1984/11月号 雑誌「APRES」 おそらく極悪最初の単独インタビュー | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1984年11月号のAPRESが、極悪同盟を最初にインタビューした雑誌ではないかと思います。

→と思ったらエキサイティングプロレスでのインタビュー記事がありましたので、最初ではありませんでした。

 

 

 

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女子プロレスのマットを異次元にワープさせる極悪同盟のダンプ松本とクレーン・ ユウ。彼女達が登場すると、会場全体が完全に秩序を失い、観客は興奮のあまり、彼女達に物を投げつける。女子プロ史上これほど憎まれたレスラーがいただろうかで も素顔は意外とカワイかったりして...。 
 

---テレビで見ると恐いけど、こうやってそばで見ると恐くないですね。 

松本 「普段はこんな感じですよ。リングに上がると変わりますけど。」

---普段は、いいお姉さんという感じ、中学生の女の子あたりに好かれそうな雰囲気ですね。プロレスに入った動機なんかあります。 

松本 「ビューティ・ペアのジャッキーさん に憧れて。」

ユウ「あたしは学校やめたかったから(笑)」 

---ユウさんの方が恐そうですね。昔、 不良グループにいたとか。 

ユウ 「そうでした。(笑) 」
---松本さんは普通の女の子そうですね。 

松本 「明るくかわいい女の子でした(笑)」 
---明るくかわいい田舎の子って感じですけど(笑) 

ユウ 「趣味は乗馬ですから彼女は」 
---そいつはすごい。ユウさんの方は相当波乱の少女時代を送ったような気がしますけど。

ユウ 「生まれてすぐお父さんに犯されて(笑) 少女園に入れられて......。」 

松本 「オジさんにも犯されたっけ?(笑)」 
---それは悲惨な過去だ。プロレスがユウさんをここまで社会復帰させたんですね。 思わず涙ぐんじゃいますね。新人の頃はト レーニングとか大変だったでしょ。

ユウ 「大変ですね。朝9時頃から1時頃まで、本当は10時から2時だったんですけど 見たいテレビがあったから、社長にたのんで時間を早くしてもらったんです。」 
---なんか大変そうじゃないなー。月に向ってうさぎとびしたり、夜明けに階段登ったりしなかったんですか? 

松本 「それはマンガの読みすぎでしょ(笑) 」
---デビルさんなんかどうですか。いきなりベビー・フェイスになっちゃったけど。 

松本 「急に正義の味方になりやがって(笑)」 
---コノヤロー(笑) 

松本 「裏切り者ですね。(笑) 」
---でも、本当はみんな仲良くやってるんでしょ。 

松本 「それはプロですから。試合になると変わるけど。」 

ユウ 「仕事は仕事ねっ。」 
---リングの上で鎖なんか持ったりすると性格変わりますか? 

松本 「変わりますね。」 

ユウ 「本当に自分が悪の主役になった気がしちゃう。」 
---手加減なんかしないんですか? 

松本 「手加減すると余計に怪我するんです。 だから、ウチらと当るのはイヤなんじゃないかなみんな。傷だらけになるから。」 
---二人が出て来るとすごいですよね。 会場が異次元に移ったみたいに空気が変っちゃう。お客さんなんか完全に興奮しきってますもんね。 
ユウ 「すごいですよ。この間なんかビール投げられるし。」 

松本 「ビールの缶入ったまま投げられて、 背中とか頭に当たるのはいいけど...。」 

ユウ 「体中ベターッとしてビールくさくなっちゃうんですよ。」 
---とんでもない奴らですね。 

ユウ 「それで一人が投げると、みんなまね して投げてくるんですよ。 」
---日本人ってみんなそうです。 

松本 「大阪の方だと生卵投げるんですよ。」 
---もう逮捕した方がいいですね。でもそれだけ憎まれたら悪役冥利につきるんじゃないかなー。 

ユウ 「思いますね。特に最近は物を投げて来るのが多くなりましたから、やったーと思います。 」

松本 「投げたかったら投げろーって(笑)」 

ユウ 「ぶちにくるんですよ。」 
---恐いもの知らずの奴ですねっ。 でも、逆にお客さんにのせられるみたいな部分もあるんでしょ。 松本 「お客さんがわくと燃えますね。やっぱり。」 
---コンサートと同じですね。 

ユウ 「やっぱりお客さんが騒げばこっちもいじめがいがあるし(笑)都内の方がやっぱりわきますね。地方はまだまだ...。」 
---そんなに違います。 

松本 「違う違う、じいちゃん、ばあちゃんばっかしで、試合見に来てるのかおにぎり食べに来てるのかわからない。沢庵ボリボ リ食べて、おにぎり食べて世間話ししてん だから(笑) 」
---二人が目指すプロレスのスタイルな んてあります。 

ユウ 「別に...。」 

松本 「まだ遠慮があるから。」 
---あれで遠慮してるの。でも鎖とか使 わなくても勝っちゃいそうですけどね。 

ユウ 「それじゃ、見てる方が面白くない。」 
---あっ、そうか。 

松本 「相手は素速いですから。 」

ユウ 「力はウチらの方があるから、つかまえちゃえばこっちのものなんですけどね。 」
---二人でシングルの試合した事はない んですか?

二人 「ペア組んでからはないですね。」 

ユウ 「組む前に二回位あったけどね。」 

松本 「ユウさんが勝ちました。」 
---タイトルとかやっぱりほしいでしょ。 

ユウ 「ベルトを総なめにしたいですね。」 

松本 「とりあえずタッグをとって...。」 

ユウ 「今年中にはとりたいですね。」 
---具体的に作戦なんかあるんですか? 

松本 「新しい技を考えます。」
---やっぱり必殺技ですか?空飛んじゃうとか? 

ユウ 「勝つ為には手段を選ばない! 」
---手段を選ばないから勝てないって話 もありますけど。 

ユウ 「無意識に遠慮している部分をなくせばなんとかなると思うけどね。」

---ぜひ、リングの上に悪の花の大輪を咲かせてほしいですね。 

松本 「手伝って下さいよ(笑) 」

---バケツぐらいは貸しますけどね(笑) 
インタビュー構成 北沢U介 
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ユウの過去は、書かれている本がないのですが、お父さんに犯されて、オジサンにも犯されて、っていうのは本当なんですかね。ダンプの趣味が乗馬ってのも、たまに雑誌の本人の趣味欄に掲載されているのですが、自著には全く乗馬の話は出てこないので、これも謎です。

 

 

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編集後記

先日、目黒の女子プロレスへ魔がさして取材に行ってしまいました。それも、あの極悪同盟のダンプ松本とクレーン・ ユウにインタビューをしに。 
はっきりいって人間じゃありません。 なんたって太股が僕のウエストぐらいあるし。身長3メートル体重1万トン。い い娘なんだけど怒ると口から火を吹きます......それじゃモスラ田中君の彼女だ。 ちなみに、モスラ君の彼女は、新宿から 渋谷まで3歩で行ったという記録を持っ ています。 
インタビューの前に「じゃ、軽く技でもかけてください」とギャグをとばした結果が上の写真です。クサリが首にしまって、ほとんど貧血失神の世界でした。 マットにうずくまっている僕に、ダンプ 選手が一言。「手加減したんですけどねー」いーです。 どうせ、僕なんか死んじゃうんだから。
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