呉に旅行するから、と出発前に「男たちの大和」を観たのでした。
2005年公開とのことなので、もう20年ほど前の映画なのですね
最近の山崎貴監督のCG満載でテンポの早いの戦争映画を見慣れてしまった目には少しクラシカルな部分もありますが
大きな実物大セットを組んで撮影しただけあってリアリティと迫力は充分。
プロデューサーが角川春樹氏、原作が角川氏のお姉さん辺見じゅん氏ということで、
思い入れの強さからか、ちょっと詰め込みすぎて散漫になった感もありますが、それは好き好きかもしれません。
僕的見どころは
・池松壮亮さんがかわいい(まだ子どものころなので)&鹿児島弁が結構うまい
・長嶋一茂さんの演技が良い
あまり感情を出さない演技が、作戦の意義に思うところがありながらも役割・仕事として遂行しなければいけないジレンマを表現できていると感じました。
・対空火器が最初に制圧射撃を受けるんだろうなあ、ということが理解できた気がする。
大和撃沈時の資料を見るとアメリカ側はかなりの数の戦闘機が出撃しているみたいです。
上空に日本側の援護の戦闘機がいればそれと交戦するのでしょうが、いなければ機銃掃射で対空火器を遅い、爆撃機や雷撃機を守るのも彼らの役目だったのだろうと想像します。
主人公達がいる対空銃座がどれだけ過酷なポジションかがよく描けていると思いました。
細かいところで「?」というところもあるのですが
割とニュートラルに近い立ち位置で太平洋戦争を描いた良い作品だと思います。
少し古いですが、「連合艦隊」とかと一緒に観るのも面白いかもしれません。
2024年6月現在、Amazonプライムにも収録されているのでこの機会にどうぞ。
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