前回「加治木まんじゅう」について書かせていただきましたが
今回も鹿児島ローカルスイーツつながりで、最近全国区のテレビ番組でも紹介されている「じゃんぼ餅」について書こうと思います。
<加治木まんじゅうの話はこちら>
大きくないけど「じゃんぼ」餅
じゃんぼ餅の説明をするときによくある切り出し文句はこれですね。
詳しいことは下の農水省のHPリンクをご参照ください。
簡単に言うと、柔らかい米系の餅にみたらし団子のたれのような甘じょっぱい、とろみのあるたれをかけたもの。
あ、餅はどちらかというと小さいですw。
2本の棒が差してあるのがポイントで
これが名前の「じゃんぼ」の由来。
棒が二つで「両棒」から「じゃんぼ」と呼ぶようになったらしいです。
2本の棒は刀を2本挿しているイメージなどとも言われますが、
機能として、柔らかい餅を持ち上げるためには2本必要だった。それくらい柔らかい餅ということと僕は捉えています。
じゃんぼ餅で有名なのは「磯地区」というところで
ここに何軒もじゃんぼ餅屋さんが集まっているのですが
加治木まんじゅうと同じく、お店によって作り方などが少しずつ違うみたいです。
これまたお客さんによって、それぞれひいきの店があったりするんですかね〜?
じゃんぼ餅は加治木まんじゅうとセット⁉︎
加治木まんじゅうと鹿児島空港近くの「ざぼんラーメン」は、僕が鹿児島に入る時のルーティンみたいなものなのですが
もう一つのルーティンが、加治木から海沿いの国道10号線を通って鹿児島市に入るというもの。
左手に錦江湾と桜島を眺めながら、気持ちのよいドライブが楽しめるコースです。
この10号線を加治木から鹿児島市に向かって30分ほど走ったあたりに、じゃんぼ餅屋さんがいくつも集まった場所があります。
薩摩藩の庭園「仙巌園」のすぐ近くです。
ですから、鹿児島市方面に向かう際には
鹿児島空港➡加治木➡国道10号線➡(仙巌園)➡じゃんぼ餅 という流れで行くと
鹿児島独特のおいしいものが食べられた上に、鹿児島らしい風景を満喫しつつ割と快適に移動できるという、素晴らしいルートなのであります。
これはちょっと大々的に広めたいw。
中川家さんでじゃんぼ餅を食す
さて、今回は5軒ほどあるじゃんぼ餅屋さんの中から、中川家さんにお伺いしました。
ここは鹿児島空港側からだと入りやすい駐車場の配置(とはいえカーブの途中に入口があるので、この手前でスピードダウンしていないと見逃してしまいます)なので、利用しやすいです。
下は中川家さんの外観
鹿児島市側(空港からとは反対側)から撮っています。向かって右側(お店の道路を挟んで向い)が駐車場。
カーブの近くにあるので、渡る時には注意です。
このあたりはゆっくり走りましょう。
そういえば、僕が子どものころは空港や姶良市方面に出かけた帰りにじゃんぼ餅を買って帰ることが多くて、その時はいつもこの中川家さんでした。
そして、この記事を書くために下調べをしていて知ったのですが
なんと上皇上皇后陛下も平成天皇のときに中川家さんのじゃんぼ餅を召し上がったんだそう!!
由緒正しいお店だったのです。
だいぶ前置きが長くなりましたが
中川家さんのじゃんぼ餅がこちら。
餅10個とお茶が付いて500円!!ワンコイン!!
何とも言えない餅の柔らかさと、少しやさしいみたらしという感じのたれが
いつもどおりであり、懐かしくもあり、新鮮でもありで
ああ、鹿児島に来たな~としみじみ感じてしまいました。
お伝えしたいことはたくさんあるはずなのですが
それを文字で表現するのって難しいですね。
ぜひ、鹿児島にいらっしゃったときには「じゃんぼ餅」食べてみてください。
じゃんぼ餅屋さんの集まる磯地区は景観も良いので、旅気分も盛り上がるはず。
車だけでなく、バスを利用しても行ける場所ですし
近くに先ほどの仙巌園や尚古集成館、東郷平八郎像などの観光地も集まっているので
それらを訪れた際の休憩にもおすすめです。
<関連記事>