青パパの無限増殖ver.187 -23ページ目

G30

横浜市内全区でゴミの分別が始まりました。業務用、家庭用問わず、12品目に分別が徹底されることになります。業務用の場合は、更に一般廃棄物と産業廃棄物の区別がされます。周知徹底する前に分別する手間でゴミの量が減りそうです。始まったばかりなので慣れるまでは時間が必要です。
サイゴンでは毎日数回決まった時間にゴミ収拾箱を引いた業者が来て回収していました。私が住み始めた7年前ではまだ珍しかったです。今ではもっと徹底され、街の風景も変貌を遂げ、かつての「雑然さ」が失われたのに寂しさを覚えるのは花粉症のせいでも、突然の陽気で狂い咲く桜のせいでもなく、曖昧な郷愁のせいかもしれません。
著者: イーサン ケイニン, Ethan Canin, 柴田 元幸
タイトル: 宮殿泥棒

再会、出会い。

ランチに小学校以来の友人が来てくれました。連れて来てくれた同僚の方から去年の10月にプーケットへ旅行した話を伺いました。年末に行っていたら…スマトラ地震の被害者になっていてもおかしくなかったそうです。何故かタイのニューハーフの話で盛り上がりました。
その後、ベトナム在住の友人からメールが届き、「明日から中国へ行きます!」とのこと。反日運動の巻き添いに遭わないことをお祈りします。チベットへ向かうそうです。私は中沢新一の愛読者なので羨ましいの一言に尽きます。
ローマ法王の後はダライラマが宗教界のオピニオンリーダーとなるのでしょうか?東アジアの中での諍いが一日も早く沈静化しますように。台湾→香港→上海出張中の友人もいますので心配です。Aちゃん、I君気をつけてね!
著者: ダライラマ, Dalai Lama, 中沢 新一
タイトル: ダライ・ラマ、イエスを語る

スマトラ沖地震

昨年末の地震から立ち直る間もなく、悲劇が繰り返されました。被害者の方々の悲しみを憂い、一日も早い復興を祈念して、今日もブログを始めたいと思います。
サイゴン時代、仲良くしていたオカマがいて、お姉さんが神戸に嫁いでいました。当然、震災の話になって地震が頻繁に起こる日本は「怖い国」だと言われました。
こんなことを思い出したのは吉田修一の「最後の息子」を読んだせいでしょうか?サイゴンの彼のタイプではなかった私は、閻魔ちゃんにも大統領にも愛されないことでしょう。ちなみに彼は地震の少ないアメリカへ移住するのが夢でした。
地震の悪夢から覚めて現実と闘う逞しさが戻ることを心から願って。
 
著者: ジャン=フィリップ トゥーサン, Jean‐Philippe Toussaint, 野崎 歓
タイトル: ためらい

想定の範囲内

「想定内」は流行語大賞とりそうな勢いでメディアを踊らせています。月末になると、売上、経費の計算をするのですが、良くても悪くても「想定内」と考えることにしています。蛇に睨まれた蛙のように「想定外」なんて負け惜しみは言いません。
サイゴン時代飲み歩いた友人から言わせると私がドゥドゥサンの店長をしているのが「想定外」みたいです。「想定内」は経験則と信義則から鑑みるのが基本のはずなのに。その幅を決定するのは「懐の深さ」なのかもしれません。

 

著者: ミラン クンデラ, Milan Kundera, 千野 栄一
タイトル: 存在の耐えられない軽さ

 

友好的とは?

日本の国連常任理事国入りに対して、中国では反日デモが拡大しています。竹島の領有権に関する韓国の反発とダブルパンチを浴びている状況です。対東アジア外交を怠ってきたツケが一気にまわって来てますね。
サイゴン時代、ベトナム人は日本人に対して概ね「友好的」だったように思います。謙虚で勤勉なイメージで。反対に韓国人に対しては否定的な意見が多く見られました。傲慢で高圧なイメージ。
日本がタイに進出している時期に韓国はベトナムに進出していますから、後手に回っている以上、強気には出れないですしね。今でこそ日本も「韓流」ブームですが、ベトナムではその何年も前に韓国のドラマが人気でした。雑誌にも韓国の俳優・女優が取り上げられていましたし。
政治的な側面とは無関係に文化は浸透していくわけです。どちらも人間が生み出したものである以上、政治も文化も「友好的」に行けば良いのでしょうけど。その根底には深い「歴史」認識の溝があるため、歩み寄りは難しく、懸け橋も渡せないんですね。雨のせいか否定的な物言いになってしまいましたが、将来的に東アジア経済圏が有効に機能するためにも時間をかけて解決に向かうよう願います。
著者: 矢作 俊彦
タイトル: あ・じゃ・ぱん (上)
著者: 矢作 俊彦
タイトル: あ・じゃ・ぱん (下)

桜花賞

福永騎手、桜花賞2勝目おめでとうございます。私が胸に秘めた数字とは異なる数字で決着しましたが、見応えのあるレースでした。競馬はこうでなくてはいけません。
 サイゴンにもフー・トォ競馬場があり毎週末ポニーに乗った騎手がしのぎを削っています。私自身は行った事がありませんが、友達によると「出来レース」っぽく、人気がある窓口(枠ごとに分かれている)はすぐにしまってしまい、馬券が買えないのだそうです。それなら、ブン・タオで水・土と開催されるドックレースのほうが面白いかもしれません。ちなみに運営しているのはオーストラリアとの合弁会社です。

著者: チャールズ・バクスター, 田口 俊樹
タイトル: 愛の饗宴

独身貴族

最近、徐々に「青パパ」の名称も浸透しつつあるようです。昨日も飲み友達に「青パパのマスター」なんて呼ばれたくらいですから。彼の同僚が店のブログを覗いてくれたおかげで。
「青パパ」がいいか、「ドゥドゥサン」がいいか、それとも相変わらず「ベトナム」かという問題もあるにしろ、現状維持の「ベトナム」に軍配が上がりそうです。ブログを訪問してる方は「青パパ」を支持してくれることでしょう。それには緩やかな意識改革が必要とは思いますが。
子供がいなくても「ママ」と呼ばれるクラブ、スナック経営者、ベトナム料理店を経営する「青パパ」には子供はおろか愛人すらいないのです。潔癖な独身貴族を気取りつつ。
ここしばらく時事ネタを盛り込んで、トラックバックを増やす手段にしていました。アクセス数も増加の傾向にあるので、明日は「桜花賞」を取り上げる予定です。
春のGⅠは「年中行事」ですから、「時事ネタ」ではありません。負けず嫌いのお嬢さん達の意地の張り合い、馬に想いを託す人間のあまりに人間的な。予想は書きませんが、秘めたる数字は心の奥底に。

著者: フィリップ・ロス, 上岡 伸雄
タイトル: ダイング・アニマル

 

No Music,No Life!

著作権に関する法律の規制が緩いベトナムではかなりの枚数のCDを買いました。今、現在、部屋やお店にも数十枚あるのですが、日本に持ち込んではいけません。帰国する際、下宿のおばさんにも持って帰るな、と注意されました。持ち出して罰金払うのが落ちだというのです。ベトナムのCDはもちろん、日本のCDもありました。なぜかXJAPANなど。
 国営百貨店、その近所で購入していました。地べたに近い、低い椅子に座ってケースのないCDを何十枚と手にとり、選ぶ。音楽のない生活なんて想像できませんから。それは今も同じです。横浜のHMV辺りがちょうどいい空間ですね。

著者: 車谷 長吉
タイトル: 贋世捨人

田村正和

去年の夏からずっとNICOSの方からカードの加盟店になるようお話を受けています。店の法人化を優先して実現を先延ばしにし続けていたのですが、そろそろめどがつきそうなので前向きに考えていくつもりです。
政治家が「前向き」とか「善処する」なんて書くとかなり嘘くさく聞こえます。カード会社を紹介してくれた近所の可愛い花屋さん「MEBAE」の顔も立ててお客さんの利便性の向上も計れると、今流行りのWinWinの構造が実践できるわけです。ライブドア、フジテレビよりずっと友好的で、有効に。
著者: 吉田 修一
タイトル: パレード

オーダーメード

お店ではアオザイのオーダーメードのサービスを提供しています。頼んでいるサイゴンの友人はアオザイ以外にも手広く雑貨、家具等を卸しています。最近、籐の家具のオーダーメード等で相談を受けており、紹介する機会もあるかもしれません。
日本で高額の家具を購入するよりはお手頃な価格でしかも自分好みの家具を東南アジア現地でオーダー出来ればいうことありません。今はインターネットも発達していますし、ライブドアの堀江社長の言葉を待つこともなく、世界間の距離は確実に高速縮小化しているのでそのジャンルでの需要は確実に拡大していくことでしょう。
 

著者: 阿部 和重
タイトル: 無情の世界