第9回:お見合いパーティーからお食事デートへ | アラフォー結婚難民男、婚活はじめました。

アラフォー結婚難民男、婚活はじめました。

40オーバー、婚活スロースターターの活動記録

初めてお見合いパーティーに参加して、カップル成立となってから約1週間。

指折り待つ感覚といいましょうか。
毎日が楽しくてしょうがない感じといいましょうか。
筆者は本当に単純な生き物だなと思います。

そんなこんなであっという間にお相手であるハイソでアートな一つ年上の方と二人でお食事デートをする日がやって来ました。
毎度ハイソでアートな方、と書くのもなんなので頭文字をとってハアさん。語呂がいいのでherさんと書くことにします。

筆者はその当時関わっていた映画の仕事が大分落ち着いていたので、定時でお仕事をされているherさんの職場の最寄駅周辺でお会いしましょうということになりました。

その周辺のいい感じのお店とか全然知らなかったので、下調べをしようと予定の1時間前に駅に着きました。
出来る男なら前日までにネットなんかでお店を調べて、良さげな店に実際入って食事をしてみて、納得したら予約、みたいなことするんでしょうけど。
筆者は出来ない男なので、時間少し前に行ってお店の看板見ながらネットで調べてみて・・・というのが精一杯でした。

そんなことしてるうちにどんどん時間が近づいてきて、この1週間楽しくてしょうがなかったのに急に不安に襲われて緊張してきました。

本当に来てくれるんだろうか?

来てくれたとして、ちゃんと話せるだろうか?
というか話し過ぎずに相手のお話を聞いてあげられるんだろうか?
ちゃんと楽しませることが出来るだろうか?
ちゃんと次回デートの約束も取り付けられるんだろうか?
果てはちゃんとお付き合い出来るだろうか?
そういうことを今日言おうとは思っていないけど、
でも向こうはそれを待ってたりした場合、その空気を読めるのだろうか?
経験上、そういう空気を読めたためしがないんだぜ、俺・・・
てかそもそも向こうはその気あるのか?

うわぁ、ダメだ。
きっとダメだ。

と落ち込みモードになったまま待ち合わせ場所に戻りました。
10分前。まだherさんの姿は見えません。
もうじっとしてられなくて、あまり尿意もないのにとりあえずトイレへ駆け込みました。5分前に戻れば良い。
一応、身だしなみチェックなんかもして。
うがいなんかもして、再び待ち合わせ場所に。
5分前。
まだいない。
うん。
来ないものと思っておこう。
期待しなければ落胆も少ないはず。
1週間分の期待を今のうちに消しておこう。
今日は来ない。今日は来ない。今日は来ない。来るわけない。と、心の中で呪文のように繰り返しました。

よく晴れた夕方で、西日が眩しかったのを覚えています。
周辺のビルの間から太陽が覗いていて、待ち合わせ場所周辺には陽だまりとビルの影が格子模様のように描かれていました。そんなどうでもいいビジュアルが強烈に残っています。

遠くの方からその陽だまりと影の間をherさんがこっちへ向かって歩いてきました。
herさんも筆者に気づいたようでした。
笑顔でした。
歩調を変えることなく、ゆっくりと近づいてくる笑顔に筆者の頭はぶっ壊されました。
直視することが出来ず、ふと時計に目を落とすと時間ぴったりでした。

「ごめん待たせちゃった?」
「あ、いえ、今来たばっかりです」
「良かった。じゃあ行きますか?」
「あ、はい。ええ。あ、どっかいいお店とかありますか?」
「あぁ、あんまりよく知らないんですけど、近くの居酒屋さんとかで良いんじゃないですか?」
「あ、ですよね!はい、そうしましょう」

という感じでもはや何のために1時間早く来たのか?という疑問すら芽生えない単細胞生物なのです、筆者は。


つづく