ギアボルト(以下ギア)「前節、札幌に負けた事でジェフ千葉にも抜かれ、6位にまで落ちました。しかも7位の長崎、8位の愛媛との勝ち点差は僅か1。ヤバいなんてもんじゃありません。今のヴェルディでは、落ちたらもう這い上がれませんから」
仁虎(以下ニコ)「降格争いをしていた去年と比べたら幸せな状況なんでしょうけど、それでもホームで勝てないのは辛いですね……。だからこそ僕達が後押ししないと」
ガー「ニコの言うとおりね。札幌戦の敗戦は悔しかったけど、それを振り切って私達は味スタに向かったわ」
ニコ「今節の対戦相手はファジアーノ岡山。岡山名物のひるぜん焼きそばが今年も売られていました。ギアボルトさんも食べたんですか?」
ギア「いいえ、買いませんでした。以前食べたのですが、ぶっちゃけ不味かったので。あの時の店とは別の店らしいのですが、あのクソ不味い味がトラウマになってしまいました。おのれ」
ガー「初めて食べた料理が不味いと、誰が作ってもその料理が不味く思えちゃうのよねー。名物を売っている店は名物そのもののイメージダウンになるんだから、もっと真剣に取り組んでほしいわ」
ガー「今回のマッチデープログラム、表紙はアラン・ピニェイロ選手よ」
ギア「苗字の発音が難しくて、アナウンサーを困らせている人です。ストライカーとしては2点しか取っていないのでダメダメなんですけど、他のプレイは良いので選手としても評価に困る人です」
ニコ「また今回は、ファンクラブ会員限定で、ヴェルディの会報誌が貰えました。中後雅喜選手と高木善朗選手が今年のチームとJ1昇格への思いを熱く語ってくれました」
ガー「アニ×サカや首都圏バトル4など今年は色々やってるヴェルディ、今回はホームタウンの立川市にある陸上自衛隊立川駐屯地とのコラボイベントをやったわ」
ニコ「Jリーグと自衛隊のコラボなんて、僕、初めてです。ヴェルディ君も自衛隊の帽子を被っていますね。敬礼も決まっています」
ギア「渋谷区サンクスマッチなのに、なぜ立川の自衛隊とコラボ?という気がしましたが、イベント自体は楽しかったのでOKです」
ニコ「スタジアムに入ると、自衛隊の特設ブースが設けられていました。立川駐屯地での活動を紹介したり、制服を試着して写真撮影が出来る体験コーナーがありました」
ガー「自衛隊の記念グッズや保存食、お土産も売られていたわ。自衛隊も商売上手になったわね」
ガー「今回はスペシャルゲストとして、あんぽむ先生こと橘 杏さんが久しぶりに来てくれたわ。5月の徳島戦以来ね。元気そうで何よりだわ」
ギア「以前は「甘城ブリリアントパーク」の千斗いすずのコスプレをしていましたが、今回は自衛隊とのコラボという事でミリタリーファッションです。なかなか似合っています」
ニコ「彼女が来てくれた試合ではヴェルディは負けた事がありませんが、今回もそのジンクスが当たってくれました。残りのホーム戦も来てほしいですね」
ガー「スペシャルゲストはもう1人、いえ4台来たわ。自衛隊で使われていた観測ヘリコプターとトラックよ。スタジアムの裏にあるブレンディ広場で展示されていたわ」
ギア「案内係の自衛隊員と、ヴェルディサポの緑のユニフォームの組み合わせが不思議な感じでした。日常から離れた異質な光景なのに、なぜか微笑ましくなります。不思議です」
ニコ「ヘリコプターの運転席に座らせてもらいました。僕達一般人は絶対に見られない光景にワクワクしました。子供っぽいかな?」
ガー「そうね。でも、子供っぽいニコも素敵よ♪」
ギア「災害救助で頑張る立川駐屯地の隊員の記録映像が、スタジアムのモニターに流されました。国民を影から支えてくださっている自衛隊員の皆さんに感謝します」
ガー「怪我をした選手を運ぶストラクチャーベアラー、今回は立川駐屯地のサッカー部員の隊員がやってくれたわ。担架も自衛隊で使われている物よ。まさに縁の下の力持ちね」
ニコ「ご協力には感謝しますけど、出来ればあまり活躍してほしくないお仕事ですよね。今回は両チームの選手とも、担架が必要になるような怪我をしなくて良かったです」
ガー「今節はリーフラスDAYでもあったわ。総合スポーツサービスとソーシャルビジネスの会社で、ヴェルディも支援してくれているわ。それもその筈、この会社の常務取締役である藤川孝幸さんはヴェルディのOBだったの」
ニコ「藤川さんは今年入社したばかりですが、トントン拍子に出世しているそうです。サッカー選手は引退後が心配されている職業ですが、藤川さんは大成功しているみたいですね」
ギア「今回はヴェルディのゴール裏に来て、挨拶してくれました。彼が望む『名門ヴェルディの復活』を私達も待っています」
ニコ「試合前に自衛隊コラボの締めのイベントとして、立川駐屯地の東部方面ヘリコプター隊のヘリが3機編隊を組んで、味スタの上空を飛んでくれました。曇り空なのが残念ですが、ちゃんと見えましたよ」
ガー「来る前に無線連絡が流されたりして、盛り上がったわね。岡山のサポーターからも見えたのかしら? 楽しんでもらえたのなら嬉しいんだけど」
ギア「その岡山サポです。人数は少ないのですが、大旗をかなり持ち込んでチームを鼓舞していました。でも岡山戦は、いつも観客数が少ないんですよね。今回も3.789人と少なめでした。ヴェルディのサポーターが少ないのも悪いんですけど、岡山サポにももっと来てほしいです」
ガー「ハーフタイムには、来シーズンのトップチームへの昇格が決まったユースの選手達が紹介されたわ。育成には定評のあるヴェルディ、この3人もきっとヴェルディを、いえ日本サッカーを支える名選手になるわね。期待しているわよ」
ニコ「林昇吾選手には、彼がかつて所属していたクラブの人たちが応援の弾幕を作っていました。愛されていますね。ヴェルディの中盤は層が厚いけど、レギュラーとして活躍してくれる事を祈っています」
ギア「ここで私ギアボルトのスタ飯紹介コーナー。今回はこちらの二品、味スタライスとフライドポテトです。どちらも以前紹介しましたが、この二品は試合開始の1時間前まで50円引きしてくれて、ちょっとだけお得なメニューです。ボリュームもあるので、特に食べたい物が無いけどお腹は空いたという人にお薦めします。炭水化物と炭水化物の組み合わせ、サイコーです」
ガー「ここからは試合の感想よ。まずは公式記録ね」
ニコ「記録を見ての通り、1-1の引き分けでした。勝てなかったのは残念ですが、僕達がヴェルディの試合を見始めてから岡山とは相性が悪く、ホームでもアウェイでも負け続けていました。ですが今年はアウェイで勝利し、ホームでも負けなかったんです」
ギア「しかも岡山は前節まで7試合無敗&4試合連続無失点と絶好調、対するヴェルディは御存知の通り絶不調。相性も悪く、チーム状態も正反対。しかも今回も相手に先制されてしまい、札幌戦に続いてヴェルディの負けフラグが成立しかけました」
ガー「だけど選手達は諦めなかった。その結果、ゴール前の大混戦から久しぶりの得点を決めてくれたわ! オウンゴールだったけど1点は1点。あの得点でゴール裏の雰囲気もグッと良くなって、応援にも熱が入ったし。私も久しぶりに興奮したわ」
ギア「ですがシュートを24本も打ったのに、オウンゴールによる1点だけというのは寂しすぎます。無得点の呪いからは脱したとはいえ、まだまだ厳しい状況が続きますね」
ニコ「それでも千葉が負けたので、順位は5位に上がりました。リーグ戦って不思議ですねえ」
ガー「試合後には選手達に拍手が送られたわ。これが最終節だったら喜んでも良いんだけど、試合はまだまだ残っているのよ。次は水戸と栃木のアウェイ2連戦。アランが2試合出られない上、どちらも下位に沈んでいるとはいえ侮れない相手だわ。でも、だからこそ勝ってほしい、いいえ、勝たないと!」
ギア「この勝ち点1がどういう結果を生むのか、それはまだ分かりません。出来れば希望に繋がる点にしたいです」
ニコ「どんな結果になっても、僕達は応援するのみです。群馬戦には行けなかった分、水戸と栃木では精一杯応援しましょう。せーの、」
3人「「「頑張れ、東京ヴェルディ!!!」」」