1985/9 雑誌「月刊平凡」デーモン小暮とのインタビュー記事 | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/9月号の「月刊平凡」に、ダンプとデーモン小暮のインタビュー記事がありましたので引用します。

 

 

 

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悪魔が来りてダンプが躍る

 

なんと、すご~い極秘情報を入手!!! あの地獄の使者・デーモン小暮と極悪同盟のダンプ松本が手を結んで、日本を悪の手中にしようというのだ。我々はその地獄の密会の潜入に成功した!!!

「ドクロのペンダントは、熱心な悪魔教信者になるとゆう約束のもとにあげたのだ」
 

そもそもふたりの"馴れ初め"(キャッ♡)と いうのは、某P誌の対談にて始まったのでありました。だからして今回は2度目のおデートなのよ~ん。
 

デーモン 前の時は、女子プロレスの試合をやっているという妖怪千葉、おっとちがった千葉の八日市場まで我が輩自らわざわざ出向いて行ったのであるぞ。
 

そ、そ。そーなの。で、そこでデーモン閣下は初めて女子プロなるものを見たあと、ダンプさんとごたぁいめ〜んツしたんだそーな。 

 

デーモン どーだ、あの時に我が輩があげたドクロのペンダントはしておるかな? 

ダンプ この前の後楽園での試合でつけたぞ。 そーか。今日はあっちの衣装にすればよかったな。
 

と、いきなり仲の良さそーなところを見せつけてくれて、対談は始まったのだ。
 

デーモン 今日はダンプに会うということで見せようと思って持って来たものがあるのだ。 このファンレターを見てみろ!
 

そこには、"あのドクロのペンダントをダンプさんにあげちゃうなんて、ズルイ。私にくれたら毎日、学校にしていくのにぃ" なぁ~んて内容がビッシリ!だもんねぇ~っ。それほどこのペンダントはスゴイものなのだとデーモンは言いたかったんだぜぇ。


デーモン ダンプがほしいと言うので、熱心な悪魔教徒になるとゆう約束のもとにあげたのだぞ。 ところで少しは悪魔教および聖飢魔iIについて認識を深めたかな。
ダンプ 最近雑誌をパラパラと見ていたら、 聖飢魔IIが出ていて、ゾット星島のメークがおもしろかったので真似してみたんだ。
デーモン そうか、それは研究熱心でタイへンよろしい。
 

なぁんちゃって、ホントはダンプは聖飢魔II ってよくわかんなぁ~いし、C-C-Bやチェッカーズの方が好きなんだもぉんっ!
 


「デーモン一族公認極悪同盟とするなら許してつかわそう」
 

ダンプ そう言えばこの前、ブル中野が"デーモンが8月に地獄に帰るから、その時に地獄見物をさせてくれるんだって"と喜んでいたが、本当か?
デーモン 我が輩はそんなことは言っていな い。 死んでない人間は勝手に連れて行ってはいけないところなのだ、地獄というところは。 だが、極悪同盟がデーモン一族と同盟を組んで、デーモン一族公認極悪同盟となるなら考えてやってもいいが・・・。
ダンプ 何を言ってるんだ、そのメークは自分の真似をしているくせに。
デーモン 何度言ったらわかるのだ! これは素顔だと言っておるだろう。まぁたとえメークだと思っていたとして、我が輩が3年前からこの聖飢魔IIの布教活動を行っているん だから、ダンプが有名になる前からやっておるのだ。我が輩もダンプの写真を初めて見た時、オレみたいなのがいると思ったのだ。 われわれは10万年前からこの顔なのだ! 

 

と言いつつ、お寿司を食べながらの対談、銀 色の口紅(!)がどんどん落ちていくふたりな のであった。
 

ダンプ そう言えば地獄では悪魔はカスミを食って生きているそうだな。地獄見学に行ってもカスミを食わされるのはイヤだぜ。プロレスなんかできなくなっちまう!
デーモン 少しはカスミでも食えば、我が輩 のようにスマートにカッコよくなれるゾ。 

 

どうやらカスミを食べている悪魔は、人間の食べ物を食べると、つい人間の声で人間の言葉になってしまうらしいよ。その声がミョ~に高くてかわいいっ♡んだも~んっ。ウフッ。

 「今日はね、ダンプがやけにかわいい顔に見えたね」なぁんて、やけにやさしいんだもん。 と言うわけでダンプにもデーモンについてどう思うか聞いてみたところ、
 

ダンプ ベ~つに何とも思わない。
 

とムゲに言われてしまった。カーン、デーモ ンの負けー。


デーモン ま、極悪同盟のダンプ松本なんつったって、われわれ悪魔から見ればかわいいもんだよ。ワッハッハッハッハ・・・、あ、寿司 がつかえちゃった、ん~。
 

おい、おい、どーも負けてるじゃん。
 

デーモン こっちは悪の権化であるぞ。ダンプが我が輩にひじょうに失礼なしゃべり方をしてると読者が思わないように、平凡の記者は心して書くよーに。
 

ははっー、失礼しましたーっ!!
 

デーモン ところでダンプは無礼なことに、 聖飢魔IIの教典(注・悪魔教布教活動の上でレコードは教典と呼ばれるのだ)を聴くと、 つい寝てしまうそうだが、一枚目の教典で 「悪魔組曲」ってゆー曲がある。その第4楽章の『デッド・シンフォニー』の3番にダンプにピッタリの曲があるのだから聴くよーに♬ダーンプでうすのろのウジ虫をひ~きつぶせっ、という歌詞だ。ぜひ、これをダンプは入場テーマで使うとい いんじゃないか、と。
 

ダンプ はあ。
 

心ない返事をするダンプは、今日はカラオケで何を歌おうか考えているのであった。
 

 

いよいよ日本は悪の手に落 ちようとしているぞ
 

ダンプ それにしても歌うって楽しいなぁ。 実は自分もバンドを組んでボーカルをやっているんだけど、この前初めて人前で歌ったんだ。そのために毎日試合が終わってから2時間くらい練習したんだが、楽しかったねー。 

デーモン それは知らなかった。しかしテレ ビか何かでちょっとだけダンプの歌を聴いたことがあるが、けっこうかわいい声だったな。 

ダンプ ノリがいいし、歌いやすいから、ク ールスの曲をやっているんだ。
 

歌の心を知ったダンプちゃんなのよ。デーモ ンの声もキレイだよ、と言うと、
 

デーモン あれは人間をだまくらかしている のだ。人間はちょっとキレイな声を聴くと、 すぐ"あぁいい声だなぁ"と思うからその心理をついて、わざと作り声で歌っているのだ。 

 

素直になれない悪魔ちゃんなんだからぁ。 

 

ダンプ ところで極悪が聖飢魔IIの黒ミサにゲストで出るという話は・・・。
デーモン そうであった。われわれの黒ミサに極悪同盟が出て、より信者たちに影響力を与えるのだ。「今日はすごいゲストが来てるんだ」って、ダーンッと出すんだ。すごい案だろう!!
 

この秋から、黒ミサツアーが再び始まるそう だけど、全国でなんと30か所もやるそうだよ。 そしてねらいは、12月のクリスマス近べん

 

デーモン 我らが宿敵、キリストが生まれたというクリスマスをぶっつぶす大黒ミサを開 くのだ。見ているがいい、ウワッハッハッハ。 

 

そのあたりでもしや極悪同盟のゲスト出演が 見れるかもしれない。 今、極悪同盟と聖飢魔 IIが手を結んで、いよいよ日本は悪の手にぬりかえられつつある。危うし!
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ダンプとデーモン小暮のインタビューでした。

この記事を読むと、ダンプは意外と冷めた目線で話をしているのが分かります。デーモン小暮にほとんど興味がないようです。

聖飢魔Ⅱはデビューは1982年なので、ダンプがパンクロックメイクを始める前から活動はしているのですが、有名になったのが1985年なのでダンプから見ると「自分の真似のようなヤツが出てきた」という感覚なのでしょう。

なにしろ、ダンプのほうが先に、洋楽バンドKISSからヒントを得て有名になりましたからね。

1985年は極悪同盟は日本を席捲していました。デーモン小暮の「この顔は本物で、人間の化粧を普段はしている」というイロモノ設定も、毎日試合でフォークを刺したり刺されたりしているダンプにとっては、失笑レベルだったのかもしれません。

記事からもデーモン小暮がタジタジな様子がうかがえます。

 

また記事によるとこの頃から極悪コンサートをはじめたとのこと。それも「クールス」の曲を歌っていたようですね。

 

 

なかなか強烈なツーショットです。

メイクや衣装はデーモン小暮の方が凝っていますが、ダンプの方が強そうですね・・・。