vs名古屋グランパス 過酷なJ1を10位で折り返す。大健闘だが、ヴェルディはもっと強くなれる! | 決闘王F.Kのブログ

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 長いようで短いJ1リーグもこの日で第19節、半分まで来ました。時の流れは早い。
 前節、広島に大敗したヴェルディ。リーグ戦の折り返しとなる重要な試合で、連敗する訳には行きません。
 しかし中盤の要だった森田晃樹は怪我が長引いており、おまけに見木友哉は前節で4枚目のイエローを貰ってしまい、今節は出場停止。中盤を支えていた主力2人を、一気に失ってしまいました。
 怪我人の多さに頭が痛くなるけど、それでも試合はやらねばならない。曇り空の下、味スタに向かいました。


 今節の相手は名古屋グランパス。7年振りの対戦です。前回はJ2で戦ったけど、J1での対戦は私的に初。7年前は来てくれたグランパスくんが、今回は来てくれなかったのは残念。


 味スタに向かう橋の階段がFC東京モードになっていました。
 ヴェルディサポは複雑な気分……でもないな。もう慣れました。調布市はFC東京のホームタウン、私達が文句を言う資格はありません。淡々と歩くだけです。


 今節から入場するゲートを、メインゲートと北2ゲートから選べるようになりました。北2が混雑する一方、メイン側が寂しかったので、良い判断かと。
 私はメインゲートから入りましたが、やはり今まで使っていた北2ゲートの方が人数が多く、ヴェルディ君とリヴェルンもこちらで出迎えてました。ハートマーク可愛い。


 フードヴィレッジのキッチンカーが増えて、賑いもアップしました。
 ドクターイエローには子ども達が大喜び。親御さんも我が子の写真を撮って、楽しそうでした。


 この試合は明治安田×Jリーグ パートナー10周年記念マッチとして行われました。
 入場者にはフラッグうちわが配られ、血管年齢測定をした人にはエコバッグをプレゼント(写真は自宅で撮りました)。献血もやってました。


 献血には献血促進キャラクターのけんけつちゃんと、明治安田の企業キャラクター・めいやすペンタンが来てくれました。
 ヴェルディ君とリヴェルンを加えた4大マスコット集合には歓声が上がりました。


 更にヴェルディOBの土屋征夫さんと福田健介さんも来てくれて、献血を進めてました。
 お二人を見て喜ぶヴェルディサポが多かった。私も懐かしかったです。
 でも献血はしませんでした、すいません。試合前に消耗したくなかったので……。広島では体調ヤバくなったし。


 スタグルは「まるみ」の大葉まぜそばを食べました。何度食べても苦くて美味しい。


 今節のスタメン。綱島悠斗と、古巣対決に燃えているであろう宮原和也が先発に復帰し、控えですが山田楓喜も加わりました。脱落した選手は多いけど、戻って来る選手もいる。希望はあります。

 ここでの宮原の写真を名古屋サポが撮りまくっていました。今でも愛されていて、ちょっと嬉しい。


 試合前に出された弾幕。「ヴェルディに力を、東京に元気を。ありがとう明治安田」と書かれてます。


 ヴェルディサポも名古屋サポも沢山来ました。特にヴェルディ側は2階席もびっしり!
 総数は20,105人。7年前の同一カードの入場者数(12,659人)を上回りました。J1はやはり違うなあ。


 ハーフタイム、リヴェルンの帽子を直すヴェルディ君。お馴染みの光景です。
 しかしヴェルディ君は引退した筈なのに、よく出ますね。あ、名誉マスコットになったので引退ではないか(笑)。来週のマリノス戦にもリヴェルンと一緒に行くそうで、昔より活き活きとしている感じ。

 では、試合を振り返ります。
 今のヴェルディに森田と見木の穴を埋められる選手はいない。ならばどうする? 城福監督はかなり悩んだでしょう。その結果、FWを3人にして、DFも積極的に攻撃参加する谷口栄斗と齋藤功佑を配備した、3-4-3の攻撃重視なフォーメーションを組みました。
 その成果はあり、前半は名古屋とほぼ互角、いや若干ヴェルディが押してました。名古屋もキャスパー・ユンカー等の主力を怪我で欠いており、天皇杯では地域リーグのチームに不覚を取り、リーグ戦も3戦未勝利。調子が上がらないチーム同士、前半は0-0で終わります。
 後半は名古屋の攻撃が激しさを増し、ハラハラする場面が増えました。しかしピンチの後にチャンスあり。52分、ヴェルディのカウンター。ボールを運ぶ木村勇大が倒されますが、こぼれたボールを翁長聖が拾う。この日の主審ダレン・イングランド氏(審判の技術交流プログラムの為、イングランドから来ました。ジョークじゃありません、本当にこういう名前の方なんです)はこれをヴェルディのアドバンテージと判断して笛を吹かず、翁長は名古屋のゴールに迫ります。流石はプレミアリーグから来た審判、ダレン主審、見事なジャッジでした。
 しかし名古屋もDFが戻っており、クロスを出せばカットされる。そう判断した翁長は、ペナルティエリアに入るとすぐにシュートを放ちました。ボールは大きく上に行き、私は外れたと思いました。しかしボールは弧を描き、名古屋のゴールに入った! 解説の林陵平さん(これまた懐かしい)が「おしゃれでしたねー」と絶賛する程に、美しいループシュートでした。
 これで勢いに乗りたいヴェルディでしたが、ここから名古屋のギアが上がります。ボールを拾いまくり、鋭いドリブルやパスを駆使してヴェルディゴールに近づき、シュートを放つ。前半と合わせてヴェルディのシュート数7に対して、名古屋は何と20! CKも名古屋が取りまくり、いつ失点してもおかしくない状況でした。
 だが、この日のヴェルディのゴールは神が守っていた。マテウス。昨年は大活躍してヴェルディ昇格の一因になった名GKでしたが、今年は大苦戦。ここまでのセーブ率はJ1で最下位という、GKとしてはこれ以上無い屈辱を味わってきた。私も一時期、正GKは変えた方が良いのでは?と思いました。
 でも、この日のマテウスは違った。名古屋の強烈なシュートを神セーブ連発で防ぎ、去年の勇姿を思い出させました。DF陣も奮闘し、体を投げ出して名古屋のシュートをブロックします。
 ヴェルディ側にイエローカードが3枚も出ましたが、それでも敵の猛攻を凌ぎます。守って守って守り抜いて、7分のATも守り抜いて決着! 終了間際の得点・失点(通称ヴェルディタイム)を起こさず、リーグ前半最後の試合に勝利しました。




 ヒーローインタビューは貴重な得点を決めた翁長。森田と見木がいなくても勝てたのは、半分は貴方のおかげです。ありがとう!


 ビクトリーメッセージは守備で大活躍した綱島と谷口。2人とも体を張って頑張りました。
 谷口は先日25歳の若さで亡くなられた元ユースの平田竜士さんへの追悼の言葉を述べました。涙を流し、今日の勝利は彼に捧げるとコメント。この場を借りて、私も平田さんの御冥福をお祈りいたします。


 これでヴェルディのJ1リーグ前半戦は終了。6勝9分け4敗の勝ち点27、暫定10位で折り返せました。予想以上の好成績です。
 ですが真の戦いはここから。最近のヴェルディは夏になると調子を落とし、負けを重ねています。J2でさえ苦戦したのに、J1では言わずもがな。怪我人の復帰には時間が掛かりそうだし、安心なんて出来ません。
 京都や札幌など下位のチームは、既に夏の補強を始めています。ヴェルディも水面下で動いているのかな? 優秀な強化部の働きに期待しています。
 リーグ後半戦はアウェイでの連戦でスタート。まずは水曜日の磐田戦。私は行けないけど応援はします。頑張れ、東京ヴェルディ!

 この日はユースも試合を行い、首位のマリノスユースに7-2で大勝して、入れ替わってプリンスリーグの首位に立ちました。ユースも今年こそ、プレミアリーグに昇格してほしい。

 降格候補の筆頭に挙げられていたヴェルディが10位。素晴らしい。ですが、ライバルの町田は首位でターンエンドしました。うーん、ムカつくけど強い。それでも次の対戦ではリベンジするぞ!