青パパの無限増殖ver.187 -24ページ目

甲子園

今年の春の選抜の優勝校は愛工大名電、著名なOBはマリナーズのイチロー、巨人の工藤を輩出しています。私の母校、岩手県立盛岡第三高校も十数年前、夏の甲子園に出場しています。結果は一回戦で福井商業に0-10で敗退でしたが、高校二年生の出来事でよく覚えています。ちなみに、著名なOBはみちのくプロレスの社長兼岩手県議会議員のザ・グレート・サスケです。今日は強引にサイゴン・ネタへは持っていきませんのであしからず。

著者: ダグラス・キャンベル クープランド, Douglas Campbell Coupland, 江口 研一
タイトル: ライフ・アフター・ゴッド

青パパ愛

「〇〇愛」なんて書くと、未だ勝ち星のないウサギさんのチームみたいですが、亀は相手にいませんので出来るだけ早く負債を返して欲しいものです。
今日のランチは女性だけでした。下は5歳から上は60代と幅広く、愛されているのがわかります。いつも来て下さっているお客さんにお会計の際に声をかけられ、「今度、転勤でしばらく来れなくなるので残念です。すぐ戻って来ますけど、今までおいしい昼食をありがとうございました。」と言われました。
転勤や家の都合でお店に来れなくなって寂しい、と告げられる時は少なくないのですが、今回のお客さんはドゥドゥサンがランチを始め、同時に私が働き始めた時から顔なじみでした。ですから私も寂しさが去来するのと共に、その言葉に感謝を超えた感動を覚えました。これこそが「青パパ愛」なのではないかと涙が出そうでした。花粉症のせいではありません。
まだふっくらしたままのオーナーにも話してあげないと。きっと自分のことのように喜んでくれるでしょうから。また会える日を心待ちにして、明日からも「青パパ愛」を抱くお客さんを増やしていきます!
著者: レイモンド・カーヴァー, 村上 春樹
タイトル: The complete works of Raymond Carver (8)

99%新品

ベトナムの新聞を見ていると「バイク04年製ホンダ 96%新品」など個人売買の広告が出ています。値段はドルと金の二本立てです。バイクに限らず、不動産、自動車、工場機械、建築機器など全般に渡って類似の表示がなされています。価格は「要相談」でも新しさを数値で提示するのは、本来の購入価格がある程度、流通過程で通用するという顕れでもあります。減価償却なりリサイクルの概念が強いとも言えます。
求人広告で類似の表現があったら嫌ですね、あと交際相手の募集広告とか。人間は日々成長し続けていますから使い減りはないのです。宝の持ち腐れはあるでしょうけど。
著者: フィリップ ロス, Philip Roth, 宮本 陽吉
タイトル: 背信の日々

@Plala

お店のインターネット環境はBフレッツのおかげで快適です。パソコンのOSが英語!なのでブログの更新は携帯電話を使用していますが。ちなみに自宅はYahoo!BBです。
ベトナムのインターネット環境もかなり整備されつつあるようです。二年前にはADSLも導入されていましたし。インターネットカフェが雨後の筍の如く乱立した初期にはアクセスが集中する時間帯にはシステムがダウンするという事態が頻発していました。サイゴンネットが使用不可能という時期もありましたし。
インタラクティブな環境はこれからも急速に整備されていくことでしょう。あとは使う人のモラルの向上、ルールの確立がどれだけ追い付いていけるかです。紋切り型の物言いかもしれませんが、コミュニケーションの希薄さの「無自覚」を自覚する時期に来ているのです。無知の知を噛み締めながら。

著者: 蓮見 圭一
タイトル: ラジオ・エチオピア

合掌

昨日のブログを書いた数時間後にローマ法王が神に召されました。ご冥福をお祈りいたします。
 昨日、うちのお店でコックさんと話していると、「今度いつ、ベトナムに帰るの?」と質問が飛んできました。彼女にとってはベトナムは「帰る」場所なのでしょうけど、私には友達はいても家があるわけではありません。でも、サイゴンに遊びに行って帰る際も、ベトナム人だけでなく日本人の友達にすら同じ質問をされるので、私にとってサイゴンは「第二の故郷」なのでしょう。

無自覚な「故郷」を周囲に自覚させられるのも本末転倒とは言え、切っても切れない縁があることには間違いありません。

  

著者: 村上 龍, 坂本 龍一
タイトル: EV.Caf´e(イーヴィー・カフェ)―超進化論

 

桜、さくら、サクラ。

もうすぐお花見の季節です。ドゥドゥサンでも花見を計画中。
サイゴンでは当然、桜は咲きませんが「桜」と言えば「さくら日本語学校」、と日本語を真面目に勉強している学生さんからは答えが返ってきそうです。かつては杉良太郎が寄付をしていたいたことで知名度も高いですし。私が日本語の家庭教師をしていた女の子もさくら日本語学校の生徒でした。
サイゴン時代、友人に連れられて初めて行った日本料理店も「SAKURA」でした。日本のビールが高かったという印象しか残っていませんが。
ここ数年「桜」というタイトルの曲がチャートを席巻しています。彼らの歌がネットで海を越え、ベトナムでも流行したら、桜=日本のイメージも変わるかもしれません。

著者: 高橋 源一郎
タイトル: 日本文学盛衰史

最後の晩餐

私は敬虔なキリスト教徒ではありませんが、ローマ法王、死を従容のニュースに心を痛めています。私の父母も実家の近所の志家教会で結婚式を挙げていますし、戸塚教会の方々によくお店を利用していただいています。無宗教を謳ってはいますが、キリスト教との縁は浅からぬものなのかもしれません。先々月、利用された時は退任される神父さんの送別会でした。その時、出席されていたのは十三人!神父さんもその偶然について語っておられました。カナダ出身の神父さんが、現代の私達が失いつつある美しい響きをもった日本語で。
これから見える予約のお客さんも偶然に十三人。最後の晩餐ではなく、何度も足を運んでいただけるよう頑張ります!

著者: イアン マキューアン, Ian McEwan, 小山 太一
タイトル: 贖罪


気分一新

四月を迎え、新たな気持ちで店をもり立てる意味合いでランチ明けに髪を切りに行ってました。近所の「CutStudioSpirit」、通い始めて二年半くらい経っています。店員さんも顔見知りで改装したばかりの店内は採光性に優れ、白とウッド調のバランスも良く、落ち着いた雰囲気で調髪してもらえます。新人さんは緊張の面持ちでしたけど。
サイゴンでも決まった店で切ってもらてました。カットとシャンプーは別料金でカットが終わると別室でシャンプーとマッサージが受けられます。いかがわしい雰囲気、散髪に行ってもう一〇出来る風俗紛いのお店ではなく、あくまでも健全な店で。いつも決まって、ヴィンロン出身の二十歳そこそこの女の子にシャンプーしてもらっていました。毎回、名前や田舎を聞いていた気がします。話題が少ないせいでしょうか?日本でも毎回、タイやベトナムの話をしているので似たようなものかもしれません。
頭も気分も軽くなって今月の視界は良好、です。
著者: 田中 小実昌
タイトル: 香具師の旅

  

まあじゃんほうろうき

大学時代、寮でよく麻雀をしていました。坂本タクマ氏の漫画のモデルにもなった寮で。
サイゴンでもルナカフェがマック・ティ・ブイにあったころ麻雀の卓を囲んでいました。みんなやることが無くて退屈していたのですかね。いや牌の織り成す世界の無限の広がり、人の執念が衝突し結果生まれる勝負の神秘、非情さの魅力にとりつかれていたのでしょうか?
書いているうちに大学を卒業する際、寮の後輩に
著者: 西原 理恵子
タイトル: まあじゃんほうろうき (上)
著者: 西原 理恵子
タイトル: まあじゃんほうろうき (下)
の「まあじゃんほうろうき」をプレゼントしたのを思い出しました。
サイゴンで初めて国際電話をかけたのは国士無双をヒロ君から和了して貰ったお金を遣ったのでした。ヒロ君もとうの昔に帰国し、寮の後輩もNTTドコモで頑張ってるはずです。妙に人を感傷的にさせる麻雀も今はネットで興じる程度です。西原理恵子の漫画は今も愛読してますが。

君がそこにいるように

今月も今日で終わり、来月に入れば、満開の桜と共に新たな出会いが花開くことでしょう。
ドゥドゥサンも新たな展開を予定しています。オーナーと話し合いをして実現可能な部分から現在抱えている店の問題点を解決していく所存です。
ブログの題名は先月、早産でこの世に生を受け、保育器で健やかに成長をしているオーナーの娘さん、そしてドゥドゥサンを支えてくれるお客さん、常連の方々、新たに店を訪れる方々を思い、選びました。実際、傍にいない人達は目に見えないだけで本当は「そこにいる」のです。
これからも宜しくお願いいたします。
その人達の「存在の大きさ」へ感謝の意を込めて。
 

著者: ミラン クンデラ, Milan Kundera, 菅野 昭正
タイトル: 不滅