
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
*********************

★音楽、落語、ラジオ、読書。想像力が抗認知症?
http://amba.to/1osUvYd

★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽