社長と同行二人 令和3,7,11
こんにちは、デュオ経営総研、齊田です。
先週は「1,440分を大切に!」でした。
ある読者の方から「ランクアップノート」について問い合わせが来ました。
このランクアップノートは私が約15年前に東川先生から教えて頂いたノートですが、自社なりに修正して「成長ノート」を創りました。
基本は「ランクアップノート」です。時代の流れ、IIT化で、社員にとっつきやすさを絡めて自社なりの「成長ノート」にしました。
何故作り変えてのか?それが「成長目的」を明確にしたかったのです。「成長ノート」は「次に何をするか」を中心に作りました。
過去は変えられません。過去を反省して「次に何をする=P」項目を拡大したのです。
そこからPDCAを回していく仕組みを創り上げました。
前にも書いたように、PDCAのうち、「C」を重要視したかったのです。
それまでの「ランクアップノート」からPDCA方式を取り入れて作りました。それが「成長ノート」です。
私は、先ほどの読者の方に「成長ノート」を送付しました。
残念ながら、まだ読者の方からは返信がありせんが、今週あたりに「使い方」について返信があると考えます。
さて今週は「ESかCSか?」について書いてみました。
皆様は「ESが先?それともCSが先?」どちらかと思われますか?
最近色んな本を読んでおります。例えばY氏の著書は「仕組みを創る」ことを中心として書かれており「CSが先」となっております。
しかし評価制度を書かれている別のY氏は「ESこそ最重要」と説かれております。
人それぞれに考え方は違って当然です。
私自身、前職の社長時代、前半は圧倒的に「CS中心でした」
「顧客を逃がしたくない」一心で、無理難題を押し付けてくる顧客に疲弊しながら対応していました。
社長自身、「お客様の言いなり主義」でしたから社員も大変だってと思います。
ある社員は顧客の社員に代わりに「配達代行」までしていた次第です。随分苦労を掛けたことと反省しております。
「CS」中心の経営していた時は、社員が入れ替わり立ち替わりしておりました。
何十人入社して何十人退社したことやら!
今思えば、馬鹿な社長でした。
それがその当時は気づかなかったのです!
今思うと慙愧の至りです
社員が定着しない原因は「社長自身の考え方」ではありませんか?
私みたいな社長が考えていると、社員は辞めていきます。
自身の達成感、成長、やりがいを感じられないからです。
何度社員を入れ替えても同じことの繰り返しです。
そこで私は「ESが先か!」という考え方に辿り着きました。
会社を発展させる、衰退させるのは社長の考え方、行動です。
そこから「CS中心経営」からシフトして「ESあってのCS」に辿り着きました。ここまで至るのに長い道のりでした。
20年の社長業では身銭をきって多くのセミナー講座、熟へ行き勉強しました。
また●●同友会への入会し勉強しました。
多くの知識は身に付きましたが、今になって考えると「軸」を忘れていたことも社員の退社に繋がってと思います。
社長にとって「ハウツー」も大事だと思いますが、やはり「ビー」が最も大切なものと考えます。
債務超過の会社から利益を出す、銀行へ返済する、内部留保を厚くすることのみに視点が行き「社員」に対しての関心が薄かったと反省しております。
そしてクライアント様にお伝えするために毎週1冊の本を読破するように心がけております。
先ずは、著書の経歴を見ております。「経営の本」の著者は各分野の方がいらっしゃいます。
大学教授、マッキンゼーやBCGなどの大手コンサルタント会社出身者、サラリーマンから独立した方等いろんな方が色んな意見を述べられております。
私は決してそれらの方の著書を否定するものではありません。大変参考にしております。
しかし、やはり心を打たれるのは「実践社長」の著書です。
例えば大坂靖彦さんの「社長の鬼100則」など、経験者ならではの視点で書かれております。
しかし、「実践社長」だけの書籍では偏りが生まれるもので
MBA時代お世話になった「矢部謙介」先生の会計学の著書も読んでおります。
色んな分野の書籍を読むと、やはり「ESあってのCSである」ことに確信が持てました。
これは弊社のすべてのクライアント様にお伝えしております。
「ES無くしてCSなし」だと考えております。
その結果「CS{顧客満足}からCS{会社満足}」に繋がると考えます。
今週もお読み頂きありがとうございました。
また来週もよろしくお願い致します。