前回、鹿児島のお菓子屋さん「薩摩蒸気屋」について書きました。
鹿児島は甘党が多いのか、江戸時代に薩摩藩が砂糖を取り扱っていたからか、理由は判りませんが
地元独特のスイーツが多いように感じます。
今回は、そんな鹿児島ローカルスイーツの中から「加治木まんじゅう」のお話
このまんじゅうは鹿児島空港の割と近くで、鹿児島市に向かう途中にある加治木という街で食べることができます。
僕は鹿児島に入る儀式のように、ほぼ毎回買って食べています。
これを食べるために帰っていると言っても過言ではないかもしれませんね〜。
加治木まんじゅうってどんなもの?
この加治木まんじゅう、歴史は古く
1606年ごろ、加治木の地に造られたお城の橋の工事の際に、工事に従事する人たちのお茶受けとして配られたものとのことなので、ざっと400年以上の歴史があるお菓子のようです。
下のリンクは姶良市のHPより、加治木まんじゅう紹介の記事です。
(加治木まんじゅうの街、加治木は現在姶良市の一部となっています。)
いわゆる「酒まんじゅう」なのですが
生地のモチモチ感が特徴で、中のあんこが少し塩気が強いように思います。
出来たての熱々を食べるのがサイコーです。
僕の語彙力で食レポできるのはここまでなので
ぜひ実際に食べていただきたい。
間違いなく美味しいです。
ちなみに僕は子どもの頃、あんこが苦手だったのですが
加治木まんじゅうだけは食べることができたというくらい大好きでした。
それぞれ好きなお店があるのです
加治木まんじゅうは基本姶良市内で販売されていて
スーパーなどでも売っていたりするものらしいのですが
「加治木饅頭製造組合」に加入している専門店7店が加治木まんじゅう界をリードしている様子。
各お店で少しずつ仕様が違っていて、お客さんもそれぞれ好みのお店と仕様を持っているみたいですね。
例えば、僕は「新道屋」か「ざおう堂」の2択と思っているのですが
妹は「龍門堂」がイチオシらしいのです。
名前は同じお菓子なのにちょっとずつ違う
これを食べ比べたり、推しまんじゅうを応援したり
それも、このまんじゅうの楽しいところなのかもしれません。
僕のイチオシは新道屋
今回まんじゅうを購入したのは「新道屋」さん
僕は加治木まんじゅうを買いに行く時は、まずここを目指します。
ここはこだわりの蒸し立てのまんじゅうを出すお店で
2分で30個ずつしか提供できません。
そのかわり、あつあつ、ふわふわ、もちもちの絶品まんじゅうを味わうことができます。
しかも、ここは人気のお店で、お客さんはみんな普通に30個とか買っていくので
待ちますw。
僕もこの日、20分ぐらい待った気がします。
マクドナルドなどのオペレーションに慣れた感覚には、とても遅く感じますが
バタバタした日常から、時間の感覚をリフレッシュのために旅時間に変えていく、そんな場所なのかもしれません。
駐車場は隣と裏に合計10台分くらいあるので、ここは車を降りてじっくり待ちましょう。
ここのまんじゅうは蒸し立てが美味しいので
温め直しが難しい旅人は、欲張らずにその時食べられる分を買うのが良いと思います。
一人2個は普通に食べられるかな❓お腹が空いていたら3〜4個いけますよ。
ここから鹿児島市に向かうなら、高速道路には乗らずに国道10号線で左手に錦江湾と桜島を眺めつつ
出来立ての加治木まんじゅうを食べながらドライブがオススメです。
そしてその先にはもう一つの鹿児島ローカルスイーツ
「じゃんぼ餅」が待っています
そうそう、新道屋さんは日曜定休で、まんじゅうが無くなって閉店になるのが早い時があるので購入できないこともあります。(何度か買えないことがありました)
その時は他のお店のまんじゅうを買いましょう。
もちろん他のお店のまんじゅうも美味しいですよ。
ああ、加治木まんじゅうを食べに
鹿児島に行きたくなってきた‼️
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