第10回:食事デートとその後 | アラフォー結婚難民男、婚活はじめました。

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40オーバー、婚活スロースターターの活動記録

これ美味しそうとherさん言ったから今日という日は居酒屋記念日

駅から歩いて3分ぐらいのところにあった居酒屋さんの看板に出ていたメニューを見て実際にherさんがこれ美味しそうと言ったので、その居酒屋に入ることになりました。

今日は自分の話よりもherさんの話を聞くんだぞ!
でも質問攻めにしちゃだめだぞ!
と言い聞かせていました。

メニューをみて最初の一杯を注文しようと店員さんを呼びました。店員さんは中国人でした。「なにする?あど1じがん、サワやすいよ。はんがぐだよ」というので、じゃあサワー飲みましょうかということになり筆者はメロンサワー、herさんはさくらんぼサワーを注文しました。
なぜそんなことまで覚えてるかといえば、
先ほどの店員さんがサワーをもってやって来たとき、

「さくらぼんサワのがだ?」

と言ったので、二人して堪えてたのを店員さんが戻ったあと大爆笑して盛り上がったからなんですね。店員さんごめんなさい。他意はないんです。「さくらぼん」最高にキュートでした。そしてそのおかげで楽しい雰囲気で飲み始めることが出来たんです。感謝です。

仕事の話、趣味の話を中心にお互いに質問し合って1時間ぐらい経過しました。お見合いパーティーの事なんかも二人で振り返ったりしました。その間、色々とトキメクようなことを言われて筆者はすっかり参ってしまっていました。そんな時に「映画の話、もっと聞きたいなぁ」とherさんが言いました。


「・・・・・そ、そうでうすか?」


開いてしまいましたよ、一瞬で。パンドラの箱が。

動物園で動物にエサを与えてはいけません。
モグワイに水をかけてはいけません。
浅木大に映画の話を振ってはいけません。

それから2時間ぐらいしゃべりっぱなしになってしまいました。
それでも30分おきぐらいに脳内アスカ・ラングレーが
あんたバカァ?というので
「映画の話ばっかりで退屈じゃないですか?」
と聞いたりはしました。
「そんなことないよ。面白い!」とherさん笑顔でのたまわる。それどころか、逆にどんどん質問攻めにあいました。本当に楽しそうに見えたので話題を変えることなく映画の話を続けてしまいました。

なんだかんだで3時間ぐらい経ったころ「そろそろ帰らなきゃ」とherさん。おっと。なんとか次のデートの約束ぐらいはしないといけない!と、少し酔いも覚めました。

お会計。これって難しい。
奢られることを嫌がる人もいるというし、
割り勘を提案するとその瞬間幻滅する人もいるというし。
どっちなんだろう。
herさんも財布を出してきました。でも今日は払うつもりで居たので「僕が払います」と言ったら、herさん素直に財布をしまって「ごちそうさま」と言ってくれました。良かった。でも次は割り勘でお願いします、という本音はしまっておきました。

店を出て、駅まで3分。
無理に引き止めるつもりはない。次につながればいい。でも次デートの約束を取り付けるには駅はあまりにも近すぎる!お見合いパーティーに続いてまたしても3分の戦い。

でも勝てませんでした。ごめんなさい。
結局筆者は別れ際に「またぜひ!メールしますね」と言うのが精一杯でした。herさんも「うん、ぜひ!」と笑顔でしたが。

別れてから1時間ぐらい経ったころ。家路につきながら堪えきれずにメールしました。今日はありがとうございました。楽しかったです。また来週あたりお会いできたら嬉しいです。

その時は返信ありませんでしたが、翌朝メールが来ました。
昨日は私も楽しかったよ。今日も頑張ろう。
それだけでした。

その後二日ぐらいしてまたメールを送ってみましたが、返信はなく。
その次の週から筆者はまた忙しくなってしまうので、という自己中心的な思いだけで来週また会いたい、と送ったのが重すぎたのか。映画の話を楽しそうに聞いていたのが本当は楽しくなかったのか。そもそもやっぱり筆者を将来の結婚相手としては見てなかった、というのが現実的な線だとは思います。

それから今日までherさんとはお会いしていません。
都合7回に分けてお見合いパーティーとherさんの話を書いてきましたが突然のアンハッピーエンドで恐縮です。でも、それが現実です。

連絡取れなくなったころはそれこそいろいろ勘ぐりました。
もしかするとさくらだったんじゃないか?とか。

でも違いますね。
全て筆者の未熟さゆえです。
そもそも「話のタネ」にぐらいの気持ちで参加したお見合いパーティーでした。herさんは真剣に婚活をされていたんだと思います。
パーティーのプロフィールカードで筆者は正直に低い年収を書いていたので、その段階で大抵の人は筆者を結婚相手としては考えないだろうと思っていました。herさんはそれでも筆者に丸をつけてくれた。それはもしかしたら映画の話を聞きたかったというだけなのかも知れません。もしかしたら二人で会ってみて、筆者の将来性を判断してみようということだったのかも知れません。もしかしたら・・・
正直、答えは全くわかりません。

わかっているのは、筆者は結婚に値する男ではなかったということです。

その事実を認められるようになったのは、本当に恥ずかしながらつい最近のことです。自分が変わらなければ、この状況は変わらないだろうと。結婚するということは決して甘いことではない、ということを頭の中では理解しているつもりでしたが、筆者の日常生活にはその重さが響いてませんでした。

そのことに気づくまでに約5年もの歳月がかかってしまいましたが、きっかけをくれたherさんには今改めて感謝しています。

ということで、次回からはしばらくあんまりハッピーな話ではなくなりますが、引き続きご愛読いただけると本当に嬉しいです。