日々多忙 | 刑事弁護人の憂鬱

刑事弁護人の憂鬱

日々負われる弁護士業務の備忘録、独自の見解、裁判外の弁護活動の実情、つぶやきエトセトラ

日々多忙
先週から多忙モードに突入し、しばらくは24時間仕事対応です。
名誉毀損の話はしばらくはお休みです。
詐欺、横領の実務的突っ込んだ話、論点も今の仕事が解決してからでしょうか。

ところで、1990年代以降、対組織犯罪、対テロリズムについての従来のリベラルな刑事法から必罰厳罰主義の刑事法の傾向は、欧米諸国を中心に潮流となりつつある。ドイツのヤコブスらのいう市民刑法から敵味方刑法への移行。しかし、これが、捜査手続きの適正を緩和したり、証拠に基づかない見込み捜査を正当化したり、責任主義の放棄や実行行為を軽視した抽象的な共謀での処罰を直ちに正当化するならば、到底許されるものではない。日本の刑事実務が、最近の冤罪事件、証拠改ざん事件で取り調べの可視化がいわれる一方で、捜査実務現場の糾問性は相も変わらずなのはがっかりである。


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