2010年10月22日14:18
新蕎麦の季節、久しぶりに両国へ。
そば粉100%の太打ちそばをざるで注文。
乱切り調の無骨なそばは先ずは塩で味をみるように勧められる。
言われるがまま、そばを一本摘まんで塩にチョコンと付けて喰ってみるとフワンと香るそばの風味。
そばの味がシッカリしているから出来るオツな喰い方。
次に露に付けて喰ってみる。
かなりコシが強くざらついた表面、噛みこむと二チッとくる感じが田舎風でなかなかイイね。
風味も良く、そば喰ってるぅ~って感じがたまらんね。
露は甘さ控えめで、円やかな味い。
出汁や返しが突出しておらず、優しい感じがする。
薬味の山葵や大根おろしを時折摘まんで手繰る。
ボリュームに些か不満が残るが、本格蕎麦屋ならこんなモンか。
一気に手繰ってそば湯で〆る。
容器にも拘りがあるね。
安い店じゃないけど、この店の雰囲気込なら納得かな。
余談
喰うのが遅い相方に店主が、「甘いの好きですか?」と黒蜜を差し出した。
「これを付けて食べてみて下さい。」
一口貰うと、何とそばがデザートに早変わり(笑)
葛餅みたいな不思議な感じ。
そばって色んな楽しみ方があるんやね。
そして、店主のこういう気遣いも嬉しいネ。
黒切太打 ざる ¥840
福岡市中央区渡辺通5-24-37 2F
092-713-6821
11:30~15:00 17:00~21:00
月曜日定休
'10 39杯目


