☆TVの国からキラキラ☆

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主に最近観たTVショーの感想

(およびスポーツ界の話題、たまには映画の感想なんかも少々・・)

ピンキーパンチ大逆転!!


※プロフページに映画記事の索引ページへのリンク貼ってます。ご活用くださいカチンコ

 

さて、もうそんな季節です。

 

把握している範囲でつらつらと書いていこうと思います

 

(文中敬称略)

 

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JP日本郵政グループ

【 新戦力 】

小暮真緒(所沢西→順大)

谷本七星(舟入→名城大)

 

クイーンズ駅伝優勝メンバーまる残り。

というより、一昨年の年末以降の退部者がいない。

そこにまた強力な大卒ルーキー2人が加入。

総部員は15名にものぼる。

誰が駅伝走っても強いのは間違いなく、メンバー選考が本当に難しそう。

 

積水化学

【 新戦力 】

山﨑りさ(成田→日体大)

 

長澤がセンコーに移籍した他多少の部員減はあったものの、

一昨年の日本一、そして昨年2位のメンバーはまるまる残る。

そこに強力ルーキーの山﨑が加わった。

郵政同様、駅伝メンバー入りの競争がし烈をきわめる。

 

 

しまむら

【 新戦力 】

柴田梨花(花巻東→東北福祉大)

立花來星々(青森山田)

田中那奈(小林→ヤマダHD)

 

昨季は大卒ルーキーの山田、鈴木が大当たり。

さらに夏に安藤が移籍加入したことでチーム力が急上昇。

勢いあまってクイーンズ駅伝3位にまで食い込んだ。

この3名ともともとのエースである髙橋まではほぼ駅伝メンバー確定か。

残った2枠を山ノ内、座間、河辺、菊地といった実力者が争う。

また高卒2年目の中馬も急上昇してきており、駅伝メンバー入り争いは白熱必至。

こういう高いレベルでの争いがあるチームはしばらく強い。

 

パナソニック

【 新戦力 】

依田来巳(東海大静岡翔洋→大阪学院大)

齋藤みう(伊豆中央→日体大)

勝呂遥香(白鵬女子)

 

1月に信櫻が電撃退部し、11年間チームの中心にいた森田香織も引退。

この2名の損失は、単なる走力の部分以外でもかなり大きい。

それでもまだ部員数は12人もいるので戦力は豊富なのかと思いきや、

自信を持ってクイーンズ駅伝に臨めるメンバーが組めるかというと、正直不安の方が大きい。

主力に一人でもケガ人が出るとクイーンズ8確保は難しいと思える。

やけに静岡色が濃くなった新戦力たちはみんな即戦力といえるが、

ルーキーをまるまる計算に入れないと駅伝メンバーが覚束ない状況は厳しい。

 

エディオン

【 新戦力 】

福永楓花(安田女子→立命館大)

塚本夕藍(大阪薫英女学院)

古木愛莉(ルーテル学院)

 

矢田キャプテン体制になってから、すっかりチーム力が安定した。

細田、矢田、水本が3大エースと言えるが、3人のバランスが実にいい。

今年のルーキー3人もそれぞれバランスがよく、

主力にケガ人が出てもうまい具合に補える陣容が揃ったといえる。

高卒2年目の名和が今年も上昇を続けてくれればクイーンズ駅伝3位以内も狙えるだろう。

 

岩谷産業

【 新戦力 】

渡部鈴夏(開星→鹿屋体育大)

磯崎心音(常葉学園菊川)

北村凜(東大阪大敬愛)

 

大エースに成長した川村の活躍もあり、クイーンズ8をキープ。

しかし昨春と比べると青木、若井、久木の3名が姿を消した。

いずれも一昨年のプリンセス駅伝優勝に貢献したメンバーであり、

そういった主力級が相次いで退部している状況は好ましくはないだろう。

残った主力も高齢化の印象は拭えず、ともに高卒4年目を迎える八木、小山の負担が増えそう。

 

第一生命グループ

【 新戦力 】

萩原結(城西大城西→東洋大)

 

鈴木優花、小海遥の強力ツートップをベテランの出水田が支えるという構図が強固で、

昨季もそつなくクイーンズ8入りを果たした。

しかし上記3名を脅かすような存在が飛び出してきていないのは残念なところで、

大卒3年目の飛田、同2年目の増渕らの奮起に今年は期待したいところ。

また高卒2年目の3名(中後、深澤、宮内)のうち1人くらいは爆発してほしい。

 

資生堂

【 新戦力 】

四元桃奈(昌平→大東文化大)

立迫志穂(国分中央→天満屋)

 

昨季はクイーンズ8こそなんとか死守したが、

3区を首位通過していたことを考えると課題が残る駅伝だった。

やはり原因としては、大ベテランの高島を頼りにせざるを得ないほど

若手が順調に成長していなかったところにあるかと思われる。

結果、高島が直前に欠場となったことが大苦戦につながった。

天満屋で昨季メキメキと成長していた立迫が移籍加入してきたのは朗報で、

五島の負担も多少は軽減されることだろう。

あとはいかにも資生堂のイメージに合うルーキーの四元が伸びてくれれば、

それなりにはいい戦いができるはず。

外国人もいなくなり厳しい状況には変わりないが、

逆に若手にはチャンスなので頑張ってほしい。

 

ユニクロ

【 新戦力 】

渡辺愛(大阪高→園田学園女子大)

柏倉四季(山形中央)

神田青葉(西京)

市田美咲(神村学園→鹿屋体大→エディオン)

奥本菜瑠海(興譲館→大分東明→日立)

 

チームの大黒柱ともいえた吉川を含め、計4名が退部したのは間違いなく痛い。

しかし川口、平井、柳谷、後藤夢らを軸に手駒が豊富で、

プリンセス駅伝で優勝した昨季と遜色ないチーム力は健在。

新戦力ながら大ベテランの市田は長い距離の区間のバックアップに問題なく、

実力者の奥本も必ずや戦力としてカウントできる。

あと注目は高卒ルーキーの神田(こうだ)で、山口県高校駅伝の5区で

区間新を叩き出した駅伝力は侮れない。

 

天満屋

【 新戦力 】

政田愛梨(鳥取城北→京産大)

平島未来(鳳凰→ユニクロ)

 

大エースの前田穂南を筆頭に松下、渡邉桃子、吉薗、西村と実力者らは健在。

しかし昨春以降だけで計6名もの退部者を出しており、気づけば部員数が8名にまで減った。

ケガ人でも出れば、クイーンズ8復帰はおろかプリンセス駅伝の通過さえも危うくなる。

しかしユニクロから移籍加入の平島は天満屋には向くと思うし、

長い距離の区間でもそつなくこなしてくれそう。期待は大きい。

 

ダイハツ

【 新戦力 】

村松灯(立命館宇治→立命館大)

 

2年前から通算して、部員の増減は上田の退部(日立に移籍)と今春の村松灯の加入のみ。

ついにクイーンズ8から陥落したチームとしては、多少のテコ入れは必要かと思われたのだが…。

昨春も感じたことだが、チーム内格差のようなものが年々広がっているように感じる。

だいたい同じようなメンバーが駅伝を走り、しかもみんなフルマラソンが主軸なので

駅伝では脆さが見え始めているようにも思える。

村松灯の存在が何か大きくチームの流れを変えてくれはしないかと期待はしているが…。

 

豊田自動織機

【 新戦力 】

小倉陽菜(神村学園)

川西みち(自由ケ丘)

マーガレット・エカラレ(開志国際)

火山華(安城学園)

岡本春美(常磐→三井住友海上→ヤマダHD)

 

昨季は一気に若いチームに生まれ変わったのがどう出るかと思っていたが、

終わってみればクイーンズ駅伝12位まで這い上がったのは立派だった。

しかしその伸び盛りの若い戦力たちの中から3名(藤田、吉田、松本)も退部者が出て、

長きに渡りチームの大黒柱であった籔下もとうとう引退した。

また1からのチーム作りとなりそうでなんとも言えない部分もあるが、

とりあえず新戦力たちはみんな即戦力レベルの実力がある。

神村で3年間主力だった小倉、全中チャンピオンの川西、愛知県高校駅伝1区区間賞の火山。

近年は有力な高校生たちの大学進学志向が強まる中、これだけの人材をまとめて獲得できたのは大きい。

あとは移籍加入の岡本がハマるかどうか。

ハマったときはとてつもない力を発揮するだろうが、移籍していきなり

チーム最年長という状況がどう影響するかがわからない。

 

三井住友海上

【 新戦力 】

永長里緒(筑紫女学園→大阪学院大)

不破聖衣来(健大高崎→拓殖大)

 

昨季のプリンセス駅伝2位、クイーンズ駅伝13位のメンバーはすべて残っており、

そこに大学トップクラスの実力者2名が加入ということで戦力は間違いなく上昇。

そもそも樺沢、兼友、松田、清水、西山、タビタ・・・

ここに永長、不破とくれば、予選会優勝からのクイーンズ8獲得は至上命令ともいえる。

それを確実にするためには、2年前からの課題である小林、小松の奮起も必要不可欠。

 

シスメックス

【 新戦力 】

中地こころ(立命館宇治→立命館大)

大西桃花(立命館宇治)

穗岐山芽衣(山田)

 

昨季からは田﨑と尾崎を中心にチームの若い力がうまく機能し、

プリンセス駅伝4位で危なげなくクイーンズ駅伝出場を決めた。

そこに今季は立命館の大学王者復帰の立役者の中地と高校トップレベルの2名が加入。

新戦力3名とも即戦力として機能するのは間違いなく、

田﨑、尾崎、酒井想の3本柱とうまく融合できればクイーンズ8も狙えそう。

もう実業団12年目になる石井や高卒4年目の黒田らも安定して強いので楽しみ。

 

肥後銀行

【 新戦力 】

多田妃奈(大分東明→ヤマダHD)

末永恋菜(鎮西学院→福岡大)

黒神璃菜(神村学園)

 

2024年のクロカン日本選手権を優勝して以降すっかり姿を見ず

結局昨季は駅伝も走ることのなかった酒井がひっそりと退部(その後ニトリに移籍)。

3月には外国人のダイアナまで退部した。

一気に戦力ダウン・・・かと思いきや、案外そうでもなさそうだ。

なにしろ堤、高江、塚本ら生え抜きの中堅クラスが軒並みベースアップしており、

むしろ層が厚くなってきたようにも感じる。

そして実力者の多田が移籍加入してきたのも大きく、チーム内の競争が激化してくるとまたレベルが上がる。

ルーキー黒神の加入で、神村の先輩である久保も負けじと奮起するだろう。

大卒ルーキーの末永もまだここから伸びしろを感じる。

移籍組のベテランである南雲、大塚もうかうかしていられない。

 

大塚製薬

【 新戦力 】

堀尾咲月(京産大→センコー)

 

昨季はルーキーの小林香菜が大当たり。

一躍、女子長距離界のシンデレラともいえる活躍を見せた。

今季は新卒採用はないみたいだが、戦力的には何も問題ない。

駅伝では3区・小林と5区・棚池を固定してそこからオーダーを組み立てれば

大崩れすることは絶対にない。

 

ルートインホテルズ

【 新戦力 】

藤田仁乃(昌平→玉川大)

 

昨季は夏場にほぼ全員が5000mのPBを更新するくらいチームとして勢いを見せていたが、

駅伝ではエース級に成長した大西が走れなかった誤算もあり思ったほど結果を残せなかった。

しかし昨季の好調だったメンバーは全員残っているので、今季あらためて期待できるだろう。

新戦力の藤田も能力は高く、彼女が5000mで16分を切るレベルになれるようならおもしろい。

 

日 立

【 新戦力 】

光恒悠里(純真→福岡大→十八親和銀行)

上田雪菜(奈良育英→筑波大→ダイハツ)

矢内楓恋(日大東北→東北福祉大)

中川千愛(浜松商)

 

長くチームの中心だった小井戸、佐々木芽衣瑠衣twinsが引退し、

追い討ちをかけるように奥本まで退部した(後日ユニクロ入り)。

戦力的にも人数的にもかなり厳しいシーズンになるかと思われたが、

なんとか移籍で2名とルーキー2名をうまい具合に補強できた。

上田、光恒とも長い距離に問題なく、小井戸がいたポジションにどちらが入っても大丈夫。

高卒ルーキーの中川も、レベルの高かった昨季の静岡県の中でもトップクラスだった実力。

都大路1区でも13位に好走しており、奥本に遜色ないというかむしろ使いしろがありそう。

大卒5年目を迎えた花野も充実一途で、高卒14年目の鈴木千晴もますます元気。

新キャプテンの鈴木樺連、コーチ兼任の田村も揃い、日立の未来は明るい。

 

京セラ

【 新戦力 】

尾方唯莉(ルーテル学院→日体大)

嶋田桃子(九国大付→日体大)

栗本楓花(高川学園)

吉田あり(ルーテル学院)

 

昨春初頭の段階ではプリンセス駅伝通過も不透明な印象だったが、

小園、藤元の両名がともに大きく飛躍しプリンセス駅伝は10位で難なく通過した。

大卒3年目の黒田がもうチーム最年長という若いチーム編成は続くが、

ともに黒田の日体大の後輩にあたる尾方、嶋田の強力ルーキーが加わったのは大きい。

これで駅伝の長い距離の区間への不安もほぼ解消され、

より戦略的に上位を目指す駅伝が展開できそうだ。

 

東京メトロ

【 新戦力 】

山口あずさ(白鷗大足利→帝京科学大)

 

昨季スターツから主力がまるまる移籍してきて戦力充実したわりには、

クイーンズ駅伝出場こそ果たしたが期待ほどの結果ではなかったかと思われる。

プリンセス駅伝でも1区間ごとに順位の上下動が激しく、

何かバランスが悪く噛み合わないまま終わってしまった印象もある。

今季の新戦力は大卒ルーキーの山口のみ。

チームの潤滑油というか、バランスを整える存在になってくれるよう期待する。

 

デンソー

【 新戦力 】

小池彩加(東北福祉大→エディオン他)

磯野美空(関西大→ヤマダHD)

土田佳奈(東京農大→埼玉医科大G→ヤマダHD)

ジェシンタ・ニョカビ(白鵬女子)

 

昨季はまさかのプリンセス駅伝突破でクイーンズ駅伝出場を果たした。

原動力となったのは高卒ルーキーだった松谷で、トラックで好タイムを連発した勢いそのままに

プリンセス駅伝1区でも区間7位に好走しチームを勢いづけた。

今季はその松谷をエースに据え駅伝では彼女に3区を走らせるつもりで

組み立てていくのが理想ではないかと思われる。

ニョカビの加入により3区、4区を固定できるので、他の区間のバリエーションも豊かになる。

移籍組の磯野、土田は優秀なのでどの区間でも対応してくれるだろう。

 

ニトリ

【 新戦力 】

飯島理子(筑紫女学園→積水化学→埼玉医科大G)

酒井美玖(北九州市立→デンソー→肥後銀行)

髙橋朱穂(本庄一→亜細亜大)

鈴木凛皇(水城)

 

伸び盛りだった鈴木天華の退部は痛いところだったが、

飯島、酒井の強力な移籍組が加入したことで一気に戦力の厚みが増した。

どちらも実業団3チーム目。期するところもあるだろう。

もともとのエース格である杉浦、古川と移籍組とがうまく絡めばかなり強い。

また高卒ルーキーの鈴木も中学生時から都道府県駅伝で活躍したように潜在能力が高い。

 

ベアーズ

【 新戦力 】

スーサン・カモソ(大分東明→ヤマダHD)

門脇奈穂(仙台育英→拓殖大)

 

昨季はクイーンズ駅伝出場を果たし充実のシーズンとなった。

今季は移籍外国人と即戦力大卒ルーキーが加わり、戦力はまた上がった。

昨季エース格だった松井、坂口とルーキーの門脇とで主要区間を形成し

4区はカモソで固定できるとなれば、勝ちパターンのようなものも出来上がる。

ところで昨春から通算して6名もの退部者が出ているのは気になるところ。

仕事にも競技にも集中できる環境づくりは大事だと思うのだが…。

 

スターツ

【 新戦力 】

赤堀かりん(日体大→東京メトロ)

幸田萌(東京農大三高→埼玉医科大G→東京農大)

三輪南菜子(錦城学園→関西外国語大)

 

昨季は33歳で競技復帰した伊澤が大活躍!

逆境を跳ね返してクイーンズ駅伝に出場したのは立派だった。

今季は元実業団で大学を経て実業団復帰の幸田が加入。

こちらも反骨精神で活躍してくれるのではないだろうか。

赤堀は昨季スターツから大量移動した東京メトロから逆輸入のような形での移籍加入となった。

彼女が活躍してくれるといろんな意味でおもしろい。

そして大卒ルーキーの三輪は間違いなく即戦力。

伊澤、對馬の両輪に新戦力たちがうまく絡めばかなり上昇する。楽しみだ。

 

ダイソー

【 新戦力 】

山際夏芽(世羅→順天堂大)

江藤杏梨(北九州市立→東洋大中退?)

ローズ・ワングイ(世羅)

 

昨季は惜しくもプリンセス駅伝17位でクイーンズ駅伝出場を逃したが、

3区までは絶望的な位置から盛り返してよもやの大逆転まで迫ったのは立派だった。

正直、戦力はチーム創設当初からずっと変わってないように感じる。

気づけば駅伝メンバーは世羅関係者がズラリと並ぶような印象だ。

果たして今季は、世羅を卒業し順大を経由した山際が加わった。

昨季は杜の都、富士山とも上々の走りを見せており、即戦力の期待は大きい。

世羅で同期だった加藤twinsも触発されて活躍してくれるのが理想だ。

 

十八親和銀行

【 新戦力 】

川原よしの(瓊浦)

 

昨季のプリンセス駅伝18位は大健闘だと思ったが、

今季は絶対的な存在だった光恒が抜けたことで厳しい戦いが予想される。

しかし昨季のプリンセス駅伝同様に藤丸3区と明石5区を固定で考えて

残りの区間に1人ずつスペシャリストを養成していけば少しは勝負できそう。

 

埼玉医科大学グループ

【 新戦力 】

吉田詩央(埼玉栄→日体大)

片桐紫音(川口市立→拓殖大)

小林凜花(本庄一)

 

チームの絶対的なツートップだった飯島と伊東が相次いで退部。

ハッキリいって雲行きは怪しい。

とりあえず駅伝では長い距離の区間に誰を置くかから考えないといけないが、

どちらかというと中距離寄りな選手が多いように感じるのでこれも難しい。

どの区間もハマる選手を探すというよりはハマる選手に育てていくしかない。

赤坂よもぎ新監督の手腕にも期待が高まる。

 

ユニバーサルエンターテインメント

【 新戦力 】

石川蘭(札幌山の手)

小倉稜央(和歌山北→エディオン)

 

昨季は春先から懸念していたとおりベテラン組の疲弊に対する若手の押し上げがなく、

プリンセス駅伝で見せ場もなく敗退してクイーンズ駅伝出場を逃した。

今季は昨秋に移籍加入した筒井を中心に回っていけば昨季のようなことはないだろうが、

その筒井にしてももう実業団12年目を迎える。

生え抜きの二枚看板ともいえる和久も12年目、鷲見も11年目だ。

やはり若手の台頭がないと今季も苦しいことは苦しい。

今季は高卒ルーキーも加入したので、高卒2年目の橘山とともに若い力で飛躍してほしい。

 

ノーリツ

【 新戦力 】

福永愛佳(須磨学園→兵庫大)

 

昨季はプリンセス駅伝21位だったとはいえ、3区までは予選通過圏内で見せ場はあった。

それも1区の小林朝が区間5位発進で流れを作ってくれたからである。

今季はその小林の須磨学園時代の後輩にあたる福永が加入した。

その福永の兵庫大の先輩にあたる清水も昨季急成長しており、これで強力な兵庫県トライアングルが完成した。

ここに大卒5年目を迎える大黒柱の平野や藤村晶菜が絡んでくるとそれなりにいい勝負ができそう。

昨季は体調が安定しなかった大卒3年目の日吉ももっとやれる。期待している。

 

センコー

【 新戦力 】

安なつ美(大阪薫英女学院→エディオン)

長澤日桜里(山形城北→積水化学)

朝比奈雅姫(世羅→法政大)

宇納杏莉(美濃加茂)

安藤咲葵(九国大付)

野田七海(九国大付)

 

昨季は朝比奈(亜)がバリバリ活躍していたので、彼女が長い距離の区間を走れば

プリンセス駅伝通過は余裕だと思っていたのだが…。

彼女が駅伝を欠場したことでやはり長い距離の区間で失速して予選敗退した。

結局のところ、大エースの下田平以外のメンバーがみんな安定感を欠いていたということだ。

そこで今季は、すでに実業団でそれなりの実績がある安と長澤を補強。

安は長い距離の区間にも対応できるし、長澤は積水でキャプテンを務めながらも

クイーンズ駅伝を走る機会に恵まれなかっただけにここに懸ける思いも強いだろう。

あと高卒ルーキーの宇納は、岐阜県高校駅伝の2区をかなりの好タイムで走っており力はある。

朝比奈(雅)も姉と同じような成長曲線を描いてくれれば理想的だ。

 

鹿児島銀行

【 新戦力 】

前田海音(鹿児島女子→資生堂)

上環(国分中央)

嶋田晴日(東海大熊本星翔)

田川愛奈(東海大熊本星翔)

弓山由依乃(佐賀清和)

 

15年間チームに在籍した大ベテランの池満に、リオ五輪出場経験のある上原。

チームの顔ともいえる2人が揃って引退。

チームが一気に若返った一方、駅伝での距離の長い区間への不安が大きくなった。

今季は腹を括って高卒4年目の野村眞央をエースに据え、

彼女に3区を任せるのを前提としたチーム作りをしていくしかないだろう。

普通にいけば、資生堂から移籍加入の前田なら1区でも5区でも任せられそう。

その前田の高校の先輩でありチーム最年長となった倉岡が

しっかりと自覚を持って取り組んでくれれば、チームとして形はできる。

残りのメンバーはドングリの背比べになるかもしれないが、

誰にでもチャンスがあるのだから意欲的に取り組んでいってほしい。

 

愛媛銀行

【 新戦力 】

對馬万歩(青森山田)

ルーシー・ドゥータ(青森山田)

合阪光俐(咲くやこの花)

 

昨季は松井の成長がありプリンセス駅伝でもいい勝負をするかと思われたが、

途中アクシデントもありクイーンズ駅伝出場には遠く届かなかった。

しかし松井と豊田を中心にチーム力が上がっているのは確かで、

今季はそこに青森山田からルーシー・ドゥータが加入してきたので期待は高まる。

部員の中にはトラックの800mに特化した選手も数名いるので駅伝の戦力は万全とはいかないが、

1区がうまく流れを作れば4区のルーシーで予選通過安泰の圏内まで持っていける可能性は出てきた。

 

キヤノン

【 新戦力 】

馬場園桃(東海大熊本星翔)

村井百佳(自由ケ丘)

河野咲羽(小林)

 

ベテランの日髙は1年でチームを去り、大物外国人のゲティチは駅伝を走ることもなく

12月にロードレースを1本だけ走ってそそくさとキヤノンでのキャリアを終えた。

長い距離の区間要員として重宝していた市原も引退ということで、ほぼ八方塞がりの状態。

新戦力の3人はそれぞれの出身高校でも駅伝メンバー入りの当落線上にいた選手たちなので、

即戦力としての活躍は今の段階ではそこまで望めない。

全員がゼロから競い合って伸びていってもらうしかない。

 

TOTO

【 新戦力 】

石松空(西京→関西大)

谷口萌愛(興譲館→京都光華女子大)

 

昨春初頭の段階では11人ほどいた部員のうち、気づけば外国人を含め4人ほど退部していた。

今季はせめて駅伝シーズンまでに部員を減らすことなく乗り切ってほしいものだ。

ところで今季の新戦力2名は、どちらも即戦力といえるだけの実力を持つ。

石松は関西大で常に主要区間を担っていた印象があるし、

谷口は関西学生女子駅伝の1区で区間5位に健闘している。

どちらも1年目から率先してチームを引っ張っていってほしい。

 

ワコール

【 新戦力 】

小林舞香(東海大諏訪→環太平洋大)

坂牧紗衣(光ヶ丘女子→京産大)

本庄悠紀奈(大手前→筑波大→筑波大院)

久木柚奈(東舞鶴→佛教大→岩谷産業)

 

昨季は安藤、柳谷、飯塚と退部(移籍)者が相次ぎ、なんとか人数だけ揃えて

プリンセス駅伝に出場はしたが3区の若井以外はまったく勝負にならなかった。

3月に久木が若井を追うように岩谷産業から移籍してきて少し展望が明るくなり、

新卒採用では即戦力になり得る大卒選手を揃えた。

特に本庄は杜の都で筑波大のシード獲得に大きく貢献しており期待が大きい。

 

九電工

【 新戦力 】

石川美沙希(小林)

千知岩咲希(鳳凰)

花田桜子(福工大城東)

馬場千花(鎮西学院)

 

昨季は春先からの懸念どおり林田美咲の穴がまったく埋まらぬまま秋を迎え、

唐沢が海外遠征で大ケガを負った時点でもうどうにもチームとして回らなくなってしまった。

結果、プリンセス駅伝を出場辞退するという最悪の事態に至った。

今春は4名が新卒採用されたが、とりあえず人数は揃えたが…といった印象。

相変わらず逸木、唐沢のツートップへの比重が大きい状況は変わらないが、

高卒2年目の朝吹が地道に上昇カーブを描いてきている。

駅伝では彼女が1区か3区を担ってくれるようになるとありがたい。

あと、どのタイミングで入ったのかは不明だが

カプチッチ・セリー・チェピエゴがチームに復帰したようである。

九電工がまだクイーンズ8でも狙おうかという勢いのあった時代の息吹を

チームに注ぎ込んでほしいものである。

 

 

事前に独自に算出したポイントによるランキング

 

とりあえず形に残しておいて、これがどこまで実際の順位に反映されるかの実験的企画です

 

1位:長野東(長野)185p

2位:仙台育英(宮城) 165p

3位:大阪薫英女学院(大阪)155p

4位:神村学園(鹿児島)140p

5位:浜松市立(静岡)130p

6位:筑紫女学園(福岡)120p

7位:青森山田(青森)115p

7位:美濃加茂(岐阜)115p

9位:豊川(愛知)110p

10位:山田(高知)95p

11位:千原台(熊本)85p

12位:小林(宮崎)80p

13位:須磨学園(兵庫)75p

13位:銀河学院(広島)75p

15位:白鵬女子(神奈川)70p

15位:新潟明訓(新潟)70p

15位:立命館宇治(京都)70p

15位:浜松商(東海地区)70p

19位:山梨学院(山梨)60p

19位:西京(山口)60p

19位:諫早(長崎)60p

19位:世羅(中国地区)60p

23位:東大阪大敬愛(近畿地区)55p

24位:市立船橋(千葉)50p

25位:札幌山の手(北海道)45p

25位:埼玉栄(埼玉)45p

25位:倉敷(岡山)45p

28位:茨城キリスト(茨城)40p

28位:和歌山北(和歌山)40p

28位:成田(南関東地区)40p

31位:宇都宮文星女(栃木)35p

31位:智辯カレッジ(奈良)35p

31位:東北(東北地区)35p

34位:旭川龍谷(北海道地区)30p

35位:共愛学園(群馬)25p

35位:自由ケ丘(北九州地区)25p

37位:花巻東(岩手)20p

37位:学法石川(福島)20p

37位:鈴鹿(三重)20p

37位:鳥取城北(鳥取)20p

37位:白石(佐賀)20p

37位:鹿児島(南九州地区)20p

43位:大分東明(大分)15p

44位:駒大高(東京)10p

44位:鯖江(福井)10p

44位:比叡山(滋賀)10p

44位:水城(北関東地区)10p

48位:平田(島根)5p

49位:秋田北鷹(秋田)0p

49位:山形城北(山形)0p

49位:高松工芸(香川)0p

49位:八幡浜(愛媛)0p

53位:新潟第一(北信越地区)-5p

53位:聖カタリナ(四国地区)-5p

55位:鳴門(徳島)-10p

55位:那覇西(沖縄)-10p

57位:富山中部(富山)-15p

58位:星稜(石川)-20p

 

正直、実際の印象よりポイント稼げてないチームもあればなぜかポイント稼げてるチームもあります。

実際の順位がどうなるかで来年以降のポイント算出法の参考にしたいだけなので、このランキングの順位が高いとか低いとかは特に気にしないでください。

 

把握できている範囲で、覚え書き程度にまとめてみます。(文中敬称略)

 

4/11加筆

4/16加筆、修正

4/17加筆

4/21加筆

5/19加筆

6/3加筆

 

******************************

 

 

積水化学

 

【 新戦力 】

道下美槻(立教大)

 

5/31 弟子丸小春 退部

 

意外にも退部者はおらず、日本一の戦力はまるっとそのまま残っている。

3年目になる田浦の成長が著しく、もはやTWOLAPSの助けを借りずとも

クイーンズ駅伝で優勝争いできそうなほど戦力は充実している。

田浦と同じく生え抜きの荒井、山賀、松本、長澤らも意欲的にレース数を重ね力をつけている。

少々のケガ人が出ても代替戦力は足りており、駅伝で死角は見当たらない。

 

 

JP日本郵政グループ

 

【 新戦力 】

カリバ・カロライン(神村学園)

 

こちらもクイーンズ駅伝を走ったメンバーはまるまる残っており、

そこに神村学園の都大路優勝の最大の立役者であるカリバ・カロラインが加わった。

今までクイーンズ駅伝で唯一の懸念材料であった4区の問題がこれで解決するわけで、

覇権奪還の準備は完全に整っている。

それでもまだ懸念材料があるとすれば、エース廣中の金属疲労と五輪疲れの可能性くらいか。

 

 

パナソニック

 

【 新戦力 】

保坂晴子(日体大)

渡邉来愛(仙台育英)

野上菜那(東大阪大敬愛)

石川桜子(豊田大谷)

 

昨年度をもって、チームの黄金期の中核を担った内藤と堀が引退。

さてどうなることかと思われたところに4名を大胆に補強。

特に保坂は間違いなく即戦力で、こと走力の部分に関しては内藤の穴は問題なく埋まる。

しかしチームの雰囲気や精神的な拠り所として内藤と堀が今まで支えていた部分はあまりに大きく、

そのあたりに不安が残るのも事実である。

昨季がらキャプテンの中村を中心に、もう年長の部類に入るようになった信櫻らも自覚を持って

チームをまとめていってほしいところだ。

 

 

資生堂

 

【 新戦力 】

風間歩佳(中央大)

石田萌笑(益田東)

 

これといって戦力にマイナス要素はないのだが、資生堂のいちばんの問題点は

一山を駅伝の戦力として考えるのは難しいのではないか?という部分ではないだろうか。

彼女はここ数年は完全にフルマラソンだけに照準を絞った調整であることは間違いなく、

一昨年のクイーンズ駅伝では優勝メンバーにこそなっているので特に目立ちはしないものの

3区の区間7位で独走状態だったチームを一度3位に落としているし、

昨年のクイーンズ駅伝にいたっては区間20位に沈んで連覇を逸する最大の要因となっている。

今年もマラソンの代表になっている東京五輪に当然のことくすべてを注ぎ込むことになるわけで、

もうチームとしては一山を抜きにした駅伝メンバーの構成を考えていた方が賢明だろう。

そう考えると、ベテラン高島の年齢も加味すると五島一人に負担がかかりすぎるように感じる。

3年目になる大谷が長い距離の区間を任されても大丈夫なくらい成長しているが、

まだまだ層の厚さという部分でもの足りなさはあるかもしれない。

 

 

ダイハツ

 

どうやら昨季から選手の増減はまったくないみたい。

会社として大きな問題があったから、新卒採用は見送ったのだろうか。

だからといって、2年連続クイーンズ駅伝5位の戦力がまるまる残っているのだから何の問題もない。

パリ五輪への出場が叶わず引退するかと思われた松田瑞生が現役続行を表明しただけでも

大きなプラス材料と言えるだろう。

しかしここ3年くらいは明らかに、駅伝走る選手たちとそうでない選手たちとで

チームが二分されているような印象がある。

もっと言うとチーム内格差のようなものが年々広がっているようにも感じられ、

その上位グループ(?)にケガ人でも出れば一気に危うい状況が訪れる気もする。

特に心配なのは、昨季もフルマラソンを走りまくった加世田の疲労。

ポスト加世田のような存在が早く現れて彼女の負担を軽減してあげないと、

いつ心身ともに悲鳴を上げてもおかしくない状況にはあるのではないだろうか。

高卒2年目の西澤、細谷の両名には特に期待している。

 

 

第一生命グループ

 

【 新戦力 】

増渕祐香(名城大)

中後心晴(市立船橋)

深澤零月(宇都宮文星女子)

宮内結愛(鳳凰)

 

鈴木優花のMGC優勝でチームとしても大いに盛り上がった昨季だが、

今年高卒4年目を迎える小海遥の充実度は鈴木をも凌駕するかのごとく感じる。

この鈴木、小海の強力2トップの次には昨季ルーキーイヤーから活躍した飛田が控え、

ベテランの出水田や原田紋里らもしっかりと脇を固める。

そこに即戦力ルーキーの増渕も加わり、チームの完成度はここ十年でいちばんと言っていい。

関谷の引退は残念だが、入れ替わりで入った市船の後輩・中後の活躍にも期待したい。

 

 

天満屋

 

【 新戦力 】

新井えりか(東大阪大敬愛)

山口綾(白石)

 

前田穂南がフルマラソンの日本新記録を樹立したことで

あらためてマラソンの天満屋を印象付けたわけだが、

実力者の谷本、大東が抜けたことで戦力はいささかダウンしたかもしれない。

それでもまだフルマラソンの実績を持つ松下や渡邉桃子らが控えており、

高卒ルーキーながらプリンセス駅伝で区間賞を獲り実業団ハーフで2位に入った

西村のような伸び盛りの若手までいる。

高卒3年目を迎える立迫も長い距離への適正をしっかりと示しており、結局のところ層は厚い。

 

 

岩谷産業

 

【 新戦力 】

佐藤千紘(大阪学院大)

 

昨季はプリンセス駅伝で優勝し、勢いでクイーンズ駅伝でも8位入賞と充実のシーズンだった。

「関西の大学に潜んでいた逸材を伸ばす」というのがコンセプトなのかどうかはわからないが、

昨季は佛教大卒の川村がブレイクし、同じく佛大卒の久木、京産大卒の若井らが中核を担った。

今年のルーキーも大阪学院大出身。どう伸びてくるか楽しみだ。

 

 

三井住友海上

 

【 新戦力 】

兼友良夏(京セラ)

 

縁の下の力持ち的な活躍を続けたベテランの片貝がついに引退。

しかし京セラから実力者の兼友を移籍獲得し、戦力的には問題なし。

昨季も樺沢、清水、松田杏奈といった移籍組が中心になって活躍しており、

その潮流に兼友も乗ってくれることだろう。

しかしチームとしてもう一歩上に行くためには、2年目を迎える小林、小松の

どちらかだけでも大ブレイクしてもらわないと困る。

 

 

エディオン

 

【 新戦力 】

名和夏乃子(長野東)

片山乙葉(小林)

 

昨季は惜しくもクイーンズ8を逃してしまったが、エースの細田あいや

キャプテンの矢田みくにを中心に戦力は相変わらず充実。

名バイプレーヤーだった江口の引退は痛いが、高卒4年目を迎える安なつ美が

このところ長い距離で実績を残し始めており穴を埋めてくれそうだ。

高卒2年目の水本、溝上の両名もかなり高いレベルで安定している。

ベテラン市田美咲の集大成となるシーズン、チーム一丸となっていい結果を残してほしい。

 

 

ユニクロ

 

【 新戦力 】

澤井柚葉(筑波大)

オマレ・ドルフィン・ニャボケ(日立→ユー・エス・イー)

柳谷日菜(ワコール)

 

安定感抜群だったベテランの中村(荘司)麻衣が引退したのはちょっと痛いが、

大黒柱の吉川を中心に川口、平井、そして後藤夢と、ビッグネームがまだまだ健在。

長い距離で堅実な加藤、平島らも控えて水準は高い。

マルチプレーヤーとして活躍してくれそうな阿部にも注目したいところ。

唯一の新卒採用である澤井はもともと中距離メインだが、長い距離もこなす。

そして4月になってドルフィンが電撃加入!

実業団ハーフでもクロカンでも彼女の実績は申し分なく、

クイーンズ8への道筋が俄然明るくなったと言える。

 

4月いっぱいでワコールを退部していた柳谷が5/17付で加入!

これ冗談抜きにクイーンズ駅伝優勝候補になったかもしれない。

仮に4区ドルフィン→5区柳谷→6区吉川みたいな配置をしたとしたら、

3区までに1分差つけられてても逆転可能でしょう。

 

 

ルートインホテルズ

 

【 新戦力 】

田中愛友里(八戸学院光星)

 

まだまだ中心になって活躍してくれると思っていたベテランの日髙が移籍したのは寂しいところだが、

昨季から移籍加入してきた三原梓や堀尾らがこのところ遺憾なく実力を発揮しており

チーム全体の戦力としては問題なさそう。

何より、入れ替わりの激しかったチームなのに部員数が安定してきたのがいい。

 

 

スターツ

 

【 新戦力 】

伊澤菜々花(元ユニバーサルエンターテインメント)

大沼亜衣(城西国際大)

中山優奈(大阪学院大)

横山美月(東大阪大敬愛)

 

長年チームの両翼を担った佐藤、上杉を含む4名が、監督とともに東京メトロに移籍。

どうなることかと思われたが、4名が新加入で部員数はキープできた。

まず驚いたのは、伊澤の競技復帰(というか実業団復帰)。

持ち時計だけで見るといきなりバリバリのエースになるが、33歳の現在どういう状態なのかは気になる。

中山は大学1年時にフル回転で活躍していたが、その後あまり見かけることがなかっただけに

実業団入りしていたことにこちらもビックリ。

ハードワークで自分を追い込むタイプだけに、コンディションがいつも心配。

唯一の高卒ルーキーとなる横山の潜在能力はかなり高いと思うので、1年目から期待。

 

 

大塚製薬

 

【 新戦力 】

小林香菜(早稲田大)

 

大阪国際女子マラソンにネクストヒロイン枠で出場してまさかの2時間30分切りという快挙を果たした

小林が隠し玉的に電撃加入。

主力の固定化がここ数年続いているチームにとっていい起爆剤になってくれるのではないだろうか。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

【 新戦力 】

北川星瑠(大阪芸術大)

橘山莉乃(仙台育英)

 

長らくチームの中心にいたベテランの青山瑠衣がとうとうチームを離れた。

ずっと若手の印象だった和久が今年で11年目、鷲見も10年目を迎える。

「若手の台頭」を思わせる存在がなかなか出てきていないのがチームの現状かもしれない。

そして昨季途中でダイソーに移籍した猿見田と、引退した白石の穴をどう埋めていくかが今季の課題。

走力だけで見るとルーキーの北川、橘山はどちらも即戦力と考えていいのだろうが、

北川に関しては芸能活動との両立が果たして可能なのかという疑問が残るし、

橘山に関しては高卒の同期どころか年齢の近い選手もいない環境になじめるかが不安ではある。

 

 

九電工

 

【 新戦力 】

朝吹花菜(九国大付)

遠藤凛々羽(中村学園女子)

ドリーン・チェロップ

 

正直、林田美咲の引退が痛すぎる。林田だけでも3人分くらいの戦力ダウン。

これからが期待できた野﨑の退部も厳しい。

唐沢、逸木のうちどちらかがケガでもしようものなら、

一気にクイーンズ駅伝の出場さえも危うい状況になりそう。かなり心配。

 

 

京セラ

 

【 新戦力 】

古原夏音(大阪芸術大)

川上羽詩(九国大付)

 

5/31 足立由真 退部

 

兼友の移籍はめちゃめちゃ痛い。

また、もともとフルマラソンに特化していたとはいえ阿部有香里も抜けて、

駅伝の長い距離の区間がかなり不安な状況になってきた。

大卒2年目の黒田がメキメキとタイムを伸ばしているのと高卒3年目の池田にも

ブレイクの兆しがあるとはいえ、あとは駅伝で誰を何区に置く?となっても

アグネス以外はまったくイメージが湧かない。

 

 

しまむら

 

【 新戦力 】

山田桃愛(玉川大)

鈴木杏奈(大阪芸術大)

中島蘭奈(豊田大谷)

 

昨季は髙橋がエースとして好記録を出し続けチームとしても上り調子に見えたが、

駅伝ではうまく嚙み合わずクイーンズ駅伝は予選会ギリギリ16位で滑り込みの出場となった。(18位)

今季も髙橋と座間の順大卒コンビをチームの軸として回していくことになるだろうが、

力のある移籍組のベテラン菊地、山ノ内が通年で力を発揮してくれればもっとチームとして上にいける。

そしてルーキーの山田桃愛は、杜の都の3区で区間2位という実力者。

鈴木杏奈もかなり高いレベルで安定している選手なので、どちらも1年目から主力として頑張ってくれそう。

 

 

日立

 

【 新戦力 】

加藤礼菜(中央大)

奥本菜瑠海(大分東明)

 

昨季は花野桃子がブレイクし実り多きシーズンだった。

そして今季は、高卒選手の中では目玉となる奥本の獲得に成功!

都大路のしかも1区で区間賞を獲るような選手が加入することは

日立にとっては極めて稀なことであり、日立ファンの私も少し戸惑っている笑

彼女が順調に育って駅伝で1区を走ってくれるようにでもなれば、

チームとしてもかなり明るいビジョンが描けるようになる。

プレイングコーチの田村紀薫にいつまでも頼るわけにもいかず、

ベテランの鈴木千晴はもう高卒から13年目になる。

今季もチームにとって良い変革の1年になってくれるとよい。

 

 

センコー

 

【 新戦力 】

近澤里奈(県岐阜商)

 

創設以来、気前よく部員数は増え続けていたが、今季は少しだけ人数がスリムになった。

それでもまだチームの半数を占める移籍組が戦力の中心にはなるだろうが、

昨季は生え抜きの杉山が駅伝でも活躍した。

そして大卒3年目の朝比奈がフルマラソンで結果を残し、今季はますます活躍してくれそう。

 

 

ニトリ

 

【 新戦力 】

炭谷綺乃(玉川大)

立迫望美(東洋大)

 

昨季はプリンセス駅伝もクイーンズ駅伝もまったく同じ区間オーダーで臨んだが、

今年は多少はバリエーションも増やしておきたいところ。

そこで即戦力となりうる大卒2名が加入。

両名とも5000mで16分台前半の持ちタイムがあり、さらなる飛躍が見込まれる。

大卒2年目の藤村も今年はブレイクしてほしいところ。

 

 

ヤマダHD

 

【 新戦力 】

磯野美空(関西大)

 

長い距離で安定していた加藤の退部は痛いが、ルーキー磯野で問題なく穴は埋まりそう。

本来なら絶対エースの岡本がなかなか思うようにレース走れたり走れなかったりなのがもどかしいが、

大黒柱の筒井と岡本、磯野が主要区間にカッチリと収まれば駅伝でもかなりいい勝負はできるはず。

あとは多田、田中、吉原の高卒2年目トリオから誰かに大ブレイクしてほしい。

 

 

ワコール

 

【 新戦力 】

安田瑠捺(須磨学園)

 

昨季は選手流出が相次ぎ苦しいシーズンとなったが、

安藤と柳谷の二枚看板は強力なのでもっといい勝負できるはず。

高卒1~2年目の選手のブレイクにも期待したいが、谷口、枚田の復権にも期待したい。

 

しかし4/30付で柳谷、飯塚が退部し部員は6名に…。

このままではプリンセス駅伝への出場さえ危うい。

 

 

キヤノン

 

【 新戦力 】

日髙侑紀(ルートインホテルズ)

アグネス・ジェベット・ゲティチ

 

昨季途中に市原の移籍加入がありチームとしてもクイーンズ駅伝出場を果たしたが、

昨年のプリンセス駅伝(11位)を走ったメンバーのうち半数(日隈、松浦、大塚)がチームを去った。

特に長年にわたり長い距離の区間を担ってきた大黒柱の大塚が移籍してしまったのはキツい。

移籍加入の日髙の実力は折り紙付きだが、今年32歳のベテランにいきなりすべてを背負わせるわけにもいかない。

若手では高卒3年目を迎える水谷にブレイクの兆しはあるが・・・。

厳しい現状にチーム全員が危機感を持って、少しでも前を向いて乗り切ってほしい。

6月から超強力なケニア人が加入したが、起爆剤となるのかどうか…。

 

 

豊田自動織機

 

【 新戦力 】

坂川恋露(鹿児島銀行)

壁谷衿奈(仙台育英)

松本未空(鈴鹿)

下森美咲(北九州市立)

 

昨季はクイーンズ駅伝で屈辱の最下位に終わり、ゼロからの再起を図る今季。

豊川高卒の坂川を鹿児島銀行から移籍加入させ、昨季駅伝で壊滅的だった

距離の長い区間に対策を練ってきたのは賢明だろう。

坂川以外は実力のある高卒選手3名が加わったが、皆どちらかというと中距離寄りな印象。

しかし抜群のスピードを持つ選手たちなので、うまくハマれば大化けしてくれそう。

いずれにしても、大ベテランの籔下と小ベテランのエカラレを除けば

みんな籔下からほぼひと回りかそれ以上年下の選手ばかりという陣容には変わりない。

若さの爆発待ちのような状態が漠然と続かぬよう、早い時期から結果を期待したい。

 

 

ダイソー

 

【 新戦力 】

板岡侑花(呉)

垣内瑞希(順天堂大)

 

個々のポテンシャルは高いながらもどこかに若いチームである故の脆さのようなものを感じずにいられなかったが、

昨秋に猿見田が移籍加入してきたことで何かがいい方向に変わってきているのではないだろうか。

また基本的に中国地方の高卒選手を叩き上げる強化方針は変わらないのだろうが、

今年は大卒の新人も入ってきており、この変化にもいい化学反応を期待したい。

 

 

シスメックス

 

【 新戦力 】

竜田そら(鳴門)

 

ここ2年ほどはまだどうしてもヤマダからの移植チームの印象が拭えなかったが、

生え抜きの尾崎らが着実に主力として定着してきたことで「シスメックス」としての

アイデンティティーが確立されてきたようにも感じる。

今年からは田﨑と尾崎を2トップに据え、そこからのチーム作りが機能していくのではないかと思われる。

コーチ兼任になった堀江やヤマダ組の古株である西原、石井らの復権にもまだまだ期待したい。

 

 

愛媛銀行

 

【 新戦力 】

石谷亜由(高松工芸)

窪美咲(東大阪大)

原華澄(大阪体育大)

溝内里紗(ベアーズ)

 

沖村が抜けたのはかなり痛いと思ったところに、窪、原という全国レベルの強い大卒選手が加入。

しかし両名とも800mに特化しているかと思われるため、駅伝の戦力としては厳しいか。

徳島出身で京都の大学を経由してベアーズで下積みしてきた溝内への期待は大きい。

 

 

ベアーズ

 

【 新戦力 】

坂口愛和(東京農大)

西永菜津(TOTO)

橋口凛花(玉川大)

廣田百世(富山大)

深水帆乃華(東海大熊本星翔)

 

今季は大量5名の新加入で、知らないうちに13人の大所帯になっている。

既存の戦力も概ね皆5000mで16分台前半以内くらいのタイムは出せており、

ただ人数が多いだけでなく層の厚い戦力が構成されているように感じる。

昨季競技復帰した向井優香(世羅→第一生命)のパフォーマンスもどんどん上がってきているし、

TOTOから移籍加入の西永も何かきっかけさえ掴めば爆発する能力は秘めていると思う。

 

 

十八親和銀行

 

【 新戦力 】

大村英美(長崎女子)

大脇美空(国分中央)

 

5/31 北原芽依 退部

 

三宅、藤村、安部の3名が抜けて戦力的にはちょっと厳しくなった気もするが、

それよりも新戦力への期待を膨らませていきたい。(5月いっぱいでさらに北原も退部)

特に大村は、レベルの高い長崎の県駅伝で1区区間賞の実力者。

ロードの長い距離の方が持ち味を出せる選手であり、駅伝では即戦力と言える。

そして高卒2年目の藤丸の成長がすごく、彼女に3区でも5区でも任せられそう。

大村、藤丸、明石に主要区間を担ってもらい、光恒をアンカーに回せるくらいになれば

悲願のクイーンズ駅伝出場への青写真は見えてくる。

 

 

鹿児島銀行

 

【 新戦力 】

なし

 

レース数をたくさんこなしあらゆる距離で自己ベストを更新し続けていた坂川が移籍でチームを去り、

トラックでも駅伝でも堅実だったスピードランナーの久保も引退した。

新加入選手もなく戦力は依然として厳しいままだが、上原美幸がフルマラソンで久々に結果を出して

再起に手ごたえを掴んできたのはいい傾向だ。

倉岡も意欲的にレース数をこなしており、いつ復調してもおかしくない。

ベテランの池満もまだこのままで終わるわけにはいかない。

高卒3年目の野村眞央にもブレイクの兆しが出てきた。

あと期待したいのは、昨季移籍加入してきた宇都ひなた。結果を出して前所属を見返してほしい。

 

 

埼玉医科大学グループ

 

【 新戦力 】

宮内志佳(日体大)

杉本桃香(三浦学苑)

 

飯島が昨季から好調で、今年はエースとしてフル回転してくれそうな雰囲気がある。

彼女が駅伝で3区をしっかりと走ってくれるくらいになれば、何かと計算が立つ。

保坂も安定してきており、どんな区間でも順応できるだろう。

今泉、伊東、古賀らも、もともと大学での実績から考えるともっと輝けるはず。

そして新加入の宮内。大学の後半2年間はすっかり影を潜めてしまったが、

どこかで復活してくれればこれ以上ない戦力になってくれるはずで、

彼女が活躍してくれれば悲願のクイーンズ駅伝出場に近づく。とにかく期待している。

 

 

東京メトロ

 

【 新戦力 】

佐藤奈々(スターツ)

上杉真穂(スターツ)

北村遥(スターツ)

上荒磯利音(スターツ)

金井美凪海(亜細亜大)

 

今季の移籍市場の目玉となったのが、この東京メトロ。

昨季からすでに小笠原、加賀屋(永井)らの実力者を移籍獲得していたが、

年明けにはスターツから監督もろとも主力をゴッソリと移籍加入させた。

もう戦力的に見ると、クイーンズ駅伝出場は至上命令と言ってよい。

また、唯一の新卒加入となった金井も侮れない存在だろう。

なにしろ、彼女の出身である錦城学園高校の同期生はそれぞれ別の大学を経由して

保坂(パナソニック)、増渕(第一生命)、坂口(ベアーズ)が実業団入りしている。

いわゆる「当たりの世代」が連鎖反応で全員活躍するような気がしてならない。

(かつての市船の池亀、菊地、関谷、藤本、小川らの世代のように)

 

 

ノーリツ

 

【 新戦力 】

小林朝(立命館大)

新楓菜(仙台育英)

 

4/22 澤田月乃 退部

4/22 白木万葉 退部

 

ここ数年は移籍供給元のような存在となり駅伝メンバー数ギリギリのような状態が続いていた印象だが、

今季2名加入で知らないうちに11人の大所帯になっていた。(→4/22に2名減った)

新戦力では、小林朝の加入は大きい。

須磨学園→立命大と関西の名門エリートコースを歩んできた彼女に染み付いた

勝者のメンタリティーのようなものがチームの活性化につながるのではないかと思わずにいられない。

チームの苦しい時期を背負ってきた平野や藤村twinsらが報われるような好成績を期待したい。

 

 

メモリード

 

【 新戦力 】

康本花梨(ユニクロ)

 

昨季はスーパーママさんランナー永友の大活躍で急に戦力が上がった。

そして今季は全国レベルの実力スピードランナーである康本が加入。

康本がどこまで距離をこなしてくれるのかはわからないが、

仮に駅伝で1区から康本→陣内→永友でつないだとしたら

まさかの予選通過ラインをキープしたまま後半ということも可能だろう。

 

 

TOTO

 

【 新戦力 】

須田花音(神戸学院大)

工藤日女花(ニトリ)

宮坂愛栞(三浦学苑)

山下紗瑛(熊本信愛女)

 

昨季はとうとうプリンセス駅伝でも28位にまで沈み、さらには今年になってエースの西永もチームを去った。

もはや廃部の危機を案じられても仕方ない状況ではないかと思われるのだが、

それでも今季4名が加入してきている。

ニトリから移籍加入の工藤は、間違いなく大きな戦力となるだろう。

高卒ルーキーの山下は、レベルの高い熊本県駅伝の1区(6km)を20分切り区間2位だから力はある。

 

愛知電機

 

【 新戦力 】

吉村唯(京都光華女子大)

 

チームの絶対的エースだった藤田愛子が2月で引退したようで、これはかなり痛い。

しかし新戦力の吉村は駅伝の大舞台の経験も豊富で、今年の全国女子駅伝でもいい走りをしている。

彼女が1年目からエースとしてフル回転で活躍してくれれば、

2区まで7位でつないだ昨年のプリンセス駅伝を超えるインパクトを残せるかもしれない。

 

 

コモディイイダ

 

【 新戦力 】

高橋舞衣(松山大)

松村実里(産休、育休から復帰)

 

チームのエース兼看板娘のような存在だった西澤(木田)果穂の引退は寂しいが、

新たにチームのインフルエンサー(?)とも言えそうな高橋が加入してきた。

松山大最後の駅伝ガールズでもあり、すでにフルマラソンの実績もあり力はある。

彼女が走りでもバズってくれたらチームの活性化も進むだろう。

 

 

肥後銀行

 

【 新戦力 】

大塚英梨子(キヤノン)

ダイアナ・チェロティッチ

 

酒井、南雲(矢野)の加入以降は別チームになったかのような勢いをつけ

昨季すでにクイーンズ駅伝出場は濃厚かと思えるほどの雰囲気もあったのだが、

プリンセス駅伝はまさかの1区途中棄権に泣いた。

そして今季は長い距離の区間を確実に計算できる大塚をキヤノンから移籍獲得し、

さらには外国人選手まで加入するというサプライズ補強。

酒井の天井知らずの上昇度も加味すれば、もうこれでクイーンズ駅伝出場は至上命令と言える。

堤、高江らの生え抜き高卒叩き上げ組も着々とタイムを上げてきており、

うまくいけば一気にクイーンズ8争いの一角に顔を出してもおかしくはない。

 

 

デンソー

 

【 新戦力 】

中澤咲絵子(駿河台大)

堀綾花(神戸学院大)

平泉心穂(中部第一)

松谷里緒(鳴門)

松平風花(和歌山北)

 

昨季はプリンセス駅伝に出場すらできない苦境にたたされたが、

今季は5名加入でとりあえず頭数だけは揃えてきた。

新戦力の中では、堀にはいきなり駅伝で主要区間を走ってもらいたいところか。

やや異色な経歴っぽい(埼玉栄→大学中退??)中澤も潜在能力は高そう。

 

 

 

少しだけ気が向いたので久々にブログでも…。

 

(文中敬称略で失礼します)

 

 

とりあえず各チームごとの感想を書いていきます。

 

 

積水化学

 

文句なし。区間配置も完璧で、素晴らしい優勝だった。

前門の虎(資生堂)を3区で早々と捕まえて置き去りにすると、

後門の狼(JP日本郵政)も4区からみるみる差を広げてシャットアウト。

積水が勝つなら僅差の接戦だと目していたのだが、

終わってみれば2位の郵政に1分25秒もの差をつけての圧勝だった。

初のクイーンズ駅伝で1区という大役を任されながら区間5位に好走した田浦。

名城大からのゴールデンルーキーの名にふさわしく2区区間賞で追撃態勢を整えた山本。

郵政のエース廣中に追いつかれてから粘りに粘り最後は振り切って先頭で襷を渡した3区の佐藤。

高速区間の4区で日本人トップの快走で外国人選手をも数名負かした佐々木。

安定の強さで優勝をほぼ決定づけた新谷。

昨年のメンバー落ちの悔しさを糧にアンカー6区を先頭で笑顔で走りきった森。

みんなが最高の走りで穴がなく、総合力の高さが際立っていた。

1区(区間5位)、3区(区間2位)、5区(区間2位)の主要区間に区間賞が一人もいなくて

これだけの圧勝ができるのは積水だけ。

木村や楠(鍋島)といった国内トップクラスのランナーが走らなくてもこの強さというのは恐れ入る。

 

 

JP日本郵政グループ

 

惜しくも敗れはしたが、ほぼ狙いどおりのレースはできたのではないだろうか。

今季絶好調で1区に抜擢された菅田は五島(資生堂)のハイペースに食らいつき結果的には失速した形になったが、

食らいついたという選択自体は正解だったと思う。

区間9位~15位くらいがわずか2秒の中にひしめいた混戦の1区で区間12位なら十分に合格点の内容で、

仮に食らいつかず自重していても結果的には同じくらいのタイムと区間順位に落ち着いていたようにも思える。

今回の結果に悲観的にならず、前向きに次の駅伝(都道府県)に臨んでほしい。

そして今回の駅伝でのいちばんの収穫は、2区に抜擢された牛が区間2位に大健闘したことだろう。

拓殖大のときはなかなかエース級といえるまで突き抜ききれないもどかしさがあったが、

今回の好走を機に一気にブレイクする予感さえしてきた。

しかし皮肉なことに、それでも積水との差を基準に考えるとここで26秒差にまで広げられていたことが痛かった。

結果的に3区の廣中はラストに余力を残した走りができなくなり、先頭での襷渡しが叶わなかった。

4区の小坂井もよく頑張ったとは思うが、やはり4区だけで積水と36秒も差を広げられたたのはキツい。

襷を受け取ったときにはまだわずか3秒差だったのだから、頑張って一度追いつくくらいの気概は見せてほしかった。

 

 

パナソニック

 

3強(積水、郵政、資生堂)の一角を崩す大健闘。

2年前に大惨敗を喫したときには巻き返しにまだ数年かかるかと思われたが、

よくぞ1年でクイーンズ8に返り咲き、さらに1年で表彰台まで戻ってきたものだ。

今回は区間賞はなかったものの、全員が区間1ケタ順位でよくまとまっていた。

今季からキャプテンを務める5区・中村が鈴木亜由子を抜き返した執念には感心した。

ただし新戦力として機能したのは4区のジャネットだけで、そのジャネットがもしいなかったらと考えると

まだクイーンズ8も危うかったのではないかとも思える。

ズバリ言うが、層は薄くなっているように感じる。

安養寺監督になって以降のパナは、だいたい毎年アルバカーキの夏合宿で高卒1~2年目で目覚ましく成長する選手がいた。

しかしここ2年はそれが見当たらない。

そこにきて、今大会をもって精神的にも絶対的なチームの支柱であった内藤が引退する。

正直、不安しかない。若手の奮起と成長が急務だ。

 

 

資生堂

 

厳しい言い方にはなるが、おそらくみんなの見解は一致で3区・一山の区間20位がすべて。

あの走りを見るかぎり、おそらく本人も周囲も本調子からほど遠いことはわかっていたのではないだろうか。

しかしパリ五輪代表にも内定したチームの顔を看板区間で走らせないわけにもいかず、

ポテンシャルだけで最低限の走りをしてくれればいいと送り出したのかもしれない。

しかし現実は、区間賞の廣中から2分以上も遅れる痛恨の失速だ。

1区の五島が区間新でぶっちぎりの区間賞という最高のスタートを切り、

5区のベテラン高島も奮闘して区間賞を獲得した。

それで4位はあまりにも寂しい。

 

 

ダイハツ

 

おそらく想定どおりというか、納得の5位だろう。

それにしても3区・加世田のタフネスぶりには驚かされた。

酷暑のブダペストで奮闘したかと思えばMGCでも粘りの好走を見せ、そしてここでも区間4位の快走。

本当なら彼女が一山のように失速していても不思議ではないと思っていたほどだが、

襷をもらったときより1つ順位を上げて4区につないだのは見事。

もっと評価されていい。

 

 

第一生命グループ

 

鈴木優花のMGC優勝特需でチームのテンションは上がっているだろうけど

クイーンズ8確保は微妙なところだと思っていたのだが、

一度もシード圏内から外れぬままの6位フィニッシュは恐れ入った。

1区の小海が区間2位で流れを作ったのがいちばん大きいとはいえ、

2区の櫻川の区間4位も実に素晴らしい。

3区の鈴木こそちょっと案外だったが、区間8位なら問題なし。

そしてここからの後半区間の3人が本当によく頑張った。

4区の原田は順位こそ2つ落としたが、シード圏外の9位との秒差はほぼキープ。

5区の飛田は順位は据え置きながら、9位との差を1分03秒にまで広げた。

そして6区の古川は区間3位の激走で、9位との差を守り切るどころか逆に1分20秒まで広げてゴール。

間違いなくチーム全体の力の底上げが感じられるいい駅伝だった。

 

 

天満屋

 

MGC出場組が奮闘し、久々のクイーンズ8返り咲き。

こちらも第一生命同様に、後半区間の3人がよく頑張った。

4区の西村はシード圏ボーダーの8位を襷を受け取り後続からは外国人選手たちが追撃してくるという

高卒ルーキーにはいささか酷な状況だったが、順位は2つ落としたものの8位からはわずか9秒差に踏ん張った。

5区は東京五輪マラソン代表の前田穂南で、楽々とまた8位に順位を戻しただけでなく

9位まで1分近い貯金を作り7位にも5秒差まで迫る快走。

そのいい流れに乗った6区の大東が区間賞フィニッシュで7位に上げた。

来年は今年の予選会で奮闘した選手たちもクイーンズで走るべく切磋琢磨して伸びてくるだろうし、

またしばらくは天満屋の安定期が訪れる予感がする。

 

 

岩谷産業

 

プリンセス駅伝優勝の勢いそのままに、みるみるクイーンズ8にまで上り詰めた。

今回に関しては、絶好調の川村を3区に抜擢して区間5位に好走してくれたことがいちばん大きい。

4区の前田も区間日本人2位に奮闘し、6位でもらった襷を6位のままで薫英の大先輩でもある中野に渡した。

5区の中野は安定の強さの区間5位で、こちらも順位をキープ。

6区の若井は順位こそ2つ落として8位ギリギリになりはしたが、競技場のラストまで6位争いを繰り広げた。

実力、実績のあるベテランだったり、大卒後に実力開花した選手だったり、移籍して居場所を見つけた選手だったり、

いろんなパターンの選手たちが融合して一つの結果にたどり着く。

駅伝の醍醐味ってこういうところにもあるのだとあらためて気づかせてくれた岩谷産業に感謝。

 

 

三井住友海上

 

9位を健闘ととらえていいのか取りこぼしととらえていいのか微妙なところだが、

おそらく狙いどおりのレースはできたのではないだろうか。

移籍組の樺沢(1区)、清水(3区)、松田(5位)が主要区間をそつなく走ってくれた結果だが、

本来ならゴールデンルーキーの小林と小松のどちらかが主要区間の一角は担ってくれていないといけない。

ちょっと戦力を持て余しぎみになっているように感じるのは、よい傾向とは思えない。

 

 

エディオン

 

今年もクイーンズ8は安泰だと思っていたので、ちょっと意外だった。

1区を任された高卒ルーキーの水本もいい流れを作ったと思うし、

3区の矢田もキャプテンとして気概の見えるいい走りはしてくれた。

でもなぜか2区以降一度も2ケタ順位から上がれなかったということは、

まだ層が厚くなりきれていない部分があるのかもしれない。

本来なら中島は絶対にメンバーに入らないといけない人材だと思っているが…。

 

 

ユニクロ

 

こちらもクイーンズ8は確定だと思っていたのだが…。

まず平井がメンバーに名を連ねていなかった時点で少し嫌な予感はしたが、

1区の川口がまさかの出遅れ(区間20位)で完全にアウト。

それでも3区の吉川が8位と4秒差の9位まで押し上げてくれたのだが、

結局はシード圏内には浮上できないまま終わってしまった。

流れを掴み損ねたらこうなるという見本のような結果となってしまったのは残念だが、

移籍組ばかりが目立つチームにおいて生え抜きの尾方が5区で区間10位と健闘したのは収穫だろう。

それにしても、あれほど優秀なランナーである川口がなぜ??という疑問は残る。

見た感じ体調悪そうとかどこかが痛そうとか何もなかった(あえて言うなら痩せすぎくらい?)が、

サングラス越しでも表情が死んでいるのはわかったし、

何かメンタル的にすごく傷つくようなことがあったとかそういう原因としか思えない。

きちんとアフターフォローしていただきたいものだ。

 

 

ルートインホテルズ

 

予選会2位も大健闘だったが、今回も5区終了時に9位まで浮上していたのでまた健闘したといえるだろう。

パウリンの爆発力だけでなんとなく全体の帳尻を合わせていたイメージからは完全に脱却して、

チームとしての底力が上がったように感じる。

毎年のように駅伝の頃には駅伝ギリギリ出られるくらいまで部員数が減っていたチームが、

離脱者をほとんど出さず(寺島の引退くらい?)に駅伝シーズンを迎えただけでも大きな進歩だ。

 

 

スターツ

 

MGCで疲弊した上杉(1区)にもうお釣りはなかったようで(区間17位)、

そこからもっとズルズル落ちるのかと思ったわりにはよく頑張ったと思う。

2区の對馬の区間9位とかは評価できる。

 

 

大塚製薬

 

こちらもMGCから走り詰めの福良が1区でブレーキ(区間23位)となってしまい、流れを作れず。

しかし西谷(3区)、棚池(5区)は予選会に続いて長い距離の区間でそれぞれ力を発揮した。見事。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

予選会に引き続き1区を走った鷲見が区間10位に健闘すると2区の白石が区間7位で、8位と1秒差の9位に。

しかし残念ながらそこがピークで、4区にナオミを使えなかった影響もあり失速。

今回に関しては猿見田が抜けた穴もかなり大きく感じた。

 

 

九電工

 

主要区間(1区・唐沢、3区・林田、5区・逸木)は安定の強さで、外国人選手までいる。

それでも、区間最下位が2人もいては話にならない。

 

 

京セラ

 

1区ですべてを託されたエースの兼友が区間18位とあっては、仕方ない結果。

4区で悠々と区間記録で区間賞を獲得したアグネスがいなければ、もっと悲惨なかとになっていた。

しかし6区の池田が区間10位と頑張って17位まで戻したのは次につながる。

予選会では1区でブレーキになっていたのによく巻き返した。

 

 

しまむら

 

予選会が薄氷の16位通過だったことから考えると健闘ともいえるが、

やはりもっとやれるはずだと思わずにはいられない。

特に1区の高橋がトラックでの好調さを駅伝に完全に生かしきれず終わってしまったのは残念。

きっともっと輝ける選手なので引き続き見守りたい。

 

 

日立

 

予選会6位がピークだった感は否めないが、チームとして変革の一年をよく乗り切ったと思う。

ここ数年、長い距離の区間は池田千晴か小井戸を軸にしか組み立てられなかったところを

今年は3区・花野、5区・室伏で予選会もクイーンズもそれなりの結果を残した。

この経験を来年以降にきった生かしてくれると信じたい。

 

 

センコー

 

初出場ながら、2区で一度はシード圏内にまで浮上して見せ場を作ったのは立派。

下田平(1区)はもう完全にトップランナーの一角としての風格が出てきたし、

2区の杉山も区間6位は大きな自信になったことだろう。

チームの初期メンバーである杉山が活躍することで、移籍組とのバランスが取れている。

 

 

ニトリ

 

まさかの予選会とまったく同じ区間オーダーだったが、4区、5区が予選会のときほど爆発しなかった。

3区が区間最下位に沈んだことでちょっと意気消沈してしまったのだろうか…。

 

 

ヤマダホールディングス

 

1区の荻野に何かアクシデントがあったのか、大きく離れた区間最下位に終わり実質ここで終戦。

それでも3区の筒井が区間7位の好走で意地を見せたのだが、5区で再び区間最下位は痛かった。

エース格の岡本の不在にアクシデントが重なったとしても、こんな順位に終わってはいけないチーム。

 

 

ワコール

 

頼みの綱の安藤(1区)が区間22位に沈んでしまい、そこでおしまい。

3区の柳谷(区間15位)にはもうちょっとモチベーション上がる順位で襷を渡してあげたかった…。

 

 

キヤノン

 

1区の日隈が区間24位と大きく沈んでしまい、続く2区の藤川まで区間24位という負の連鎖。

期待の鹿屋体大ラインでこの出遅れはキツすぎた。

4区のモカヤまで区間23位というは、これまたキツかった。

 

 

豊田自動織機

 

昨年クイーンズ8だったチームとはまったくの別チームのような陣容になったとはいえ、

最下位はやはり負けすぎだと思う。

もう大ベテランの域に入った籔下に3区を走ってもらわないといけないのはキツい。

 

 

さて、かなり久しぶりのブログ投稿になります。

 

2022はシーズン中の退部や移籍も多かったので、

春にはやらなかったチームごとの分析を簡素に行いたいと思います。

(文中は敬称略で失礼します)

 

 

積水化学

 

TWO LAPS勢(新谷、鍋島、卜部)が全員万全の態勢で駅伝に臨んでくるとなると、

やはり他チームよりは戦力が一枚も二枚も上。

しかし昨年の五輪にすべてを注いできたツケというか、疲労の蓄積もあるだろう。

鍋島も長い故障からレース復帰したばかりで、駅伝に間に合うかどうかも不透明。

ここ2年は卜部が担ってきた2区に道清を使ってみるのもおもしろいかと思うし、

伸び盛りの弟子丸や長澤を駅伝に使わないのももったいない気はする。

いずれにしても強いのは強い。

 

 

資生堂

 

今春から加入した一山がいかなる状態で駅伝を迎えるのか、

というよりもうフルマラソンに専念するつもりなのか、

このあたりがどうなるかでチーム事情もかなり左右されそうな気はする。

仮に1区・木村、3区・一山、5区・五島のようなオーダーが組めるなら、

4区に外国人も控えるだけに十分に積水とも互角かそれ以上に戦える。

ルーキーの大谷が試合数こなして頑張っているので駅伝メンバー入ってほしい。

 

 

デンソー

 

昨年の駅伝以降、森林が抜け、矢野が抜け、松田や矢田まで退部という非常事態となり、

さらにはこれからチームの核となっていくであろうと思われた酒井までもが退部。

9月になり、昨季かぎりで引退してコーチに就任していた池内が現役復帰というドタバタぶりだ。

2人の外国人を除けばちょっと寂しい顔ぶれになったのも否めないところで、

もはやクイーンズ8の確保にも赤信号が灯ったというのが正直な印象。

 

 

JP日本郵政グループ

 

大エースの廣中がドンと構える中、鈴木亜由子が今季はトラックレースも順調にこなしているし、

太田がMGC出場権を獲得したりで鍋島が抜けた痛手は特に感じさせない。

ルーキーの和田も即戦力は間違いないところで、小坂井、土井、三原、山中ら若手のレベルも高い。

特に土井が精力的にレース数をこなしてタイムを伸ばし続けているのは頼もしい。

大西、菅田らもこれに負けじと奮闘し駅伝メンバー入りが激化されれば全体のレベルは自ずと上がる。

1区・和田、3区・廣中、5区・鈴木のオーダーでも組めれば、優勝争いは十分に可能。

 

 

ダイハツ

 

今年は加世田の勢いがすごい!

5000mで15分15、10000mで31分41までタイムを伸ばしてきた。

松田はおそらく駅伝に合わせてくることもないだろうから、加世田に3区を任せるだろう。

そして今年の目玉はルーキーの西出。

本職の3000mSCでも大活躍しているが、5000mも普通に16分は切るし、

障害のない普通の3000mでも9分09という破格の時計を出している。

村尾も長い潜伏の時を経て覚醒の時を迎えつつあるし、

今までのイメージと少し違った新しい形でのダイハツを今年は楽しめそう。

 

 

ヤマダHD

 

部員数8名と少し質素な印象になったが、エースの筒井を中心によくまとまっている。

岡本、星野のいわゆる髙木チルドレンたちがチーム浮沈のカギを握るとは思うが、

クイーンズ8の確保は十分に可能だろう。

 

 

ユニバーサルエンターテインメント

 

ここ数年の課題として、部員数が多い割に長い距離の区間を安心して任せられるのが

ベテランの青山と和久の2人しかいないというところがあったと思う。

(昨年の予選会は3区・山﨑で苦戦してしまったが・・・)

そのあたりも加味しての中尾の新加入(メモリードから移籍)があるのだろうが、

既存戦力の奮起なくしてクイーンズ8の確保はそう簡単ではないというのが正直な印象。

あとは復調傾向にある鷲見に期待したい。

 

 

ワコール

 

福士の引退と一山の移籍で大きな穴が開いた印象だったが、さらに伸び盛りの清水まで移籍してしまった。

しかしエースの安藤を中心に、全体のレベルは高くまとまっている。

特に目立つのはルーキーの柳谷で、多くの試合数をこなしながら出色の時計を連発している。

ハーフマラソンや10000mでもいい走りできているので、5区は任せられそう。

谷口、枚田、井手、柴田らも他チームならエース級になれる存在。

 

 

三井住友海上

 

さすがに田邉と橋本の穴は大きいと思っていたが、

清水と松田を移籍獲得するというドンピシャの補強。

田邉のスピードの持続力は清水、橋本の長い距離の区間での安定感は松田が、

そっくりそのままカバーできる。

そして今季いちばん大きいのはルーキー西山のブレイク。

本職の3000mSCのみならず、あらゆるシーンで大幅なPB更新を連発している。

1区から順番に西山→清水→松田→タビタのようなオーダーが組めれば

いい流れが作れるのは確実で、クイーンズ8復帰も十分に可能だろう。

 

 

ユニクロ

 

今季もっとも目覚ましい躍進を遂げそうなのが、このユニクロ。

ここ数年、他チームから相次いで実力者を移籍獲得してきたが、

今年はさらに平井、福田というエース級2名が加わった。

大黒柱の吉川を中心に、荘司、水口、平井、福田という顔ぶれはなんとも豪華。

みんなが駅伝のどの区間にも柔軟に対応できるという強みもある。

移籍獲得を連発する半面、結果を残せなかった選手は容赦なく切り捨てられているという厳しさもある。

全員が危機感を持って臨めば、驚くべき結果を残す可能性もあるだろう。

 

 

エディオン

 

萩谷、細田の長野東ラインでチーム力を大幅に上げてきたところに、

さらに矢田みくにというビッグネームまで加入してきた。

西田、江口のベテランも健在で、ルーキー中島もポテンシャルが高い。

2年目の工藤も持ち前のスピードに磨きをかけている。

もうクイーンズ8はすぐ手の届くところに見えている。

 

 

天満屋

 

五輪前後から少しパフォーマンスを落としているように感じられていた前田穂南が、

今年は完全復活の様相で好タイムを連発している。

松下、大東が高いレベルでこれに続き、安定感抜群の谷本も健在。

さらには昨年ブレイクした渡邉桃子やルーキーの吉薗も名を連ね、

高卒ルーキーの立迫もいい感じに仕上がってきている。

もうベテランの小原の出番もないくらいに駒は揃ってきたと言える。

 

 

第一生命グループ

 

ここ数年、絶対的なエースと呼べるような存在が現れず苦戦してきたが、

今年はルーキーの鈴木優花が揺るぎないエースとして存在しているのが大きい。

そして高卒2年目の小海も期待どおりの成長を続けて頼もしいばかり。

これに出水田を加えた3人で駅伝の主要区間はまかなえそうで、

あとは関谷、原田の市立船橋ラインに、高いレベルで安定してきた櫻川が続く。

もしものときには大ベテランの田中華絵も控えており、名門復活の青写真は見えてきた。

 

 

九電工

 

長きにわたり大黒柱として活躍した加藤岬の穴はやはり大きいとはいえ、

逸木、林田の二枚看板を中心にチームのまとまりはいい。

唐沢が調子を上げてきており、高卒2年目の森田も伸び盛り。

大卒ルーキーの花房も元気にレース数をたくさんこなして頑張っている。

実力者の宮田も駅伝までには上がってくるだろうし、強力な外国人が2枚揃っているのもいい。

 

 

日立

 

昨年の石澤の加入以降チーム力が格段に上がり、今年はベテランの田村も戦線復帰したことで厚みが増した。

そして今年からキャプテンに就任した佐々木瑠衣の成長が目覚ましく、

池田や小井戸を凌駕するほどにもなってきた。

双子の姉の佐々木芽衣も負けじとタイムを伸ばしてきており、チーム状態はかつてなくいい。

花野、鈴木、室伏の大卒組もきっと調子を上げてくるだろう。楽しみだ。

 

 

豊田自動織機

 

言うまでもなく田中希実&後藤夢の加入は大きく、戦力はとてつもなく上がった。

そしてもともとのエースの川口も絶好調で、トラックのあらゆる距離でPBを更新した。

さらに小笠原も高いレベルで安定してきて、ここまでは駅伝メンバー確定か。

あとヘレンもいるので、実質的な駅伝メンバー枠はあと1つ。

高卒ルーキーの磯部、藤田がどちらも元気だが、ベテランの籔下も衰え知らず。

残り1枠に誰が入ろうとも、クイーンズ8復帰は至上命令といってもいい戦力だ。

 

 

ルートインホテルズ

 

とにかくメンバーの入れ替わりが激しいチームだったが、

今夏は寺島がホクレンから移籍加入してきてもメンバーが合計8人。落ち着いてきた。

ベテランの日髙がチームを牽引するが、坂本、西谷もかなり好調。

大黒柱のパウリンも健在で、予選会通過までは問題なさそう。

 

 

スターツ

 

ベテランの佐藤が元気で、ここにきてトラックのあらゆる距離でPBを更新。

もはや日本有数のマラソンランナーへと成長した上杉とともに、チームを引っ張る。

西川がかなり成長してきているのも頼もしい。

北村も今年は躍進の一年になりそう。

 

 

大塚製薬

 

藪田、横江が抜けた穴は大きいが、棚池が10000mのPBを大幅に更新する等頑張っている。

福良、川内のMGC出場権獲得コンビも安定で、岡田も復調。

そして今年の目玉になりそうなのは、TOTOから移籍加入の真也加。(ステファン・マヤカの娘)

1500m、3000m、5000mのすべてでPBを更新する躍進ぶりで、

ひょっとしたら駅伝で1区を任されるくらいになるかもしれない。

 

 

岩谷産業

 

もうすっかり中野が中心のチームとなって久しいが、今年いちばん注目すべきは川村。

5000mで16分切りは当たり前になってきたし、ハーフマラソンでも出色のタイムをマーク。

予選会は5区のスペシャリストである永岡がいるのも心強いところで、

安定の安井、青木も控えている。

あとは本来エースであるべき大同が復活してくれるのが待ち遠しい。

 

 

ダイソー

 

中距離ランナーの池崎(順大卒)を除けば、あとは世羅を中心とした

西日本の高卒選手ばかりという異色のメンバー構成。

外国人2人以外に特筆すべき持ちタイムがある選手こそいないものの、

加藤twinsを中心に5000mで16分前半は出せる選手がゴロゴロ揃っている。

つまり駅伝になるとブレーキになりそうな区間がないわけで、

3区さえ乗り切ればあとは外国人で貯金を作って最後までうまくまとまる。

 

 

京セラ

 

しまむらから移籍加入の阿部を除けば、随分と若いメンバー構成になった。

その阿部とキャプテンに就任した兼友を軸とした駅伝オーダーの組み立てとなるだろうが、

今年いちばん注目したいのは高卒2年目の川上望華。

昨秋から3000mのPBを更新し続け、9分18で伸ばしてきた。

これからは長い距離への対応が課題となるだろうが、

夏合宿で順調に練習を積めているようなので秋の大化けが楽しみだ。

 

 

シスメックス

 

田﨑、石井が軸となって駅伝に臨むところだろうが、

ベテランの堀江、西原もまだまだ健在で主役の座を譲る気配もない。

やはりチームとしての課題は、ヤマダ経由の選手以外のシスメックス生え抜きから

エース格が出てきてほしいというところになるだろう。

本来そうなるべき候補の筆頭格だった鳴瀧の移籍は痛いが、

酒井に成長の兆しが見えてきているので期待したい。

 

 

ニトリ

 

特段目立ったタイムを出すような選手はいないが、平均値は高い印象。

もう古臭い言い回しになってしまうが、全員にお値段以上の走りを期待する。

 

 

パナソニック

 

ちょっと昨年のクイーンズ駅伝で負けすぎたのでノーマークかもしれないが、

今年のパナソニックには逆襲の匂いがプンプンする。

なんといっても、コロナ禍で自粛していたアルバカーキ合宿を再開できたのが大きい。

高地でひたすら走り込んで強くなってきたチームなので、きっとまた這い上がってくるはず。

メキメキとタイムを伸ばしている3年目の信櫻にさらなる成長の兆しが見えるし、

故障がちだった渡邊も今年は順調に距離を踏めているようだ。

中村も安定して強いし、精神的な大黒柱の内藤もまだ貪欲に伸びようとしている。

森田香もアルバカーキで復調のキッカケを掴んでくれればいいし、

強い先輩たちの背中を見て高卒ルーキー2人(伊藤、川口)も成長してくれるだろう。

あとは森田詩、堀の復活を願ってやまない。

 

 

しまむら

 

阿部が抜けて以降は純然としたエースと呼べる存在こそ見当たらないが、

メンバーの顔ぶれを見るかぎりまとまりはいい。

森林(デンソーから移籍加入)と柴原の長崎ラインはきっといい仕事をしてくれるだろうし、

高橋と座間の順大ラインにも期待したい。

粘り強い走りが印象的な志村がいい流れを作ってくれそうだし、

河辺(元ホクレン)もきっとこのままでは終わらない。頑張ってほしい。

(以下、9/18加筆)

京セラを退部後ラフィネに身を置いていた山ノ内みなみが電撃加入!

挨拶代わりというわけでもないだろうが、日体大記録会でいきなり3000mで9分切りの激走を披露。

彼女に3区を任せられるようなら予選会でもかなり上位に進出できそう。

まぁ、結果的には阿部とトレードしたようなものとなっている。

 

 

埼玉医科大グループ

 

室伏が5000mで16分切りにあと一歩のところまでタイムを伸ばしてエースの道を突き進んでいるが、

それに追いつけ追い越せの存在が見当たらないのがちょっと残念なところ。

本来のポテンシャルからしたら今泉にもっと爆発してほしいところではあるし、

水沼、伊東、田中の大卒トリオのうち誰かにも覚醒してもらわないと困る。

あとは積水から移籍加入の飯島にとにかく頑張ってほしい。

 

 

キヤノン

 

もともと無駄に部員数が多いと思っていたところが昨夏あたりから退部者が相次ぎ、

スッキリしたようなスリムになりすぎたような微妙な感じになった。

しかし今夏になって日隈が移籍加入したのは喜ばしいことだ。

大分のご当地選手であることも大きいし、藤川との鹿屋体大ラインでチームを盛り上げてくれそう。

あとは松浦、水谷のどちらかが覚醒してくれればおもしろくなると思う。

 

 

コモディイイダ

 

駅伝参入初年度の昨年はあと一歩のところでクイーンズ駅伝出場を逃したが、

今年こそはと野心に燃える。

現状では松村、西澤、関野の3人で3区までをなんとかいい流れでつないで、

4区のマーガレットで貯金を作ってあとは粘りに粘って16位以内に滑り込むという形が理想か。

久保田twinsになんとか伸びてきてほしいところ。

 

 

肥後銀行

 

やはり平井が抜けた穴はとてつもなく大きい。

距離の長い区間は西田と儀藤でなんとかなるとして、

他の区間の組み立てのイメージはなかなか湧いてこない。

秋山に復調の気配が見られるのはいい材料だろう。

 

 

宮崎銀行

 

毎年、冬場の実業団ハーフやクロカンの時期には「今年の宮銀はおもしろいぞ」と思わせるのだが、

なぜかトラックシーズンになると思ったほどブレイクせず、

駅伝になると「もっとやれるはずなのに…」という結果が待っているのがもうここ5年くらいのパターン。

今年こそはキッチリと駅伝にピークを合わせてクイーンズ駅伝出場を果たして欲しい。

個々のポテンシャルから考えると、予選会で16位以内に入れないわけがない。

 

 

鹿児島銀行

 

小原が抜けたのは確実に痛い。

とはいえ、池満、上原、倉岡という顔ぶれを見れば弱いはずはない。

何かのキッカケで上原が完全復活でもしてくれないとクイーンズ駅伝出場は難しいだろうが、

威勢のいい高卒1~2年目の選手たちの覚醒次第ではいい勝負はできるはず。

 

 

十八親和銀行

 

相変わらず部員数が綱渡りの状況なのでなんとも言えないが、

実績のある明石の加入で明るい見通しが出てきたのは事実。

北原、古本が確実に伸びてきているのも頼もしい。

光恒も若い子たちを束ねながら元気いっぱいよく頑張っている。

いい結果を期待する。

 

 

愛媛銀行

 

五輪ランナーのエース山中に1区を託し、あとは野となれ山となれ…

というのがここ数年の駅伝の戦い方だったと思うが、

今年は多少はもっとバリエーションが考えられそうな布陣かもしれない。

地道に少しずつタイムを伸ばしてきている豊田に期待。

 

 

メモリード

 

吉富、陣内という佐賀のレジェンド2人頼みになるとは思うが、

チーム生え抜きの田島も頑張っている。

まずは無事に予選会出場を。

 

 

TOTO

 

昨年は部員数も増えてまた1からチーム作りを…みたいな雰囲気だったが、

今夏になって気づけば部員数は7人にまで減っていた。

特にエース級になると思われた早川の退部は痛い。

ルーキー西永を絶対エースとして回していくしかないだろうが、

せっかく外国人選手もいるのだし1つでも上を目指して頑張ってほしい。

 

 

ノーリツ

 

部員数が駅伝ギリギリなのでどうなるかはわからないが、

全体のレベルは決して低くない。いいチームだ。

日体大時代から愚直な努力が光る平野を中心に、

藤村twinsも場数を踏んで成長している。

 

 

愛知電機

 

大黒柱の藤田に、長い距離の区間で計算の立つ吉田。この2人は安定。

あとはキヤノンから移籍加入の鹿内がどこまで調子を上げてくれるか。

 

 

センコー

 

新興チームながら積極的に移籍選手も受け入れ、なんと12人の大所帯。

実績のある下田平(元ダイハツ)、竹山(元ダイハツ)、鳴瀧(元シスメックス)らに加え、

森田(東洋大卒)、不破(元ホクレン)らも調子を上げてきておりチームとしての形は出来ている。

予選会1年目からいい勝負できそうな雰囲気が出てきた。

 

 

東京メトロ

 

今年から満を持して駅伝参戦ということで期待していたが、

エースのはずの高松いずみが知らないうちに退部しており、

部員数も駅伝ギリギリの6名にまで減っている。

記録会等でも目立ったタイムを出している選手が見当たらず、

なかなか地下から浮かび上がってくる気配が見えない。(メトロだけに?)