知人からSOSが入る

変な警告灯が点いているだけど・・・

駐車場にもオイル漏れの跡が・・・・

 

よくよく聞いてみると、オイル漏れによるオイルレベル警告。

まず、オイルを「ランプが点かなくなるまで補充して、整備屋へ」と指示。

 

このカングー、先日50万円かけて車検整備した車。

しなくていい整備を山ほどして、50万も取りながらこの有様・・・。

なんちゅう、整備屋じゃ!

店頭に外車を並べ、見た目の良い整備屋らしいけど、10万キロ車両の整備なら「その車の弱点」を整備すべきでしょ。

 

整備屋に持っていくと

・オイルプレッシャースイッチから漏れてます。

・部品が無いので、このまま乗って下さい。

・部品の目途がついたら連絡します。

・部品代は15000円くらい、整備込みで片手はかかりません。

片手って、50000円! だと

 

何とかしましょう、Papas factory が!

 

● 実車確認

どうやら、カングーはオイルプレッシャースイッチが弱点らしい。

M14-p1.5のパーツ。

サードパーティ品が4000円ほど、日産純正品も使えるかも・・・。

パーツの取付場所も確認できた。

車を見ましょ

なにやら、シール材が塗ったくって有る。

実に雑な作業です。

訳の分からない黒い蓋(右の赤丸)ごとシリコンシーラントで固めてある。

・隙間だらけのシールなのでシール機能は皆無。

・シーラントとオイルの相性は良くない。

・更に、ターミナルからのオイル漏れを想定した修理じゃない

プロの仕事じゃないなぁ~。

 

● とりあえず

シーラントを剥がし、脱脂してエポキシ接着剤で封印しましょ。

もちろん、加熱しながら「とろとろエポキシ」で隙間にも流し込む。

でも気になる、丸い部品と黒い樹脂カバー。

役割が分からない。

端子からのオイル滲みもありそうだしなぁ。

 

この修正部品は再使用せず、M14-P1.5のメクラボルトを押し込むことにする。

オイルレベルスイッチは別についているので、このスイッチが機能しなくても大丈夫。

 

●エンジン始動

メクラボルトを取り付けてエンジン始動。

全く問題無し・・・・

でも・・・・・

カングーって、オイルプレッシャースイッチを繋がない(オープン)でも警告ランプが点かないのね。

ちゅうことは、ターミナル断線、コード断線しても分からないんだ・・・・

ちょっとなぁ・・・

 

元電装設計者としては、

・プレッシャースイッチはノーマルクローズ

・油圧が無ければクローズで点灯

・油圧がかかったら、オープンで消灯

・始動前は油圧が無いのでクローズで警告灯点灯

・配線にトラブルが有ったとき、該当する警告灯が点灯する回路(ダイオードとオルタ回路の細工なんぞで)を入れるけどなぁ

ルノーの設計思想を疑っちゃう・

 

つづく