1985/9/12号の雑誌「週刊明星」にダンプとブルの親孝行についての話がありましたので引用します。
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100kgの猛女にも50kgの愛
父 「ナニッ、 女子プロレスに入りたいだと?」
母「隣り町の信用金庫に 就職が決まったでしょ」
祖母「アタシャダンプを退治して欲しいわ」
母「何を言うんですか、オバアちゃん。 和子ッ、庭の井戸で頭を冷やして来なさい!!」
・・な～んて言われて女子プロレス入門を断念したアナタ。ガッツ不足です。 先輩レスラーの親不孝vs親孝行エピソードを読んで、親を強引に説得しちゃいなさい!!!!
さてさて、うち揃いましたる女子プロレス軍団。 親の反対押しきって上京列車に飛び乗って、やってることは血まみれ勝負。
この親不幸がと思ったら、意外やみんな親孝行なんです。でもって親のほうもミーハーしてたり、やっぱし成功する者は家族も並じゃない。 というわけで、女子プロレス親孝行物語、強選手入り乱れての60分3本勝負 ホイ、ゴング!!
ダンプ松本&ブル中野
極悪娘、上京列車で思わず涙!?
ダンプ ブルのうちは変わってるね。 ほとんどが親に反対されてる中で、親のすすめで女子プロ入り したんだから。
ブル お母さんがオーディション ハガキだしちゃって。
ダンプ オーディションの会場でも旗ふってたし。 ほんとはお母さんがやりたかったんじゃない? 親の夢を子供に託すってやつで。
ブル そう。 柔道も習いなさいって、オーディション受ける前から。
ダンプ 自分なんか内緒で受けた。親の承諾書は字のうまい友だちに書いてもらって。
ブル 受かったときはどうしたんですか
ダンプ もめ合いだよ。親戚のおばさんとかも来ちゃって。 パン屋の入社式の日に就職とり消したんだから。
ブル うちはお父さんも賛成してくれたんですよね。
ダンプ ブルは社長令嬢だからな。極悪はコンドル斉藤も社長の娘だし、今度入りそうな仲前もそう。自分だけが貧乏人の電車に乗って合宿入りするときなんて、お母さんホームで悲しそうに手を振っていましたよ。その姿が・・お母さんが小さいから、よけい寂しそうで、電車のあと迫ってホーム走って転ばれたら、私おりちゃいますよ。
ブル 私はミミ萩原を目標にして、ふつうにでてきちゃった。
ダンプ 新人のときからよくお母さんが試合見にきてたね。うるせえばばあがどなってんなと思うと、 中野んちのお母さんで「恵子、恵子ちゃんって」って声援しちゃって。
ブル 妹とかお母さんとかお母さんの友だちも一緒たちも一緒に叫んでるみたいです。
ダンプ 自分なんか新人のころは お金なくてね。 最初の給料が5万円、デビューして7万円で少なか ったんで、ガウン買うんだといっ て親から5万円もらって、生活にしてた。
ブル うちも初めのころはよくお金送ってくれたんですけど、そのうちが恥ずかしくなっちゃっ、てふりかけとか、味の素だけでずっとごはん食べてた。
ダンプ お米だけは会社が買って くれるからね。自分たちはバターライスばっかり。でも、ブルたちのころはもう前借りできたでしょ。うちらは前借りできなければ入って1年間、絶対家に帰っちゃいけなかった。
ブル 私もあんま帰りませんでしたよ。 実家から東京に引っ越して、近くに友だちもいなくなっちゃったし。
ダンプ 新人時代 に帰ったのは一度だけ「お母さんが倒れて入院した」 って社長に言われて、親に会いたいとか別に思わないけど、お母さん体が弱いんで、それだけが心配だね。
ブル 地方にでてることも多いですからね。
ダンプ そう、すぐ行けない。 親の死の目に会えない仕事なんだよね、女子プロレスって。
両親に家を一軒プレゼント!!
ブル うち、最初はみんな私が 子プロレス入って喜んでたけど、 今はそうでもないんです。 悪役になるっていうとき、お父さんは「悪いこことやってもいいけど髪の毛染めないで化粧もしないで!」って。
ダンプ 悪役の家族はかわいそうだね。うちも子供に「ダンプの母ちゃんだ」って石を投げられるんで、引っ越すことになっちゃった。 でも親はそういうこと絶対自分に言わない。妹が教えてくれるんで、よけいかわいそうな感じ。
ブル うちの妹なんか、学校で手あげて発言すると「ブルがでちゃったよ」とか言われるみたい。 でも、気が強いから、反対にやっつけちゃうらしいけど。
ダンブ いくつだっけ、妹さん。
ブル 小学校6年。
ダンプ お母さんも若いもんね、19才だっけ?(笑)
ブル 40切ってる
ダンプ 40なの?若いねえ、控え室でキャッキャ言ってるし(笑) うちの妹なんてバスガイドやって学生のせると「きのう見た? ダンプがよ・・・」で、ちっちゃくなってるって。また言われてると思いながら。
ブル 妹さん、飛鳥さんのファンなんですよね。
ダンプ そう。お母さんが千種ファンで親戚もみんなクラッシュギャルズのファン、まいっちゃうよ。
ブル でもダンプさんは親孝行なんですよね。
ダンプ 仕送りしてもらった分を返してるだけだけどね。家をプレゼントしたのと、毎月お金を送ってる。お母さんが働かなくていいようにブルも貯金してるじゃん。
ブル お父さんとお母さんと妹の貯金通帳つくって。
ダンプ ブルはファン時代から女子プロレスのサイパン旅行にひとりでついてきたり、お金使っているから。
ブル はい、あれもお母さんが応募しちゃって。
ダンプ 自分は家族をどっか旅行につれていってあげたい。 妹はこのあいだ会社のハワイ旅行につれていったし、今度の休みも1週間 サイパン旅行につれてくんだ。
ブル ああ、夏休みの旅行。夏休みはバイクの免許とりたいんですよね。
ダンプ 貯金しろよ!(笑)親のほうが熱心に応援してるのはブルと大森ゆかりぐらいのものなんだから。
ブル うちだって親戚の人は全部反対したんですよ お母さんがそのときもがんばってくれて。でもだめって言われてもやってましたね、きっと。
ダンプ 歌って踊れるプロレスラになりたかったんだろ?(笑) とにかく、女子プロレスにどうしても入りたかったら、 親がなんと言ってもやることだね。 自分の意見を通せば、いつかは親孝行できるんだから!
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だいたいどこかで読んだことがあるような内容です。
極悪同盟のメンバーであるブル、コンドル、仲前のご両親は何かの社長さんだったんですね。ダンプだけが比較的貧乏な家庭だったんでしょうか。でも一番稼いだのはダンプでしたから、反骨精神が重要なんでしょう。