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ブログ再開!うちのおこちゃま達が見ても大丈夫なブログに今度はするぞー!!

ごめんなさい。広告ペタが多いため、ペタの設定をできなくしました。

何故に、こんなにも立て続けに映画を観ているかというと、10月の試験に向けて勉強に集中するためになんですけど・・・。


20歳前後の事を思い出すくらいの勢いで、映画観ているなぁ・・・。

深夜映画(銀座だったかな?)含めて、年間に劇場で新しいものも古いものも100本観た。

でも、あの頃の観た映画で覚えているのって、ものすごく少ないなぁ・・・。


今、観ている映画もどのくらい覚えていられるだろうか(;^_^A


監督・脚本:岩井俊二

音楽プロデュース:小林武史

ボーカル:Salyu

主演:市原隼人

その他、好きな役者さん:蒼井優


映像は、独特の世界観を出していると感じました。「エーテル」という思春期の少年少女を包み込む、何かを描きたかったのでしょう。岩井俊二らしいと言えばらしいし、異色の作品でもあるように感じました。


多分に、小林武史などの意見も影響を受けているのかなと感じました。


中学生のくらいの頃は、確かに得体のしれない何かに包まれて、そこから脱したくて仕方なかった。もちろん、部活で先輩にいじめられたり、もともと自分の持っているコンプルックスから、色々な事から逃げていた。バスケットボールをやっていたけど、自信を持ったプレイなんて1度もできたことがなかった。

4番から始まるゼッケンで7番をもらった事が、すごく期待されていた事だなんて、最近まで知らなかった。誰も教えてくれなかったから・・・。


高校の時は、コンプレックスを隠すために異常なくらいにハイテンションだったよ。雪の日、授業中に教室を抜け出して、全教室から見える畑に向かっていきなり倒れて人型作って、注目浴びたり・・・。


そういう時代の映画ですね。


でも、あの頃に抱えてしまった「エーテル」と同じ空気を、引きずっている人たちがたくさんいる。夢を描けずに、未来を描けずに、明日を迎えることと、明日を終わらせることで精いっぱいな人たち・・・。

私も、その一人で共感できるところはたくさんあった。


でも、この作品は役者の力量なのかなと思った。青い空気を纏った大人になりかけの少年少女たちの魅力は十分表現できている。ただ、岩井俊二・小林武史という時点で、私の中で☆がひとつ消える。

作られすぎているから・・・。


☆☆というところの映画でした。