Jimmy Webb( August 15, 1946-)は20世紀を代表するシンガーソングライターで1960年代後半から数多くの名曲を

発表。編曲・指揮・制作もこなせる才能の持ち主で数多くのコンセプトアルバムもリリースしています。今回は'60年代後半

から’70年代の作品を中心にお送りします。

 

"Up Up and away"(ビートでジャンプ)5th Dimension盤が1967年全米7位を記録。下積みを経て最初に注目

された作品。元々は航空会社TWAのCM用に作曲されたもので、1967年度のGrammy賞のSong of the year, 

Record of the yearを受賞しました。

 

"Carpet man"5th Dimension盤が1968年全米29位まで上昇。Webb自身が編曲・指揮したコンセプトAlbum

”Magic Garden"からのカット。最高位は105位と今一つでしたが、彼の才能が示された力作でした。

5th Dimentionは1975年にJim WebbのConcept album"Earthbound"をリリースしています。

 

"Worst that could happen"「恋のハプニング」Brooklyn Bridge盤が1969年全米3位。この曲も"Magic Garden”に収録

されていた作品です。5th Dimension盤をヒットパレード向きに編曲し成功をおさめました。

 

”Do what you gotta do”Bobby Vee盤が1968年全米83位を記録。他にNina Simone盤もチャートインしました。

 

"By the time I get to Phoenix"「恋はフェニッツクス」Glen Campbell盤が1967年全米26位を記録。

彼の代表作で当初Johnny Riversが録音しましたが、哀愁を感じさせるCampbellのヴォーカルが光ります。

 

"Wichita lineman"Glen Campbell盤が1968年全米3位を記録。これも地名をタイトルにつけた作品で

ややカントリー向きの作品で当時の勢いでチャートの上位に躍進しました。ソウル系のアーティストもカバー

しています。

 

"Galveston"これもGlen Campbell盤が1969年全米4位を記録。ハワイのDon Hoからこの曲の存在を知らされ

録音し連続の大ヒットとなりました。

 

"Where's the playground, Johnny"オリジナルはGlen Campbell盤で1969年全米28位を記録。

ここではBobbie Gentryが歌詞を変えてうたいます。 邦題は「悲しきスージー」でした。

 

 

"Everybody gets to go to the moon"Thelma Houstonの1969年の録音。Album"Sun shower"に収録されており

ここでもJimmyは編曲・指揮・制作を担っています。この曲はCaterina Valente, Buddy Greco, Jackie Trentなども録音

しています。

 

"Honey comback"1970年Glen盤が全米19位を記録し数多くのMOR系のアーティストが

録音しています。ここではPatti Pageが歌います。

Glen Campbellはこの後も数多くのWebb作品を録音しています

"I keep it hid"は初期の作品。Vikki Carrの1971年の録音・

 

 

"All I know"「友に捧げる讃歌」はArt Garfunkel 盤が1973年全米9位を記録。

Art Garfunkelは数多くWebbの作品を録音しています。

"Crying in my sleep"Art Garfunkel 盤が1977年ACチャートで25位を記録。 

 


"Didn't we"俳優Richard Harris盤が1969年全米63位まで上昇しました。Richard Harrisとのコンセプトアルバム"Tramp shinng"(1969)に収録されスタンダードナンバーとして知られています。格調の高い作品で「今宵こそ」という

邦題もあります。

 

 

"McCarthur Park

当初Vocal GroupのAssociationにオファーしましたが、受け入れられずRichard Harrisの録音盤が1968年全米2位

を記録。編曲の素晴らしさが示された作品で数多くのヴォーカリストに取り上げられています。前曲と同じアルバム

"Tramp shinng"に収録されています。編曲・指揮・制作をJimmy Webb自身が手掛けた力作です。

1978年にはDonna Summerのディスコ盤が全米第1位を記録しています。

 

今回紹介できませんでしたが、Diana Rossの抜けたSupremes(1972), Cher(1975)などともConcept Albumを

制作しています。'70年代以降はアーティストへの楽曲提供のほか、自身のシンガーソングライターとしての活動を

活発化させ、映画音楽、ミュージカルなどもてがけ、2011年にはSongwriter hall of fameの会長に就任するなど

現在でも健在です。

 

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  日本では"Rose Garden"の作者として知られるJoe South(February 28, 1940 – September 5, 2012)はカントリー系の

シンガーソングライターで編曲・制作・ギタリストなどさまざまな肩書を持つミュージシャンです。日本では一部のファンを

除いて必ずしも評価の高いアーティストではありませんが、今回は彼の作品を中心にお届けします。

Rose Garden(Joe South)は1967年の作品で当時Billy Joe Royalが録音、1969年にはDobie Gray盤が全米119位を記録。

1971年のはカントリーのLynn Andersonが録音、ポップチャートで第3位を記録する大ヒットとなり、日本でもヒット

しました。

 

 

"Yo-yo"Osmonds盤が1971年全米3位を記録しました

 

"These are not my people"Johnny Rivers盤が1969年全米5位を記録。

初期のヒットにもどります。

"Down in the boondogs"Billy Joe Royal盤が1965年全米9位を記録。当時、Gene Pitneyによく似た歌唱として

話題になりました。

その後もBilly Joe Royalに作品を提供します。

"I knew you when"「さよならのページ」は1965年全米14位を記録。

1983年にはLinda Ronstadt盤が全米38位まで上昇します。

 

”I’ve got to be somebody" はやはりRoyal盤が1966年全米38位を記録。

 

"Hush"は1967年全米52位を記録。1968年にはDeep Purple盤が全米4位に上昇しました。

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  ここから、最近他界したシンガー・ソングライター Kris Kristofffersonの作品をお届けします。

Kris Kristofferson(June 22, 1936 – September 28, 2024)は日本では評価が低く、映画「スター誕生」でBarbra Streisandと共演した俳優として知られていますが、カントリー系のシンガーソングライターとして数多くの名作

を残しています。いくつかお届けします。

”Me &Bobby Maggie”(Fred Foster-Kris Kristfferson)1969年Roger Miller盤が全米122位を記録。1971年にはJanis

Joplin盤が全米第1位を獲得しました。

 

 

”Help me make it through the night"(Kristofferson)「ひとりぼっちの夜」81971年Sammi Smith盤が全米8位

を記録し多くのカバーも登場しました。

 

"Sunday morning coming down"「うつろな日曜日」1970年Johnny Cash盤が全米46位まで上昇しました。

 

"For the good times"「心の想い出」1970年Ray Price盤が全米11位にランクされました。

 

"Loving her was easier"1971年全米26位を記録。Perry Comoなども録音しました。自身のヴォーカル。

 

 

"Why me"は作者自身のヴォーカル盤が1973年全米16位を記録しました。

1971-1984年の間に13枚のアルバムをチャートインさせ、その内5枚がゴールドディスクを獲得しています。日本での評価からすると考えられない数字です。

 

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再び、Joe Southに戻ります。

自身のヴォーカルでヒット作品が続きます。

"Don't it make you want to go home"「想い出のふるさと」は1969年全米41位を記録。

 

"Walk a mile in my shoes"1970年全米12位を記録。Elvis PresleyがTV showでとりあげ話題になりました。

 

"Children"1970年全米51位を記録。

"Birds of a feather"「気の合う二人」Paul Revere & the Raiders盤が1971年全米23位を記録。

 

"Games people play"「孤独の影」1969年全米12位を記録した代表作でグラミー賞(Song of the year)を

受賞しています。

 日本ではカントリー系のアーティストが冷遇される傾向があります。今回紹介したJoe South, Kris Kristoffersonは

シンガーソングライターとして数多くの作品を残して他界しましたが、もっと認められていい存在です。派手さは

なく地味なミュージシャンです。それだからこそ見逃してはいけないと思います。

 

 

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"Why me"16 1973

 

 Andre Kostelanetz(December 22, 1901 – January 13, 1980)はロシア出身のアメリカを代表するオーケストラ

の指揮及び指揮者。クラシック、セミクラシック、ポピュラーソングのアルバムを数多く録音し、Percy Faithと並び

CBSを代表する存在で20世紀に大きな足跡を残しました。日本でも数多くのアルバムがリリースされ、Mood Musicの

隆盛に貢献しました。今回はその巧みな編曲で20世紀の代表作をお届けします。

 

"Fools rush in"(Johnny Mercer-Rube Bloom)1940年の作品でGlenn Miller盤が大ヒット。

1963年にはRick Nelsonがリヴァイヴァルさせています。

 

 1940年代から1971年代後半まで録音活動を続け、Classicも多数録音していますが、1960年代にはポピュラーのスタンダード

作品を重点的に取り上げていきます。

 

"Desafinado"(Jon Hendricks-Jessie Cavanaugh-Antino Carlos Jobim)1959年の作品。ボサノバの代表曲で

1962年Stan Getz/Charlie Byrd盤がヒットしました。

 

 

同じCBS所属のPercy FaithやRay Conniffと比較すると、それほどベストセラーアルバムを連発したわけでもありませんが、
一定のファン層を持っていたようです。

 

 "Fly me to the moon"(Bart Howard)1954年の作品で1963年Joe Harnell盤がヒット。以降もTony Bennett(1965)

Bobby Womack盤(1969)がチャートインしています。

 

 

 

"Love me with all your heart"(Michael Vaughn-Carlos Rigual)「太陽は燃えている」1961年キューバで

ヒットした作品。英詩が付き1964年Ray Charles Singers盤がアメリカで全米第3位のヒット。

日本では1971年Engelbert Humperdinck盤が注目されました。

 

 

"Calcutta"(Lee Pockriss-Paul Vance-Heino Gaze)「夢のカルカッタ」1961年Lawrence Welch盤が全米第1位を記録。

 

"Java"(Friday-Tyler-Toussant)「ジャワの夜は更けて」1958年の作品で1964年Al HirtのTrumpet演奏盤が

大ヒットしました。

 

 

 

"Tonight"(Stephen Sondeim-Leonard Bernstein)Musical ”West Side Story”(1957)の主題歌で

ミュージカルナンバーとして著名な作品です。ピアノの前奏から徐々に盛り上げてオーケストラがからむ名演です。

 

"Hello Dolly"(Jerry Herman)同名もミュージカルの主題歌で、Loius Armstrong盤が1964年全米第1位を記録し

後に映画化されLouisも出演しました。

 

 

"Taste of honey"(Ric Marlow-Bobby Scott)「蜜の味」1960年の作品ですが、1965年Herb Alpert盤が

全米7位を記録する大ヒットとなりました。

 

 

 
"Deep purple"(Mitchell Parish-Petr De Rose)1934年の作品。1963年にはNino Tempo & April Stevens盤が
全米第1位を記録しています。

 

 

"I wish you love"(Beach-Trenet)「残されし恋には」フランスのシャンソンが原曲ですがGloria Lynn盤が1964年

全米28位まで上昇しました。

 

 

"I can't stop loving you"(Don Gibson)「愛さずにはいられない」1958年の作品ですが1962年Ray Charles盤が
全米第1位を記録しました。

 

 

"Blusette"(Thielmans)1963年の作品でSarah Vaughnのヴォーカル盤などが注目されました。

 

 

 
"Days of wine & rose"(Johnny Mercer-Henry Mancini)「酒とバラの日々」同名映画(1962)の主題歌で
アカデミー主題歌賞を受賞しました。同僚のPercy Faithとは録音活動で選曲面で重複をさけていたようにも
感じられます。今回、紹介の曲の大半はPercy Faithの録音はありません。また、Henry Mancini作品では"Moon
River"は両者の録音がありますが、「酒とバラの日々」はFaithの録音はありません。

 

 

 

"Shadow of your smile"(Paul Francis Webster-Johnny Mandel)「いそしぎ」1965の映画"Sandpiper"の主題歌

でTony Bennett盤などがヒット。アカデミー主題歌賞を獲得しました。今回のプログラムはほとんどがKostelanetz自身

の編曲です。Faithの編曲を意識しながら、自身の持ち味を打ち出しています。

 

"Everybody loves a lover"(Richard Adler-Jerry Ross)1958年の作品で同年Doris Day盤が全米8位

を記録しました。今回のテーマである編曲の巧妙さが発揮されています

 

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