就労支援施設なので、作業の目標を持ちながら、次のステップつまりどんな仕事に就きたいのかを考える段階があります。
そこで、まず履歴書を書いてもらい、自己PRを書いてもらおうとすると、どうしても自己否定に陥ってしまいます。
肯定的な単語を羅列した用紙を、見てもらいました。
少しいいようです。
次に自分の好きなことについて放射型図形を使って、書いてもらい、それに対して持っている知識や能力を書いてもらいました。
そこから、PRを作り出していきます。
また、この資料を基に、興味の方向性や組み合わせによる、類似職業を一緒に考え、クライエントの就けそうな職務を探してみます。
さらに、同様に苦手なことを列挙していただき、左側に書いて丸で囲み、棒線を引っ張って反対側に正反対の事を書きます。
原因と結果の関係をどのような要因で発生したのかを分析するためのQCの技法のひとつ、特性要因分析の応用です。
この正反対の状態に自分を持っていくために必要なトレーニングを、後半の訓練に取り入れていきます。
一つずつの要因をクリアしていくことで、自信をつけてもらうのと、関連する職業への関心を高めてもらうためにも、有効ではないかと思い、現在実践しているところです。
問題は、わたしたちのようなマイノリティは、ある意味コンプレックスの塊で、自分を知ることが怖かったりします。
クライエントの例では、やはり相当なストレスを感じているようで、本当にこういう進め方でいいのか迷ってしまいます。
ただ、最終目標が就職という所となると、このストレスを跳ね返すことのできるように、小さな成功体験(特性要因分析で出てきた最小課題の解決)が、やはり有効なのかなと信じたいものです。
以前、コーチングの勉強をしたときや、経営学の勉強をしたときの知識やスキルがいろいろなところで役に立っています。
まじめにやっていて良かった点は、そんなところですか・・・。
自己分析・・・。わたしもやって、早く就職決めないといけないですかねぇ^^;