新型コロナウイルスの正体 | gab-log

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経済学に無知なることは罪ではない.しかし無知なるままに経済問題を声高に論じることはまったく無責任であるといえる.(ロスバード)

TwitterID 男前先生 @_dt4u / 所属機関組織に無関係の個人としての不定期落書き / すべては良識に基づきます

 中国には長春軍医科学院・成都軍事地域疾病管理予防センター・北京中国科学院微生物学研究所とそして今回,新型コロナウイルス発生源とされる武漢市には「武漢国家生物安全実験室」がある.

 表向きはウイルスや検疫の研究所とされているが,このたびの新型コロナウイルスの発生後すぐ,イスラエルの生物化学兵器研究者が「これは生物兵器である」との見立てを公表している.

 

 イスラエルはその地勢上,幾度となく戦禍に見舞われた国だ.そして何度も繰り返された“中東地域戦争”においてイペリット(マスタードガス)などが実戦で使われるのを見てきた.そして周辺国との疑念から生物兵器禁止条約に調印していない国である.

 この条約には192か国が調印しているが,イスラエルのほか北朝鮮やエジプト,南スーダンが調印に応じていない.イスラエルの場合は戦禍の経験から批准はおろかむしろとくに生物・化学兵器の研究が進められている国である.

 

 そして世界的に著名な科学雑誌である「ネイチャー」では2017年の時点でSARSの流出元を中国であるとして指摘している.なかでもとりわけ「武漢国家生物安全実験室」はSARSやエボラといった菌を扱っているとして問題提起してきた.もう一度書くが,2017年の記事である.

 

 戦前・戦時においてわが国でも生物化学兵器の研究はされていた.悪名高い731部隊だ.実際にペストを用いたことも公文書として残されている.

 

 ウイルスや菌類は特別変異をもって新型が生じる.今回の新型コロナウイルスは,コロナウイルスの感染拡大過程で生じたのではなく,あらかじめ“新型”として発生し感染が拡大した.これはとても不自然なことだ.

 

 生物兵器は「貧者の兵器」として例えられている.

 核兵器やバンカーバスターはそれを運ぶにも飛ばすにもコストがかかる.爆撃機を用いる場合は制空権を抑えなくてはならないためリスクもコストもかかる.

 ところが地下鉄サリン事件をみればわかるように,生物兵器や化学兵器は精製こそできるならばヒトが持ち運んで密集した場所に撒くだけだ.サリンの場合はその周辺にのみ被害を拡散するが,菌類やウイルス兵器となれば交通のハブにあたる場所であればあるほど拡散効果が高い.

 

 あまり知られていないが,武漢の国際空港は中国国内で8つあるハブ空港であり,外国人の往来が非常に多い都市だ.しかも商業的にも,そして中国国内でもAクラスの観光都市である.そんな交通のン要衝に「武漢国家生物安全実験室」は存在しているのだ.これは偶然だろうか.

 

 一方で,毛沢東率いる共産党勢力に最後まで抵抗した都市も武漢で,中国共産党は党内の有力者をこの都市の首長に置く所以となっている.

 今でこそ漢民族(≒主流の中国人)が大多数を占めているが,チワン族,満州族,ミャオ族,モンゴル族,回族がいるほかイスラム教徒やプロテスタントといった宗教が混在している.ここに生きる非漢族は共産党下において“どういうわけか”少数派となってしまった.(ご想像にお任せする)

 

 

◆「一人っ子政策」と中国の軍事

 

 知っている方も多いと思うが,発展途上にあった中国では政策の失敗によって飢えや飢餓が想定されていた.人口の爆増を国内生産では賄えないという見通しから「一家に子どもは一人」という法規制を敷いたのだ.

 日本でもそうだが,中国も「家は男子が継ぐもの」という認識がある.そして一人っ子政策で“どういうわけか”男子ばかりが生まれるようになった.通常は男女比はおおむね5:5なのだが“どういうわけか”中国だけは男子ばかりが生まれた.(ご想像にお任せする)

 

 今でこそ閉鎖経済を解き,輸出入の自由を認めることで「一人っ子政策」を解禁したが,当時の男子たちが中国軍(人民兵)を構成している.

 なにしろ家を継ぐ男子が兵士になるのであるから,命を投じるリスクを避けるという見立てはかなり昔のキッシンジャー著述がある.空母建造やステルス機開発などのニュースが中国軍備として報じられるものの,殉職を覚悟でやって来る仮想敵(≒米軍海兵隊)とは勝負にならないといわれている.

 

 核兵器開発には成功したものの,現代において核兵器は政治的に「使ったものの負け」である.相手に一矢報いるはずが全世界を敵に回すリスクと表裏一体の兵器が核だ.

 よほどの馬鹿でないかぎりアメリカに核を撃ち込む者はいないだろう.これがロバート・マクナマラが提起した「相互確証破壊」といわれるロジックだ.

 

 兵士を喪失せず,相手に人的損害を与えることを思いつくならば?

 

―――これは現代の「何らか」の試用なのかもしれない.