今週は「最後は祈り!」について書きます。これはクライアント様のセッションから出てきた言葉です。 | 二代目育成コンサルタント

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社長と同行二人                令和3,6,27

後継者社長へ、最後は祈り!」

こんにちは、デュオ経営総研、齊田です。

先週は「原因追及は必ず!」でした。

 

今回はこの件でクライアント様とセッションしました。

 

小職がクライアント様にお伝えしたのは「赤字の原因追及をしっかりやりましょう!」でした

 

その会社は2期赤字で、今期も続けて赤字になると銀行借り入れも困難になってきますので、しっかり赤字に向き合って頂きました。

 

小職も経験がありますが、赤字になるとついつい目を背けたるのではありませんか?

 

社長様ならば誰でもご経験されていると思います。

やはり社長も人間ですから、、

その心情はよく理解できます。

 

しかし、ここからが赤字から黒字化の転換点です。

なぜ赤字なのか、その原因は?

 

私はクライアント様に答えて頂きました。

それも一つや二つではありません。

 

もっと、もっとと言って答えて頂きました。

そうですね、10個以上は答えて頂きました。

 

まるで傷口に塩を刷り込んでいるような所業ですが、黒字化をするには避けて通れません。

 

その答えに、今度は一つずつ「なぜ」の繰り返しです。

トヨタでは「なぜを5回」と言われていますが、三つくらいは答えて頂きました。

 

このやり取りで社長様の額には汗がにじんできました。

今迄は、ここまで考え抜いた経験が無いので、脳みそに汗が出るくらい考えておられました。

 

あっという間に2時間経過しましたので、15分くらいのコーヒータイムは社長様との将来の「なりたい姿」を会話しておりました。

 

人は苦しいことだけ考えると、色んなアイデアが浮かんできません。

そのために、楽しい将来を考える時間を創りました。

 

このコーヒータイムは絶大な効果が出てきました。

先ほどの原因から「何故」がすらすら出てくるようになったのです。

 

何か吹っ切れた表情に変化してきました。

人は楽しいことを考えると、ワクワクする。そうすると脳が活性化するのですね!

私自身気が付かされました。今後も利用しようと思っております。

 

今回のセッションはこれで終わりにしました。

次回はこの「何故」を区分けして、次の対策へ移ります。

 

原因追及したら「次なる手立て」そこからPDCAの、「C」に焦点をあてる順番です。

 

前にもお伝えしたようにPだけでは決して目標達成できません。

必ず「C」に重点を置いてくださいね!

次回のクライアント様とのセッションが楽しみです。

 

さて今回は「最後は祈り!です。

先ほどのクライアント様とのセッションの最後に、社長様からの質問がありました。

 

「事業にとって大切なものは何ですか?」の質問がありました。

 

読者の皆様は何だと思われますか・

私は「祈り!」だと答えました。

 

そのクライアント様は「きょとん」とした

私が考えるには事業を発展、会社を潰さないためには二つの重要な要素があると考えます。

 

それは「強い思い」と「祈り」です。

最初は社長様の事業に対する「強い思い」これは何が何でも必要です。これが中途半端な会社では、先行きが危ういと考えます。

 

そしてすべての事柄で悔いを残さずに、全力で成し遂げたならば、

最後には「祈り」ではありませんか?

 

「人事を尽くして天命を待つ」です。

いくら365日徹夜して仕事をしても、最後には「祈る」ことしかできないのではないでしょうか
 

私の経験、1回目の倒産危機の際、倒産を免れるためにありとあらゆる手を使いました。最後は仕入先への手形ジャンプ要請です。

 

その前に子供の教育資金を解約する、親戚への無心、社員への給与減額、勿論私自身の無給、妻の給与半額、銀行への借りいれ要請、仕入れ先への支払い延期要請等々をしました。

 

最後に行きついたのはメイン仕入れ先への手形ジャンプ要請だったのです。

 

これが断れれば会社は倒産、私は自己破産!

ここで「心から祈り」ました。

 

何とか仕入先から承認され、会社は存続し私も今があります。

帰りの駅までの道のり、膝が震えて歩けなかったことを今でも覚えております。

 

もしあの時に否認されたならば、コンサルタントとして私も存在しないし、

 

 

このメルマガはなかったことでしょう!

 

何を言っているのだ!とお怒りの方も当然いらっしゃると思います。

もっと戦略的なことを書いて欲しいと言われる読者もいらっしゃることでしょう!

 

しかしこれが私の「本心」です。

最初の「強い想い」そして最後の「祈る」この二つが後継者社長にとって事業発展のための必要なことだと考えます

 

今週もお読み頂きありがとうございました。

また来週もよろしくお願い致します。