じゃあ、あんたが作ってみろよ!? | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

TBSのドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』

人気のようです。

 

録画してた『じゃあつく』をひと月遅れで見始めた所、とても面白くて引き込まれてしまいました。

 

竹内涼真が演じる海老原勝男は典型的な昭和の男、九州男児として登場。

同棲する鮎美が作る料理にも心無き言葉を浴びせ、彼女は勝男の元を離れて行った。

勝男はひとりになって料理に興味を抱き自炊しながら、調理する大変さや女性の気持ちを少しずつ理解するようになる。

 

 

人の気持ちは相手の立場にならないと理解できない物らしい。

 

同じような構造の社会問題がしばしば報道されてきました。全国でクマ被害が拡大する中、国も法律を変えてクマの駆除が始まって二か月。

未だに熊駆除に対して『可哀そうだ』という苦情の電話が自治体や猟友会に寄せられていると聞きます。

 

『じゃあ、あんたが(熊の楽園)を作ってみろよ』と関係者は言いたいに違いないと想像します。

 

 

クマ被害の拡大は紛れもない事実。

(自分でさえ、今年は行動圏内の出没に何度もヒヤヒヤしています。)


なぜクマの被害が増えているか、、様々な要因・原因が語られてきてますが、今回その原因を数値データできちんと説明している兵庫県立大学の情報を見つけました。

 

ソースはココ

 

 

兵庫県森林動物センターが15年かけて県内のクマの個体数の増減を調べたところ、平均で年15%増加していることが判明したとのこと。

この増え方だと5年で2倍、、、15年で8倍と一桁近くも増える計算になります。

 

そして本来の生息地である山間部だけでは増えてしまったクマすべてが食べるだけ食料が足りずに山間部から逃げ下りてくるクマが後を絶たなくなっているのだと。

 

こうしたクマの繁殖に対して兵庫県では管理可能なクマの数を800頭として生息数を抑える取り組みを続けているのです。

 

戦前までの日本は乱獲が続き野生動物が激減した反省で、戦後に保護政策を強化したことが長く続きすぎて、本来の自然にあるべきバランスが崩れてしまったという指摘もなされています。(行き過ぎた保護政策、、コメ不足にも通じるような、、、)


なお、この話の主の教授は昨晩のニュースでもコメントしてました。

 

 

つい先日、国勢調査が行われました。

ご存じのように国勢調査は5年ごとに全国規模で人口や人々の暮らしを様々な面から調査し、将来の日本の政策の方向性を決める材料や根拠とするものです。

 

ところがクマに至っては、生息数がどうなっているか何処で増えて何処で減ってるのか、食料過不足の実態など全国規模の真っ当な調査が継続的に行われてないのです。


人前に現れるクマだけでは実態把握なんで無理だし、根本的な対策も打てませんよね。なので行き当たりばったりの対応ばかり、それも限界に来ているということですね。



表面的場当たり的な対応を改め、感情論や狭い範囲の体験を排除して、総合的科学的な裏付けに基づく根本的な対策を期待したいところ。


なんて小難しい事を言うと、あんたがやってみろよ、と言われちゃいそう(笑)



 

 

 

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