テーマは6次産業になっていますが、実際にはこじつけです。
今回は「夢の国東北ドリームプランプレゼンテーション」にかこつけて、商品開発をしてみました。
ボスの目指す「SWEETS」となるべく、考えていたおつまみ系の塩味クッキー(プリッチェルの様な)ものはやめました。
最初のものは、伸す場所が無く仕方なしにアイスボックスにしてカットしました。
この方が、利用者さんが実際に作業する時にも簡単かと思ったのですが、みなさんの意見もさまざま・・・
取りあえず、要研究ですね。
「ガレット・ブルトン・サレ」です。
ブルターニュ地方の伝統菓子で、本来は乳製品のおいしい地方のために、発酵バターを使うのですが、ボス曰く「発酵していない、いいバター」を使用しろというので、無塩のタカナシのバターにしました。
こちら、無脂乳固形分がおおいので「乳風味」が芳醇です。なぜ、サレにしたかというと「塩竈の藻塩」を使いたかったからです。
これは、「夢の国」で津川氏が発表したものでした。お菓子に合いますが、日本ではシュクレの方が洋菓子では主流なので、シュクレにちょい塩味といことで、最後の工程でまんべんなく軽く混ざる程度にしています。
もう少し、高さが出るかと思ったのですが、型抜きではなくアイスボックスにしたためにカット面の関係で、高さが出なかったようです。適度にメイラード反応を利用し、カラメル風味のいい出来でした。
混ぜ加減もちょうどよく、さっくりかんがGOODですね。
ボスもお勧めの一品となりました。後は研究して利用者さんができるようにするとか、サレでいいのかという検証が必要です。
続き、同じ日に焼いた「トルタ・ディ・ショコラータ」あら、イタリア語・・・
レシピがイタリアの有名カフェのレシピなので、こちらを使用したためです。これも「塩竈の藻塩」を混ぜているので「サレ」と入れたいので、フランス語に統一「タルト・ド・ショコラ・サレ」にしておきます。フランス語詳しい人居たら、間違えているときにご指摘ください。
ホール焼きっぱなしの状態。いい具合にひび割れてできは上々。
焼き立ては表面のパリパリがおいしくて、これを好む人も居ます。ですが、焼き菓子なので翌日の方がおいしいですね。
カットして、粉糖をかけました。中はしっとりとチョコレート感がたっぷりで、全体に水分がまんべんなく広がり、表面もしっとり食べやすくなりました。焼き立てが好きな人と、時間を置いた方が好きな人と出てしまいましたが、これは焼き立てで出すものではないので、しっとりで出す予定。
お好みで+50円で生クリーム付
調理担当のシェフだけが、「もっと重い方がいい」とおっしゃりました。
さすがです。イタリア風ではなく、アメリカンタイプに仕上げました。ボリュームを出して、ちょっと大きめに見せようとしたので軽い口当たりになったのですね。
しっとり重たい「チョコレート」って感じに仕上がるのが、本来の出来です。でも、原価が・・・
さて、翌日は「亘理のみっちゃんの工房にお邪魔し、ジャムを購入しに・・・。遠かった・・・。予定を1時間半オーバーし、作業開始。
ジャムをパウンド生地に混ぜて、マーブル状にしたかったのですが、焼きっぱなしで翌日まで放置して冷ましました。焼き上がりの写真だけご覧ください。いい具合の出来です。焼き立てにラム酒を塗って風味を出しました。
「ケーク・フレーズ」と「ケーク・キャホッテ」です。
色々なジャムをもらいましたが、みっちゃんには「アントシアニンがベーキングパウダーに反応しちゃって、変色しちゃうのでせっかくなんですが・・・」とごめんなさいをしました。
プレーンタイプの「ケーク」を作って、ジャムを添えるのも有かなと思いました。
右がニンジンジャム使用、左がいちごジャム使用。こちらは、真ん中の切れ目とバターを絞ってもらったのが、利用者さんではないのですが、同じ傾向の人で手伝えたことに大変満足をされていたようです。
最初に作る人になるといいのですが・・・
味見は日曜日にちょっと寄ってしてみようかと思います。
おいしいといいですね。「匂いは最高でした」
さて、絞り込むか全部行くか・・・。残り3週間弱。頑張らねば