宗谷本線ラッセル 2月12日編 | 気ままな撮り鉄日記

気ままな撮り鉄日記

鉄道写真をメインとした内容です。

何を隠そう、お正月から出撃を計画しておりました。

東北内でも定期での排雪列車は存在していないので確実に撮影するとなると、

もう北海道に行くしかないのです。

それも、日中の時間帯に作業が設定されているのは宗谷本線のみなのです。


日程を2月11日から14日の間にし、移動方法を検討してみると、

八戸まで車(高速道利用)、八戸港から苫小牧港までフェリー(車は八戸に置き去り)、

苫小牧港からレンタカー、この方法が自分にとってベストな方法となりました。


11日早朝の1:30頃に出発し、白石I.Cから高速道で八戸I.Cまで行き、

フェリーの時間までの空き時間で八戸線のキハと、八戸臨海鉄道の貨物を撮影しました。

その内容は、後日、別記事にする予定です。


八戸港8:45発、苫小牧港16:00着のフェリーで北海道へ渡ります。

旅費削減の為に二等の雑魚寝部屋でしたが、殆ど貸し切り状態で好き勝手にゴロゴロしてました。

でも、1人で7時間はちょっと暇過ぎましたけどね。


苫小牧港に到着し、予約したレンタカーを借用となったのですが、

手違いで支払いが現金になってしまい、到着早々懐具合が寂しくなったのでしたショック!

借りた車両は、4WD車でナビとETCも付いている日産のウィングロードです。

コンパクトカーの料金で1.8L車を借りる事が出来ました。

格安なので、旧型の車両で少しボロですけど、まぁ、自分のデリカもボロですし、問題ありません。

(ちなみに2泊3日の料金(保険込)で1.3万円弱です。)


苫小牧からは、宿を取ってある旭川まで高速道で移動しました。

流石に北海道ですから高速でも途中から雪道になる訳ですが、

北海道の皆さんは雪があってもなくてもスピードが変わないようで早い早い。

それなりにあった雪道運転の自信も早々に砕け散るのでした・・・

宿には19:30頃に到着しました。


12日朝は、5時半に起床して出発です。

目指すは、永山駅ですが、ナビの感覚が良く分からず早速道を間違えましたが・・・

途中の道では除雪作業をしていたりして少し時間は掛かったものの、6:10分前には到着。

調べていた情報だと、6:20分頃着6:25分頃発車だったので、まだ余裕の筈でした。

が、しかし、入場券(¥160)を購入してホームを覗くと、あらま、もう居るではないですか目

急に慌てたのは言うまでもありません。


まだ夜が明けきっていない中、1番線ホームでお休み中です。

雪352レ

DE15 2514

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さよならイベント等で展示されているのとは違い、今まさに作業をしているDE15です。

目の前にしたワクワク感は比べ物になりません!


後ろ側
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単線なので、この駅でキハ(321D)と交換になります。

そのキハが来る前に跨線橋を渡って2番線ホームへ・・・


そして、そのキハと・・・
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フランジャーを下げて発車です。
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後追いです。

加速を始める時のエンジン音がたまりませんねぇ~音譜
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この後は、宗谷本線に沿って行ける所まで北上します。

圧雪路なので遠慮してゆっくり走っていると、トラックにまで追い越されてしまいます。

トラックが前に行ってしまうとフサフサの雪が舞い上がって雪煙が発生するので、

とにかく前が見え辛いと言うか見えないので走るのは大変です。

とは言え、それなりに車も多いので同じペースで走らないと大渋滞の元ですからねぇ~

本州内の感覚で行って運転していたら、まず間違いなく邪魔にされると思います。

雪があってもなくても、本州内で走るよりも早いペースですから・・・

まぁ、道幅も広いですし、真っ直ぐな所が多いので余程変な操作でもしなければ大丈夫ですけどね。

但し、妙に凍結している所もあるので、滑ったりABSが作動しまくりだったりはしましたけど・・・


音威子府を過ぎた辺りから天気が凄く良くなり、青空に真っ白な山々が映え凄く綺麗な景色が広がり

走っていても気持ちの良い時間でした。


が、そんな天気もすぐに崩れてしまい、雄信内付近ではもう吹雪っぽくなってしまいました。

時間的にも、もうこれ以上北上も出来ないので、安牛~雄信内の同業の方がおられた踏切で

宗谷北線初の走行シーンを撮影する事にしました。

でも、どうした事か吹雪が激しくなってしまって、真っ白けで何が何だか分からない世界になりました。


到着してすぐに準備をして待っていると、踏切が鳴りラッセルの前照灯が見えて来ました。

真っ白ながらも、カメラのファインダーでは確認できるので、吹雪の中頑張って撮ってみました。

雪372レ
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踏切なので、フランジャーも上がっていますし、ウィングも閉じてます。

まぁ、この天気ですから贅沢は言えませんけど・・・

動画も見事にフレーミングをミスし、DE15の上のほうしか映ってませんでしたガーン



この後は、歌内~天塩中川の区間で撮ろうと思ったんですが、

地図で予習はしていたものの、何分一面真っ白な世界でよく分からず、

ナビで何とか確認しながらの移動です。

それでも何とかそれらしい所に行くと、先程のポイントで見掛けた方の車が・・・

はい、勝手が分からない所なので、そこに混ぜて頂く事にしました。

待ち時間も結構あったので色々と話しをしたりも出来て、1人で寂しい思いをせずに済みました。

その間に天気も回復してきて明るくなってきました。


ここも踏切なので、警報機が鳴ってから少しして姿を現しました!
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そう、こういうシーンが見たくて北海道まで来たんですよ!

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フランジャーが上がってしまってますけど、格好いいですラブラブ
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明るくなったのに露出を変えていなくて、ちょっとオーバーでした・・・



ご一緒して頂いた札幌の方が案内をしてくれると言うので、

その言葉に甘えさせて頂き次のポイントへ・・・


天塩中川駅で、スーパー宗谷と交換になり停車時間がある為、

その間に先回りが可能です。


手塩中川~佐久
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ちょっと跳ね上げが少ないですけど、

フランジャーも下がっていてウィングも開いているので・・・


ここでやっと車番を確認出来ました。

DE15 2515です。
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案内して頂いた札幌の方の先に行ってしまっていたんですが、

国道を走っていたら追い付いてしまったので、また付いて行っちゃいました。


付いた先は、佐久~筬島の踏切です。
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踏切ですから、ここもフランジャーが上がるしウィングも閉じる筈なので、奥を狙います。

はい、やはり上げて閉じましたね。
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次は、長時間停車となる音威子府駅へ行来ました。


窓口で入場券を購入しようとしたら、駅員さんに記念の入場券もありますがどうしますか?

と尋ねられたので、そこは迷わず記念の入場券を購入。


ラッセルは、1番奥の3番線に停車です。

(駅での写真は、K10Dで撮っています)
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後ろ側は雪が付いて真っ白。
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1エンド側のラッセルヘッド連結部分。
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凸の2エンド側 短いお鼻
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凸の1エンド側にも雪がびっしり付着してますね。
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跨線橋の窓から・・・
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ホームでの撮影後、駅内で音威子府蕎麦を食べました。

うどん派な自分ですが、せっかく来た訳ですし名物という事なので・・・



駅構内の外れにはる跨線橋から500mmで・・・

(ここからカメラはK-7です)
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引いてくるとこんな感じです。

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音威子府から先は、まず定番のカーブで撮る事にしました。

音威子府~咲来


ラッセル発車前に音威子府駅に到着する なよろ1号 4329D も撮ってみました。
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天気も良くなってくれたので、少し広角気味に撮ってみました。

雪362レ
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ここでも余り豪快には跳ばしてませんねぇ~
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余り雪煙も上がらなかったので、後ろ姿も・・・
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国道の橋の下を通って行きます。
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次は、調べた情報だと恩根内跨線橋で撮れるようなので向かいますが、

また吹雪きな天候にショック!


無事に間に合い、跨線橋の下から狙います。

恩根内駅の発車です。

うっすらと黒い煙が立ち上がりますね。

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引き寄せると、これぞラッセル的な感じになりました!
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次も、定番だという東恵橋(北星~日進)へ・・・

到着時、ここも吹雪出来たが、ラッセルが通過する頃になったら穏やかになってきました。

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ここも豪快にラッセルしてくれますね!
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サイド気味に・・・

画像補正時の違いで色合いが変わってしまってますが、修正が面倒なのでそのままにしちゃいます。
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動画です。




宗谷ラッセル撮影初日、初めての路線でしたが何とかここまで撮影出来ました。

途中ご案内下さった札幌の方、本当にありがとうございました。

また、各ポイントでご一緒した皆さんもお疲れ様でした。


この後は、幌延駅前に宿を取ってあるので、途中ロケハンもしながらまた同じ道を引き返して

北上するのでした・・・

その途中、前を走っていた車が凍結路面でスリップして対向車線側の雪壁に激突してました。

自分も何だか滑って来て危ないなと思いながら気を引き締めていたところだったので、

余裕を持って止まる事が出来て追突しなくて済みましたが、いや~危なかったです。


予定よりも早く宿に到着し、のんびりと夜を過ごしたのでした・・・


2月13日編に続く・・・