2025夏 14日目 (25/08/16)
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北海道まで出かけてきます。
山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。
暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。
自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。
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前回のブログで紹介した星景は今や日本ではとても貴重となった漆黒の星空の魅力を肌で感じました。逆を言えば日本中が多大なエネルギーを浪費して照明灯で照らされ光害が広がっているとも言えます。
昨晩はそのまま力尽きて、初山別で朝を迎えました。
奥に見えるのが初山別天文台です。
周囲を見回すと不思議な光景が目に入ってきました。
わかります?
本州では梅雨の時期に咲くアジサイと晩秋のころに見られるススキが同時に。
北海道の短い夏が生んだ奇跡?
と言ったら言い過ぎですか?
キャンプ場も併設されていて人々が最後の夏の週末を過ごしています。
自分も近くの『しょさんべつ温泉、岬の湯』露天に漬かり、過ぎ行く夏を堪能しました。このままここに停留したいところですが、明日予報が思わしくなく、しかたなしに先に進んでこの時期に見れる風景を見たいと思います。
調べますとここ初山別は苫前郡です。
苫前と聞いて思い出したのが苫前村の三毛別の悲劇。
これまで箱物観光はあまりやってないので、三毛別もスルーしてましたが、今回は毎回記事にしてますヒグマ問題がありましたので、ちょっと寄ってみることにします。
苫前村の三毛別の悲劇とは110年前に村がヒグマに襲われ10人の死傷者を出した事件です。
その跡地に当時の家屋が復元されてます。
建屋の中には事件の概要が説明されていました。
冬眠できなかった大きなヒグマ(2.7m/340kg)が開拓団の村を12/9-10の二日間にわたって襲い、犠牲が膨らんだようです。内容を深読みすると今回の羅臼の事件と重なる部分が多いことに気づきます。
①いずれも熊の生息地奥く深くに人が入り込んだ
②悲劇の前に何度も出没が確認された。
③三毛別では猟銃、羅臼では熊スプレーで威嚇したが効き目なし
⓸三毛別では畑のコーンを食べられ、羅臼では車から餌を与えた
⑤ヒグマは犠牲者を引きずって連れ去った
⑥ヒグマを射殺し事件を解決させた
事件には予兆があり、人への接触がエカレートする。
そして射殺するまで悲劇が繰り返される。
ということです。
続いて訪ねたのが幌加内のそば畑の風景。
前回は真冬にやってきたので一面雪原だったのでリベンジです。
青空の下に広がる白いそば畑がまるで絨毯のようです。(そう命名されてましたが)
ここで出会った若い女性たち。
頼まれてお二人の姿を撮ってあげ、代わりに自分のカメラにお姿を納めさせていただきました。
実に開放的でいいですね(笑)
最後には名寄の北國博物館のキマロキ編成のSLです。
やはり前回は雪のために機体が見れませんでしたのでリベンジ。
キマロキ編成とは4重連の排雪列車編成を表わします。
この編成は全国で1つだけ、名寄本線をベースに通常のラッセル式では排雪困難なところに派遣されたようです。
汽車(SL 59601号機)+マックレー車(かき寄せ式雪かき車)+ロータリー車(回転式雪かき車)+汽車(SL D51398号機)
この頭文字4つを取ってキマロキ。
真っ黒い機体の力強さを感じます。
この時点で日暮れを迎えました。
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