永く続くこのよくわからない状況の中
魔力を増す「お金」というワード
経営者にとって切っても切れないお金の問題は
誰もが一度は悩ますものだろう
私は独立時にお金がなかったけど
国民政策金融公庫という国の機関から
300万円の資金を借りて独立した
生活費をあわせて30万円程しか手元になかった私にとって
300万円というのは大金だった
半分震えながら契約書にハンコを押して
しばらくしたら口座にポーンって振り込まれる
それから事業は順調に成長して
3年ほどで完済
次は500万円借りた
その次は900万円、と
売上に準じて借りる額は大きくなっていった
その間にいろんな知識が入ってくる
事業を畳んだ人も多くいた
貯めたお金が無くなった
借金だけが残った
そんな中でわたしは弁護士の友人も多く
「会社潰して借金残ったら自己破産したらいいよ」
と言う人も
というのも、自己破産をすると信用情報がブラックリストに入るが
それは5年でクリアになる
だから35歳で破産したら
40歳にはキレイな信用情報に生まれ変わることができる
という理論だ
しかしながら
金融機関や保証協会はそうもいかない
自己破産で信用情報はクリアでも
金融機関の情報は残っていて
いきなり破産で借金を飛ばした人には
二度と貸してはくれない、と
これは金融機関に勤めている知人の話
どんなにしんどい状況でも
誠意ある行動が
最後には周りの人たちが救いの手を
差し伸べてくれるのだと
やっぱり最後は「人」なんだよな
って話