ジャンプ34号の感想 | 決闘王F.Kのブログ

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週刊少年ジャンプ、東京放映のアニメや特撮、サッカーの試合(東京ヴェルディのサポです)やライブの感想を書いています。

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 劇場版「黒子のバスケ」のティザーイラストが掲載されました。やはりジャバウォックとの試合を映画化するのか。TV版もハイクオリティなアニメだったけど、劇場版ではどれ程になるのか楽しみ。

 次号より新連載開始。今期は3作ですか。この中から未来の看板作品が生まれる事を期待します。
 始まるのが3作なら終わるのも3作? 「ものの歩」の次は「ニセコイ」か「たくあん」かな。「トリコ」は終わりそうで終わらないなあ。今の時点で終わってもらっても困るけど、今年いっぱい続いたりして。

ONE PIECE ★★★
 2号連続表紙&巻頭カラー。尾田先生、お疲れ様です。映画は凄く面白かったです。
 サンジの過去が判明。うわあ、これは酷いな。戦闘力が低いというだけで家族の誰からも愛されず、虐待されていたのか。こういう場合に頼りになる筈の父親は完全無視。ヴィンスモーク・ジャッジ、指導者としてはともかく父親としては最低の人間ですね。サンジが縁を切ったのも頷けます。
 サンジを見限った筈のジャッジがなぜサンジを連れ戻したのか疑問でしたが、父親としての情が沸いたからではなく、彼をビッグ・マムへの生贄として利用する為でした。とことん腐っていますねえ。これは単にサンジを連れ戻すだけでは読者の気が収まりません。ルフィ、思いっ切りぶん殴ってやってください。ヴィルマ66を壊滅させても良いぞ(無茶言うな)。

食戟のソーマ ★★★
 やはり次の妨害工作は天候を利用しましたか。豪雪の為、外に行けない状態で材料を切らせるとは、無駄に手が込んだやり方をしますね。でもこの雪だと外に出た生徒達が帰れず、大半の生徒が落第しそうなんだけど良いのかな?
 しかし創真が言うとおり、この程度の妨害なんて「ガキの悪戯」レベルですよ。プロの料理人と同じ厨房に立ち、プロから認められた連中を舐め過ぎです。次回もお馬鹿な講師達の醜態が見られそうで、なかなかに楽しみ(笑)。

ハイキュー!! ★★★
 さすがは全国から選ばれた猛者達、個性溢れるというか曲者な選手が次から次に出て来ます。いずれ彼らとは全国大会で戦うのでしょうね。その時が待ち遠しい。特に影山に絡んできた「小さな巨人」は日向の最大のライバルになりそう。
 どんな選手のプレイにも合わせ、クールに振舞っていた影山ですが、挑発されて地が出ました(笑)。こういうところはまだまだお子様ですね。ちょっと安心したけど、喧嘩はしないように。勝負するならバレーで、ね。

僕のヒーローアカデミア ★★★
 センターカラー。
 必殺技、それは男の、いやヒーローやヒロインに憧れる人なら誰もが一度は考えるロマン。この漫画みたいな個性が持てたら、私も考えますね。思いっ切りカッコ良い名前を付けたけど、数日経って全然カッコ良くない事に気付いて身悶えるのです(笑)。
 腕に爆弾を抱えている出久は、必殺技の訓練が出来ない。それにオールマイトへの憧れが強すぎる上、同じ個性を持つ出久ではオールマイトの真似をした技しか考えられない。発想の転換が必要ですね。久しぶりに登場した発目さんが良いアイデアを与えてくれそう。
 あとおっぱいは神(おい)。巨乳万歳(こらこら)。敵は文字通り巨大だけど、それでも頑張れ麗日さん。

ゆらぎ荘の幽奈さん ★★★★
 お待ちかねの臨海学校。すなわち水着! 触手! 裸!のエロ三段活用、さすがミウラ先生は分かってますね。旅行に参加しないメンバーの水着姿も扉絵で描いてくれるというナイスフォロー。人気が上がってきたからなのか、先生ノッてますね。
 宮崎さんと柳沢さんはコガラシの霊能力や幽奈の事を信じてくれたけど、大半のクラスメイトはコガラシの手品だと思っている。夜、宮崎さんがみんなを呼び出したのはその件についてでしょうね。どうやって幽霊や妖怪の実在を信じさせるのか、宮崎さんの手腕に注目しましょう。あとエロイベントにも。

火ノ丸相撲 ★★★
 火ノ丸が復帰して、ますます隙が無くなったダチ高。国宝が所属している高校と当たるまでは負けないでしょうね。
 大会が盛り上がってきたこのタイミングで千鶴子ちゃんのヒロイン力をアップさせるとは、川田先生なかなかやりますね。レイナ、このままだとヒロインの座がヤバいぞ。彼女の反撃を期待したい。

ブラッククローバー ★★★★★
 センターカラー。
 いやもう今回はね、燃えました。これぞ少年バトル漫画の王道にして頂点!と言いたくなるくらいの熱い内容でしたよ。
 ヴェットは読者さえ絶望する程に強くて、しかしそんな強敵に主人公はまったく退かず、その闘志と根性が仲間達にも伝わって新たな絆と力を生み出し、強敵を倒す。展開としては在り来りだけど、こういう話を面白く描く為には半端な画力では無理。田畠先生、成長しましたね。この漫画がジャンプの看板作品になる日も近いかな?

ワールドトリガー ★★★
 玉狛第二の手の内はバレている為、王子隊も生駒隊も対策を練ってくる…と思ったんだけど、生駒隊は何だこれ(笑)。いや、これはいちいち細かい作戦を立てなくても勝てるという余裕と自信の現れなのでしょう。単なる馬鹿チームが上位にいる筈ありませんし。
 ヒュースの入隊騒動の裏では、城戸司令と修の目に見えない駆け引きがあった。修もかなり切れるようになったけど、こういう事に関しては大人の方がまだまだ上ですね。だけど修達はまだまだ成長する。強さでも頭脳でも大人達を上回る日が来る事を願っています。

鬼滅の刃 ★★★
 ああ、良かった。やっぱり善逸は単なる臆病者じゃなかった。眠ると強くなるとは「ONE PIECE」のキャベンディッシュを思い出しますね。あちらと違って普段は強くないので、戦力としては扱いづらいけど面白いキャラです。
 猪の男は人間みたいだけど、鬼を難無く倒す凄腕。そして鼓の鬼は元十二鬼月と、厄介な事この上ない。炭治郎と善逸が合流して戦わないと勝ち目無さそうで、危機感にワクワク。

左門くんはサモナー ★★★
 センターカラー。「おそ松さん」とのコラボ漫画、楽しみにしています。
 夏祭りに悪魔達が大集合。そして当然の如く起こるトラブルの嵐。悪どい稼ぎをしていた左門の店を潰す展開と、ぼっち同士の噛み合わせの悪さには笑いました。他人と仲良くなれないぼっちが、同じぼっちと仲良くなれる筈ないでしょ(体験譚)。
 ラストの花火、ラブコメ漫画だったら左門と天使ヶ原さんの花火がキスする絵になっていただろうけど、ヘッドバット決める絵になるのがこの漫画らしい。インフルババアもといアンリ・マユのマジギレ五秒前な表情が、なぜかツボに嵌まりました。いいキャラですよ、彼女。

背すじをピン!と ★★★★
 王者も他の参加者も良い意味でヒートアップしており、会場も盛り上がっている。この最高の雰囲気の中で、最高の形で奇襲を決めたつっちー&わたりさんに痺れた。うん、確かに必殺技をやるならここしかないけど、読者も咲本や土井垣達に目を奪われていたからなあ。
 つっちー達を目立たせない為にここ最近、土井垣と理央にスポットライトを当ててたのだとしたら、横田先生はなかなかに極悪。でも面白いので問題無し!

トリコ ★★★
 遂にアカシアにGODを食べられてしまった。一部だけですがそれによってネオとアカシアは分離し、共に最強の存在になった。これこそブルーニトロ達が望んでいたものであり、世界は最悪の方向に進んでいる。トリコを圧倒したヘラクレスとバンビーナを瞬殺したネオ、完全に別格の存在です。こんなのどうやって倒すんだ?
 希望はトリコが最後に見せた謎の顔だけか。あの不気味な顔の正体は何だろう? 全然ヒーローっぽい顔じゃないところは島袋先生らしいと思いました。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 ★★
 両さんが知らぬ間に作っていたマニア向け深夜アニメにアメリカの映画会社が飛び付き、実写化する事に。戦車先生、普通に見たいな(笑)。
 CGを使わず、法律違反スレスレというか完全にアウトな撮影を強行して作った映画は大ヒット。これぞアメリカ映画!……というのは、もう昔のイメージなんだろうなあ。最近のアメリカ映画はCGばかりで、むしろアメリカ以外の国の方がこういう映画を作りそう。CGを使わなかった「マッドマックス 怒りのデス・ロード」もオーストラリアの映画だし。

たくあんとバツの日常閻魔帳 ★★★
 委員長が暴走する程に憎んでいたのはイジメをした連中ではなく、自分だったという解答はお見事。姫宮さんの敵討ちではなく、自分がイジメられる原因になった姫宮さんを恨んだけど、自殺した人を憎む自分の汚れた心が許せなかった。よく考えられた心理です。井谷先生、なかなかやりますね。
 だけど少年漫画の謎解きとしては、ちょっと難解かな。読者を共感させるには複雑な心理なので、この話で人気が急上昇する事は無理かも。掲載位置はまだ高いけど、打ち切りの危機は去っていない。次号の掲載位置に注目しましょう。

斉木楠雄のΨ難 ★★★
 鳥束、読者からの人気がイマイチな割には出番が多いな。斉木とは違う特殊能力を持っているし、欲望をほとんど出さない斉木とは正反対のキャラだから動かしやすいんだろうなあ。
 普通の人には怖い存在である悪霊も、鳥束から見ればちょっと困った人ぐらいのもの。説得して帰らせるまではカッコ良かったけど、日頃の行いのせいで台無しになるところはやはり鳥束か(笑)。普段から真面目にやっていればねえ。

ニセコイ ★★★★
 漫画のタイトルと同じ題名になった今回の話で、一条と千棘の恋物語に決着をつけました。一条の告白とそれを受け入れて喜びの涙を流す千棘、特に見開きで描かれた千棘の表情は古味先生の渾身の作と言っても良い素晴らしい絵でした。満を持しての告白とカップル成立、ここまで本っ当に長かったなあ……。感無量ですよ。
 しかし物語はまだまだ続く。と言っても、最大の山場は乗り越えたので、次回で今回の騒動の後始末、その次の回でエピローグかな? エピローグは数年後の話で、みんなが幸せになっている結末を希望します。

銀魂 ★★★★
 カッコ良く登場した長谷川さんでしたが、マダオはやっぱりマダオだった(笑)。いや、この状況でカッコ良く出ただけでも立派と褒めてあげよう。これが最後の出番かもしれないし(こらこら)。
 勝手にやって来て江戸の町を荒らす自称解放軍のクズどもに、帰って来た万事屋が立ちはだかる! よっ、千両役者!と声を上げたくなるナイスタイミングでの登場ですね。もう少し遅く来てくれたら、たまとお妙が宇宙人に陵辱されるシーンが見れたのにと残念がる人、キャサリンのシャワーシーンでも想像して苦しみなさい(極悪だなオイ)。

BLEACH ★★★
 あらら、最終決戦の筈なのに随分あっさりとユーハバッハを貫いてしまった。終わりが近いので巻きが入ってるのかな? あと何話で終わるのかはまだ発表されてないけど。
 散々苦しめられた鏡花水月の完全催眠が逆転の切り札になるという展開は、なかなかにお見事。未来を作るユーハバッハがなぜ完全催眠を見破れなかったのかは次回明かされるのでしょう。多分。

ものの歩 ★★★
 最終回。ああ、ここ最近の展開からこうなるのではと思っていたけど、終わってしまったか。やっぱり週刊少年漫画誌で将棋マンガは難しいんだなあ。
 しかし道半ばで終わったという悲壮感は感じません。信歩はプロへの道を確実に進んでいるし、泰金は立派なプロになってるし、みなとは最初から最後まで可愛かったし(笑)。池沢先生は巻末コメントで「描きたい話は描けたので満足です」と言ってるけど、読者も見たいものは全て見たという感じですね。
 総評。将棋マンガは子供受けしないという事が、改めて証明されてしまいました。「ヒカルの碁」のような奇跡はそう簡単には起きませんね。キャラクターは、泰金とみなと以外のかやね荘メンバーの影が薄かったのが残念。信歩のライバル役をやらせるには実力差があり過ぎるし、頼れる先輩というには若すぎる。中途半端になってしまったなあ。
 池沢先生はお疲れ様でした。絵は上手いけどストーリーは……という弱点を克服できず、これで2作連続で打ち切り。ある程度続いての打ち切りなのでまだチャンスは貰えるでしょうけど、決して油断せず、より面白い漫画を描いてください。

磯部磯兵衛物語 ★★★
 こどもチャンバラ大会の景品として、磯兵衛が棚ボタ的に大名に! いやいや磯兵衛に大名は無理だろと思ったけど、中島という優秀なブレーンが付いたので分かりませんね。意外と大きな藩にするかも。
 だけどこれで磯兵衛は「立派な武士になる」という夢を叶えてしまった。大名=立派な武士ではないけれど、それでも夢を成し遂げた感が強い。この盛り上がり方、本当に終わりそうで心配。