「火」によって焼け尽くされた土地は、もはや民が住むことのできない地になっていた。
災厄はそれだけにとどまらなかった。
「装置」がある場所は、シマーフクだけではなかったのである。
九ノ国にある漁業の地 カイゲン
陰ノ国にある景観の地 ネシマ
中ノ国にある瓦の地 タカーハ
静かなる国にある茶の地 マオカ
雪ノ国にある米作りの地 ワザキー
聖なる北ノ国にある極寒の地 トリマー
など・・・。
なんと各地に約50もの「装置」を爺(じい)ミントーは、造っていた。
故郷を失うような悲劇を、これ以上繰り返してはいけない。
各地の民を案じた大長老 民(たみ)シュートは、「装置」を止めるよう命じた。
ところが、である。
「そんなことをすれば、暗闇が訪れる。暗黒の地になってしまう」
技術の民 デンリークの言葉に、各地の民は震えあがった。
結局、止めることができたのは、茶の地マオカの「装置」だけだった。
人災は続いた。
あろうことか、爺(じい)ミントーは、さらなる「装置」を造ろうとしはじめたのである。
どのような運命が、この倭の国を待っているのであろうか。
次回は、いよいよクライマックスを迎える、ハズ・・・。