さて、もうそんな季節です。
把握している範囲でつらつらと書いていこうと思います
(文中敬称略)
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JP日本郵政グループ
【 新戦力 】
小暮真緒(所沢西→順大)
谷本七星(舟入→名城大)
クイーンズ駅伝優勝メンバーまる残り。
というより、一昨年の年末以降の退部者がいない。
そこにまた強力な大卒ルーキー2人が加入。
総部員は15名にものぼる。
誰が駅伝走っても強いのは間違いなく、メンバー選考が本当に難しそう。
積水化学
【 新戦力 】
山﨑りさ(成田→日体大)
長澤がセンコーに移籍した他多少の部員減はあったものの、
一昨年の日本一、そして昨年2位のメンバーはまるまる残る。
そこに強力ルーキーの山﨑が加わった。
郵政同様、駅伝メンバー入りの競争がし烈をきわめる。
しまむら
【 新戦力 】
柴田梨花(花巻東→東北福祉大)
立花來星々(青森山田)
田中那奈(小林→ヤマダHD)
昨季は大卒ルーキーの山田、鈴木が大当たり。
さらに夏に安藤が移籍加入したことでチーム力が急上昇。
勢いあまってクイーンズ駅伝3位にまで食い込んだ。
この3名ともともとのエースである髙橋まではほぼ駅伝メンバー確定か。
残った2枠を山ノ内、座間、河辺、菊地といった実力者が争う。
また高卒2年目の中馬も急上昇してきており、駅伝メンバー入り争いは白熱必至。
こういう高いレベルでの争いがあるチームはしばらく強い。
パナソニック
【 新戦力 】
依田来巳(東海大静岡翔洋→大阪学院大)
齋藤みう(伊豆中央→日体大)
勝呂遥香(白鵬女子)
1月に信櫻が電撃退部し、11年間チームの中心にいた森田香織も引退。
この2名の損失は、単なる走力の部分以外でもかなり大きい。
それでもまだ部員数は12人もいるので戦力は豊富なのかと思いきや、
自信を持ってクイーンズ駅伝に臨めるメンバーが組めるかというと、正直不安の方が大きい。
主力に一人でもケガ人が出るとクイーンズ8確保は難しいと思える。
やけに静岡色が濃くなった新戦力たちはみんな即戦力といえるが、
ルーキーをまるまる計算に入れないと駅伝メンバーが覚束ない状況は厳しい。
エディオン
【 新戦力 】
福永楓花(安田女子→立命館大)
塚本夕藍(大阪薫英女学院)
古木愛莉(ルーテル学院)
矢田キャプテン体制になってから、すっかりチーム力が安定した。
細田、矢田、水本が3大エースと言えるが、3人のバランスが実にいい。
今年のルーキー3人もそれぞれバランスがよく、
主力にケガ人が出てもうまい具合に補える陣容が揃ったといえる。
高卒2年目の名和が今年も上昇を続けてくれればクイーンズ駅伝3位以内も狙えるだろう。
岩谷産業
【 新戦力 】
渡部鈴夏(開星→鹿屋体育大)
磯崎心音(常葉学園菊川)
北村凜(東大阪大敬愛)
大エースに成長した川村の活躍もあり、クイーンズ8をキープ。
しかし昨春と比べると青木、若井、久木の3名が姿を消した。
いずれも一昨年のプリンセス駅伝優勝に貢献したメンバーであり、
そういった主力級が相次いで退部している状況は好ましくはないだろう。
残った主力も高齢化の印象は拭えず、ともに高卒4年目を迎える八木、小山の負担が増えそう。
第一生命グループ
【 新戦力 】
萩原結(城西大城西→東洋大)
鈴木優花、小海遥の強力ツートップをベテランの出水田が支えるという構図が強固で、
昨季もそつなくクイーンズ8入りを果たした。
しかし上記3名を脅かすような存在が飛び出してきていないのは残念なところで、
大卒3年目の飛田、同2年目の増渕らの奮起に今年は期待したいところ。
また高卒2年目の3名(中後、深澤、宮内)のうち1人くらいは爆発してほしい。
資生堂
【 新戦力 】
四元桃奈(昌平→大東文化大)
立迫志穂(国分中央→天満屋)
昨季はクイーンズ8こそなんとか死守したが、
3区を首位通過していたことを考えると課題が残る駅伝だった。
やはり原因としては、大ベテランの高島を頼りにせざるを得ないほど
若手が順調に成長していなかったところにあるかと思われる。
結果、高島が直前に欠場となったことが大苦戦につながった。
天満屋で昨季メキメキと成長していた立迫が移籍加入してきたのは朗報で、
五島の負担も多少は軽減されることだろう。
あとはいかにも資生堂のイメージに合うルーキーの四元が伸びてくれれば、
それなりにはいい戦いができるはず。
外国人もいなくなり厳しい状況には変わりないが、
逆に若手にはチャンスなので頑張ってほしい。
ユニクロ
【 新戦力 】
渡辺愛(大阪高→園田学園女子大)
柏倉四季(山形中央)
神田青葉(西京)
市田美咲(神村学園→鹿屋体大→エディオン)
奥本菜瑠海(興譲館→大分東明→日立)
チームの大黒柱ともいえた吉川を含め、計4名が退部したのは間違いなく痛い。
しかし川口、平井、柳谷、後藤夢らを軸に手駒が豊富で、
プリンセス駅伝で優勝した昨季と遜色ないチーム力は健在。
新戦力ながら大ベテランの市田は長い距離の区間のバックアップに問題なく、
実力者の奥本も必ずや戦力としてカウントできる。
あと注目は高卒ルーキーの神田(こうだ)で、山口県高校駅伝の5区で
区間新を叩き出した駅伝力は侮れない。
天満屋
【 新戦力 】
政田愛梨(鳥取城北→京産大)
平島未来(鳳凰→ユニクロ)
大エースの前田穂南を筆頭に松下、渡邉桃子、吉薗、西村と実力者らは健在。
しかし昨春以降だけで計6名もの退部者を出しており、気づけば部員数が8名にまで減った。
ケガ人でも出れば、クイーンズ8復帰はおろかプリンセス駅伝の通過さえも危うくなる。
しかしユニクロから移籍加入の平島は天満屋には向くと思うし、
長い距離の区間でもそつなくこなしてくれそう。期待は大きい。
ダイハツ
【 新戦力 】
村松灯(立命館宇治→立命館大)
2年前から通算して、部員の増減は上田の退部(日立に移籍)と今春の村松灯の加入のみ。
ついにクイーンズ8から陥落したチームとしては、多少のテコ入れは必要かと思われたのだが…。
昨春も感じたことだが、チーム内格差のようなものが年々広がっているように感じる。
だいたい同じようなメンバーが駅伝を走り、しかもみんなフルマラソンが主軸なので
駅伝では脆さが見え始めているようにも思える。
村松灯の存在が何か大きくチームの流れを変えてくれはしないかと期待はしているが…。
豊田自動織機
【 新戦力 】
小倉陽菜(神村学園)
川西みち(自由ケ丘)
マーガレット・エカラレ(開志国際)
火山華(安城学園)
岡本春美(常磐→三井住友海上→ヤマダHD)
昨季は一気に若いチームに生まれ変わったのがどう出るかと思っていたが、
終わってみればクイーンズ駅伝12位まで這い上がったのは立派だった。
しかしその伸び盛りの若い戦力たちの中から3名(藤田、吉田、松本)も退部者が出て、
長きに渡りチームの大黒柱であった籔下もとうとう引退した。
また1からのチーム作りとなりそうでなんとも言えない部分もあるが、
とりあえず新戦力たちはみんな即戦力レベルの実力がある。
神村で3年間主力だった小倉、全中チャンピオンの川西、愛知県高校駅伝1区区間賞の火山。
近年は有力な高校生たちの大学進学志向が強まる中、これだけの人材をまとめて獲得できたのは大きい。
あとは移籍加入の岡本がハマるかどうか。
ハマったときはとてつもない力を発揮するだろうが、移籍していきなり
チーム最年長という状況がどう影響するかがわからない。
三井住友海上
【 新戦力 】
永長里緒(筑紫女学園→大阪学院大)
不破聖衣来(健大高崎→拓殖大)
昨季のプリンセス駅伝2位、クイーンズ駅伝13位のメンバーはすべて残っており、
そこに大学トップクラスの実力者2名が加入ということで戦力は間違いなく上昇。
そもそも樺沢、兼友、松田、清水、西山、タビタ・・・
ここに永長、不破とくれば、予選会優勝からのクイーンズ8獲得は至上命令ともいえる。
それを確実にするためには、2年前からの課題である小林、小松の奮起も必要不可欠。
シスメックス
【 新戦力 】
中地こころ(立命館宇治→立命館大)
大西桃花(立命館宇治)
穗岐山芽衣(山田)
昨季からは田﨑と尾崎を中心にチームの若い力がうまく機能し、
プリンセス駅伝4位で危なげなくクイーンズ駅伝出場を決めた。
そこに今季は立命館の大学王者復帰の立役者の中地と高校トップレベルの2名が加入。
新戦力3名とも即戦力として機能するのは間違いなく、
田﨑、尾崎、酒井想の3本柱とうまく融合できればクイーンズ8も狙えそう。
もう実業団12年目になる石井や高卒4年目の黒田らも安定して強いので楽しみ。
肥後銀行
【 新戦力 】
多田妃奈(大分東明→ヤマダHD)
末永恋菜(鎮西学院→福岡大)
黒神璃菜(神村学園)
2024年のクロカン日本選手権を優勝して以降すっかり姿を見ず
結局昨季は駅伝も走ることのなかった酒井がひっそりと退部(その後ニトリに移籍)。
3月には外国人のダイアナまで退部した。
一気に戦力ダウン・・・かと思いきや、案外そうでもなさそうだ。
なにしろ堤、高江、塚本ら生え抜きの中堅クラスが軒並みベースアップしており、
むしろ層が厚くなってきたようにも感じる。
そして実力者の多田が移籍加入してきたのも大きく、チーム内の競争が激化してくるとまたレベルが上がる。
ルーキー黒神の加入で、神村の先輩である久保も負けじと奮起するだろう。
大卒ルーキーの末永もまだここから伸びしろを感じる。
移籍組のベテランである南雲、大塚もうかうかしていられない。
大塚製薬
【 新戦力 】
堀尾咲月(京産大→センコー)
昨季はルーキーの小林香菜が大当たり。
一躍、女子長距離界のシンデレラともいえる活躍を見せた。
今季は新卒採用はないみたいだが、戦力的には何も問題ない。
駅伝では3区・小林と5区・棚池を固定してそこからオーダーを組み立てれば
大崩れすることは絶対にない。
ルートインホテルズ
【 新戦力 】
藤田仁乃(昌平→玉川大)
昨季は夏場にほぼ全員が5000mのPBを更新するくらいチームとして勢いを見せていたが、
駅伝ではエース級に成長した大西が走れなかった誤算もあり思ったほど結果を残せなかった。
しかし昨季の好調だったメンバーは全員残っているので、今季あらためて期待できるだろう。
新戦力の藤田も能力は高く、彼女が5000mで16分を切るレベルになれるようならおもしろい。
日 立
【 新戦力 】
光恒悠里(純真→福岡大→十八親和銀行)
上田雪菜(奈良育英→筑波大→ダイハツ)
矢内楓恋(日大東北→東北福祉大)
中川千愛(浜松商)
長くチームの中心だった小井戸、佐々木芽衣瑠衣twinsが引退し、
追い討ちをかけるように奥本まで退部した(後日ユニクロ入り)。
戦力的にも人数的にもかなり厳しいシーズンになるかと思われたが、
なんとか移籍で2名とルーキー2名をうまい具合に補強できた。
上田、光恒とも長い距離に問題なく、小井戸がいたポジションにどちらが入っても大丈夫。
高卒ルーキーの中川も、レベルの高かった昨季の静岡県の中でもトップクラスだった実力。
都大路1区でも13位に好走しており、奥本に遜色ないというかむしろ使いしろがありそう。
大卒5年目を迎えた花野も充実一途で、高卒14年目の鈴木千晴もますます元気。
新キャプテンの鈴木樺連、コーチ兼任の田村も揃い、日立の未来は明るい。
京セラ
【 新戦力 】
尾方唯莉(ルーテル学院→日体大)
嶋田桃子(九国大付→日体大)
栗本楓花(高川学園)
吉田あり(ルーテル学院)
昨春初頭の段階ではプリンセス駅伝通過も不透明な印象だったが、
小園、藤元の両名がともに大きく飛躍しプリンセス駅伝は10位で難なく通過した。
大卒3年目の黒田がもうチーム最年長という若いチーム編成は続くが、
ともに黒田の日体大の後輩にあたる尾方、嶋田の強力ルーキーが加わったのは大きい。
これで駅伝の長い距離の区間への不安もほぼ解消され、
より戦略的に上位を目指す駅伝が展開できそうだ。
東京メトロ
【 新戦力 】
山口あずさ(白鷗大足利→帝京科学大)
昨季スターツから主力がまるまる移籍してきて戦力充実したわりには、
クイーンズ駅伝出場こそ果たしたが期待ほどの結果ではなかったかと思われる。
プリンセス駅伝でも1区間ごとに順位の上下動が激しく、
何かバランスが悪く噛み合わないまま終わってしまった印象もある。
今季の新戦力は大卒ルーキーの山口のみ。
チームの潤滑油というか、バランスを整える存在になってくれるよう期待する。
デンソー
【 新戦力 】
小池彩加(東北福祉大→エディオン他)
磯野美空(関西大→ヤマダHD)
土田佳奈(東京農大→埼玉医科大G→ヤマダHD)
ジェシンタ・ニョカビ(白鵬女子)
昨季はまさかのプリンセス駅伝突破でクイーンズ駅伝出場を果たした。
原動力となったのは高卒ルーキーだった松谷で、トラックで好タイムを連発した勢いそのままに
プリンセス駅伝1区でも区間7位に好走しチームを勢いづけた。
今季はその松谷をエースに据え駅伝では彼女に3区を走らせるつもりで
組み立てていくのが理想ではないかと思われる。
ニョカビの加入により3区、4区を固定できるので、他の区間のバリエーションも豊かになる。
移籍組の磯野、土田は優秀なのでどの区間でも対応してくれるだろう。
ニトリ
【 新戦力 】
飯島理子(筑紫女学園→積水化学→埼玉医科大G)
酒井美玖(北九州市立→デンソー→肥後銀行)
髙橋朱穂(本庄一→亜細亜大)
鈴木凛皇(水城)
伸び盛りだった鈴木天華の退部は痛いところだったが、
飯島、酒井の強力な移籍組が加入したことで一気に戦力の厚みが増した。
どちらも実業団3チーム目。期するところもあるだろう。
もともとのエース格である杉浦、古川と移籍組とがうまく絡めばかなり強い。
また高卒ルーキーの鈴木も中学生時から都道府県駅伝で活躍したように潜在能力が高い。
ベアーズ
【 新戦力 】
スーサン・カモソ(大分東明→ヤマダHD)
門脇奈穂(仙台育英→拓殖大)
昨季はクイーンズ駅伝出場を果たし充実のシーズンとなった。
今季は移籍外国人と即戦力大卒ルーキーが加わり、戦力はまた上がった。
昨季エース格だった松井、坂口とルーキーの門脇とで主要区間を形成し
4区はカモソで固定できるとなれば、勝ちパターンのようなものも出来上がる。
ところで昨春から通算して6名もの退部者が出ているのは気になるところ。
仕事にも競技にも集中できる環境づくりは大事だと思うのだが…。
スターツ
【 新戦力 】
赤堀かりん(日体大→東京メトロ)
幸田萌(東京農大三高→埼玉医科大G→東京農大)
三輪南菜子(錦城学園→関西外国語大)
昨季は33歳で競技復帰した伊澤が大活躍!
逆境を跳ね返してクイーンズ駅伝に出場したのは立派だった。
今季は元実業団で大学を経て実業団復帰の幸田が加入。
こちらも反骨精神で活躍してくれるのではないだろうか。
赤堀は昨季スターツから大量移動した東京メトロから逆輸入のような形での移籍加入となった。
彼女が活躍してくれるといろんな意味でおもしろい。
そして大卒ルーキーの三輪は間違いなく即戦力。
伊澤、對馬の両輪に新戦力たちがうまく絡めばかなり上昇する。楽しみだ。
ダイソー
【 新戦力 】
山際夏芽(世羅→順天堂大)
江藤杏梨(北九州市立→東洋大中退?)
ローズ・ワングイ(世羅)
昨季は惜しくもプリンセス駅伝17位でクイーンズ駅伝出場を逃したが、
3区までは絶望的な位置から盛り返してよもやの大逆転まで迫ったのは立派だった。
正直、戦力はチーム創設当初からずっと変わってないように感じる。
気づけば駅伝メンバーは世羅関係者がズラリと並ぶような印象だ。
果たして今季は、世羅を卒業し順大を経由した山際が加わった。
昨季は杜の都、富士山とも上々の走りを見せており、即戦力の期待は大きい。
世羅で同期だった加藤twinsも触発されて活躍してくれるのが理想だ。
十八親和銀行
【 新戦力 】
川原よしの(瓊浦)
昨季のプリンセス駅伝18位は大健闘だと思ったが、
今季は絶対的な存在だった光恒が抜けたことで厳しい戦いが予想される。
しかし昨季のプリンセス駅伝同様に藤丸3区と明石5区を固定で考えて
残りの区間に1人ずつスペシャリストを養成していけば少しは勝負できそう。
埼玉医科大学グループ
【 新戦力 】
吉田詩央(埼玉栄→日体大)
片桐紫音(川口市立→拓殖大)
小林凜花(本庄一)
チームの絶対的なツートップだった飯島と伊東が相次いで退部。
ハッキリいって雲行きは怪しい。
とりあえず駅伝では長い距離の区間に誰を置くかから考えないといけないが、
どちらかというと中距離寄りな選手が多いように感じるのでこれも難しい。
どの区間もハマる選手を探すというよりはハマる選手に育てていくしかない。
赤坂よもぎ新監督の手腕にも期待が高まる。
ユニバーサルエンターテインメント
【 新戦力 】
石川蘭(札幌山の手)
小倉稜央(和歌山北→エディオン)
昨季は春先から懸念していたとおりベテラン組の疲弊に対する若手の押し上げがなく、
プリンセス駅伝で見せ場もなく敗退してクイーンズ駅伝出場を逃した。
今季は昨秋に移籍加入した筒井を中心に回っていけば昨季のようなことはないだろうが、
その筒井にしてももう実業団12年目を迎える。
生え抜きの二枚看板ともいえる和久も12年目、鷲見も11年目だ。
やはり若手の台頭がないと今季も苦しいことは苦しい。
今季は高卒ルーキーも加入したので、高卒2年目の橘山とともに若い力で飛躍してほしい。
ノーリツ
【 新戦力 】
福永愛佳(須磨学園→兵庫大)
昨季はプリンセス駅伝21位だったとはいえ、3区までは予選通過圏内で見せ場はあった。
それも1区の小林朝が区間5位発進で流れを作ってくれたからである。
今季はその小林の須磨学園時代の後輩にあたる福永が加入した。
その福永の兵庫大の先輩にあたる清水も昨季急成長しており、これで強力な兵庫県トライアングルが完成した。
ここに大卒5年目を迎える大黒柱の平野や藤村晶菜が絡んでくるとそれなりにいい勝負ができそう。
昨季は体調が安定しなかった大卒3年目の日吉ももっとやれる。期待している。
センコー
【 新戦力 】
安なつ美(大阪薫英女学院→エディオン)
長澤日桜里(山形城北→積水化学)
朝比奈雅姫(世羅→法政大)
宇納杏莉(美濃加茂)
安藤咲葵(九国大付)
野田七海(九国大付)
昨季は朝比奈(亜)がバリバリ活躍していたので、彼女が長い距離の区間を走れば
プリンセス駅伝通過は余裕だと思っていたのだが…。
彼女が駅伝を欠場したことでやはり長い距離の区間で失速して予選敗退した。
結局のところ、大エースの下田平以外のメンバーがみんな安定感を欠いていたということだ。
そこで今季は、すでに実業団でそれなりの実績がある安と長澤を補強。
安は長い距離の区間にも対応できるし、長澤は積水でキャプテンを務めながらも
クイーンズ駅伝を走る機会に恵まれなかっただけにここに懸ける思いも強いだろう。
あと高卒ルーキーの宇納は、岐阜県高校駅伝の2区をかなりの好タイムで走っており力はある。
朝比奈(雅)も姉と同じような成長曲線を描いてくれれば理想的だ。
鹿児島銀行
【 新戦力 】
前田海音(鹿児島女子→資生堂)
上環(国分中央)
嶋田晴日(東海大熊本星翔)
田川愛奈(東海大熊本星翔)
弓山由依乃(佐賀清和)
15年間チームに在籍した大ベテランの池満に、リオ五輪出場経験のある上原。
チームの顔ともいえる2人が揃って引退。
チームが一気に若返った一方、駅伝での距離の長い区間への不安が大きくなった。
今季は腹を括って高卒4年目の野村眞央をエースに据え、
彼女に3区を任せるのを前提としたチーム作りをしていくしかないだろう。
普通にいけば、資生堂から移籍加入の前田なら1区でも5区でも任せられそう。
その前田の高校の先輩でありチーム最年長となった倉岡が
しっかりと自覚を持って取り組んでくれれば、チームとして形はできる。
残りのメンバーはドングリの背比べになるかもしれないが、
誰にでもチャンスがあるのだから意欲的に取り組んでいってほしい。
愛媛銀行
【 新戦力 】
對馬万歩(青森山田)
ルーシー・ドゥータ(青森山田)
合阪光俐(咲くやこの花)
昨季は松井の成長がありプリンセス駅伝でもいい勝負をするかと思われたが、
途中アクシデントもありクイーンズ駅伝出場には遠く届かなかった。
しかし松井と豊田を中心にチーム力が上がっているのは確かで、
今季はそこに青森山田からルーシー・ドゥータが加入してきたので期待は高まる。
部員の中にはトラックの800mに特化した選手も数名いるので駅伝の戦力は万全とはいかないが、
1区がうまく流れを作れば4区のルーシーで予選通過安泰の圏内まで持っていける可能性は出てきた。
キヤノン
【 新戦力 】
馬場園桃(東海大熊本星翔)
村井百佳(自由ケ丘)
河野咲羽(小林)
ベテランの日髙は1年でチームを去り、大物外国人のゲティチは駅伝を走ることもなく
12月にロードレースを1本だけ走ってそそくさとキヤノンでのキャリアを終えた。
長い距離の区間要員として重宝していた市原も引退ということで、ほぼ八方塞がりの状態。
新戦力の3人はそれぞれの出身高校でも駅伝メンバー入りの当落線上にいた選手たちなので、
即戦力としての活躍は今の段階ではそこまで望めない。
全員がゼロから競い合って伸びていってもらうしかない。
TOTO
【 新戦力 】
石松空(西京→関西大)
谷口萌愛(興譲館→京都光華女子大)
昨春初頭の段階では11人ほどいた部員のうち、気づけば外国人を含め4人ほど退部していた。
今季はせめて駅伝シーズンまでに部員を減らすことなく乗り切ってほしいものだ。
ところで今季の新戦力2名は、どちらも即戦力といえるだけの実力を持つ。
石松は関西大で常に主要区間を担っていた印象があるし、
谷口は関西学生女子駅伝の1区で区間5位に健闘している。
どちらも1年目から率先してチームを引っ張っていってほしい。
ワコール
【 新戦力 】
小林舞香(東海大諏訪→環太平洋大)
坂牧紗衣(光ヶ丘女子→京産大)
本庄悠紀奈(大手前→筑波大→筑波大院)
久木柚奈(東舞鶴→佛教大→岩谷産業)
昨季は安藤、柳谷、飯塚と退部(移籍)者が相次ぎ、なんとか人数だけ揃えて
プリンセス駅伝に出場はしたが3区の若井以外はまったく勝負にならなかった。
3月に久木が若井を追うように岩谷産業から移籍してきて少し展望が明るくなり、
新卒採用では即戦力になり得る大卒選手を揃えた。
特に本庄は杜の都で筑波大のシード獲得に大きく貢献しており期待が大きい。
九電工
【 新戦力 】
石川美沙希(小林)
千知岩咲希(鳳凰)
花田桜子(福工大城東)
馬場千花(鎮西学院)
昨季は春先からの懸念どおり林田美咲の穴がまったく埋まらぬまま秋を迎え、
唐沢が海外遠征で大ケガを負った時点でもうどうにもチームとして回らなくなってしまった。
結果、プリンセス駅伝を出場辞退するという最悪の事態に至った。
今春は4名が新卒採用されたが、とりあえず人数は揃えたが…といった印象。
相変わらず逸木、唐沢のツートップへの比重が大きい状況は変わらないが、
高卒2年目の朝吹が地道に上昇カーブを描いてきている。
駅伝では彼女が1区か3区を担ってくれるようになるとありがたい。
あと、どのタイミングで入ったのかは不明だが
カプチッチ・セリー・チェピエゴがチームに復帰したようである。
九電工がまだクイーンズ8でも狙おうかという勢いのあった時代の息吹を
チームに注ぎ込んでほしいものである。




