地球の大気は、主に窒素と酸素と水蒸気でできています。
金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星には酸素がありません。
ではなぜ地球にだけ酸素があるのでしょう?
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答え
実は、昔の地球には酸素がなく、二酸化炭素や水蒸気が多かったと考えられています。
二酸化炭素が多いと、厚い雲ができます。
地球ができてからしばらく経ち、熱かった地球がだんだん冷え始めると、
大気中の水蒸気が冷やされて、大雨が降り、海ができたと考えられています。
この海が、他の惑星とは違う環境をつくり出したのです。
まず、海は二酸化炭素を吸い取りました。二酸化炭素は海水に溶けやすいのです。
すると、大気から二酸化炭素が減り、地球を覆っていた雲がうすくなりました。
そのおかげで、海に太陽の光が届くようになりました。
一方、海は生き物を誕生させました。
海に光が届き始めたころには、海には、まわりの栄養を食べるとても小さな生き物がいました。
やがて、その生き物の中で、
光を利用して、海の中の水と、二酸化炭素から栄養をつくってしまう、
光合成をする生き物が誕生しました。
それが、地球に酸素がある理由ですが、詳しくはまた次会に!!