👤 「この伝票、少し文字が薄いですね」

銀行の窓口でそう言われたとき、
私はすぐに分かりました。

担当者に伝えなければいけない、と。

でも——
なぜか体が、少しだけ重くなったんです。
 

何年か前のこと


何年か前の話です。

私は事務職員として、
法人の入金や出金のために銀行へ行くことがありました。

私の職場には職員会があり、
別の担当者が書いた出金伝票を預かって、
銀行に提出することもありました。

その日も、いつも通り窓口に伝票を出しました。

すると、

「コピーの関係で、もう少し濃く書いてください」

そう注意されたのです。

 

 

ただ伝えるだけのはずなのに


本来なら、

「銀行から、もう少し濃く書いてほしいと言われました」

そう伝えればいいだけです。

たった、それだけの話です。


ですが私は、
そのことを担当者に言うことができませんでした。

そして次に銀行へ行ったときも、
やはりその出金伝票は薄いままでした。

そのとき私はどうしたかというと——

自分で上からなぞりました。

ですが。

また銀行で注意されてしまいました。

「上からなぞるのはやめてください」


仕方なく私は、担当者に伝えに行くことにしました。

正直に言うと、本当に気が重かったです。

その方は、どちらかというと、
言いたいことをはっきり言うタイプの方でした。

だから私は、

何か言われるのではないか、と
どこかで思っていたのです。


いざ伝えに行こうとすると、

胃のあたりがむかむかするような、
ざわざわするような、嫌な感じがしてきました。

肩のあたりも、少し重くなってくる。

何度か頭の中でシミュレーションをしました。

「あの、〇〇さん。銀行の人が言っていたのですが…」

自分の意見ではなく、
あくまで“伝えるだけ”という形にして。


そして実際に伝えてみると。

「あら、そうだったんですね。これから気をつけます」

それだけでした。

何事もなく終わった瞬間、
私はほっとしました。

 

実際には何も起きていなかった


今振り返ると、
実際には何も起きていません。

怒られることもなく、
嫌な空気になることもありませんでした。

でも——

頭が「伝えよう」と決めるより先に、
体のほうが「何か起きるかもしれない」と
動き始めていたんです。


だから私は気づかないうちに、

伝えるべきことよりも
"何も起こらないこと"を優先していました。


たとえば今も、

言えば済むことなのに、なぜか言い出せない。
頭では分かっているのに、体が止まる。
その場はやり過ごして、あとで少し疲れる。

そんなことがあるなら——

それは「性格」でも「気の弱さ」でもなく、
もっと手前のところで起きている反応かもしれません。

 

 

 

言葉になる前に起きていること


なぜそういう反応が起きるのか。
どこから来ているのか。

私のメール講座では、こうした
「言葉になる前に止まってしまう感覚」について、

体の反応や実体験をもとに、
順を追って整理しています。


読んだだけで変われるとは言いません。

ただ、今まで気づかなかった動きが
少し見えてくるかもしれません。

 
 

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