2025夏 北海道で里山生活 4日目 もう一つの岳、雄阿寒岳 | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

 2025夏 4日目 (25/08/06)

 

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北海道まで出かけてきます。

山歩と星観 と撮影を楽しもうかと。

暑い時期ですから、標高を上げて涼しい山に籠ろうと思います。

自然に囲まれた山が様々な表情を魅せてくれることを期待してます。

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道東を初めて旅する時、摩周湖や阿寒湖(アイヌコタン等)はルートに組み込まれやすい。

この二つのポイントを結ぶR241、通称・阿寒横断道路沿いに『双岳台』という展望スポットがあります。

おそらくはこの展望スポットに立ち寄り絶景を眺めることでしょう。

かつて自分もここからの風景を家族と見ました。

 

天候が良ければ、左奥に『雌阿寒岳』、そして右手前に『雄阿寒岳』という『二つの阿寒岳』が一望できます。

そう阿寒湖には左右に二つの阿寒岳が夫婦(めおと)のように並んでいるのです。

 

前日は雌阿寒岳を山歩しましたが、旦那の雄阿寒岳も登ってこそ阿寒岳を山歩したといえるのではないかと(笑)

 

 

ということで、前日歩いた雌阿寒岳の登山口で4時過ぎに起床。

朝食をとって準備してますと、想定外(天気予報は曇りだった)に青空が広がっていました。

 

もしや?

と思って計画を追加。

地図上道路はオンネトーの西側を通ってますから、日の出の風景を拝めるかもしれません。

逆方向に3kmほどのオンネトーへ向かいます。

 

日の出時間は過ぎてますが、周囲は山々、山端からの日の出にはタイムラグがあります。

到着して待つこと1時間、5:41。

雌阿寒岳の少し北寄りに太陽が現れました。

この感じだと秋分の日以降には湖にも日差しが映り込んだ風景が見れるでしょう。

いずれまた秋にここにやってくる理由が増えました。

(某ブロ友さんが北海道5回目で見る所がなくなったとおっしゃってましたが、想像を働かせば見る所が増えます!)

 

 

さあ、計画より1時間もロスしました。

雄阿寒岳の登山口まで20km、に急ぎましょう。

 

途中木々のすき間から差し込んでいた斜光に停車、パチリと撮ったり、キツネが居たりと早朝の林道は楽しい。

 

雄阿寒岳の登山ルートです。

 

標高1370m(登山口からの標高差952m、前日より+100m)

無休の標準登山時間5:30は前日より+2:10、これを休憩を入れて7時間で歩く計画です。

 

ちなみに開始前には家族にスタート時間と下山予定時間をラインします。

登山計画書は事前に存在を知らせてあります。

 

登山口のPは10台程度駐車できますが、入れないと500m下の滝口橋P(紅葉で有名)になります。

今日は先行者は車3台で余裕に停められました。

 

滝口登山口は阿寒湖のすぐ脇。

一般の人が見る温泉街からの阿寒湖とは趣が違いますね。

 

うっそうと茂った登山口、右奥に登山届のノートに記載。

6:57登山開始。

先行者は11人のグループのようです。

先行者がいることは大事。熊の露払いをしてくれますから。

でも1時間半も前だと熊の露払いになるか微妙かな。

 

首都圏の山に比べて、こちらの山は手入れが十分ではないです。

こんな感じで倒木がそのままになっていて、くぐったり乗り越えたり迂回しながら歩くようになります。

 

まだ下の方の2合目、左側は絶壁。下山時、疲れているときはちょっとふらついただけでも滑落しそう。

要注意を肝に銘じます。

 

3、4合目を省きますが、特に4合目には『ここから5合目までが我慢のしどころ』と書かれてました。

ほんとマジであきらめようかと思うくらいキツかった。

幸いだったのは林の影で暑さがしのげたことでしょうか。

 

5合目の到着。やっと座れる石が数個ありました。ここで休憩15分。

 

6合目を過ぎた直後に一瞬開けて、眼下に阿寒湖が見えました。

左奥にせせこましく阿寒湖温泉街が。

温泉街から見た湖、マリモ、アイヌコタン、、

小さなエリアだけで阿寒湖に行ってきたと話すには実にもったいないよな~

と、この風景を見て思いました。

 

7合目を過ぎると森林限界を過ぎて登山道が一変。

低背のハイマツなどの高山植物が多い茂って道が見えにくい

ところどころ、足元さえ見えず、落ちてる石につまずく。

今年の伸びた枝葉が顔を含め体中をたたきます。

ボクシングのファイティングポーズを取りながら進みます。

 

八合目を過ぎますと、ガスの向こうに山頂らしき影が見えました。

もう一息、と思っても、地図には数回のアップダウンが読み取れます。

そう、火口をぐるっと歩くのでピークがいくつかあるわけです。

 

その火口を見下ろします。

活火山の雌阿寒岳と違って雄阿寒岳は緑に覆いつくされたカルデラが見られます。

あれはひょうたん池と呼ばれているようです。

日本中にあるひょうたん池。

現代人は樹にぶら下がったひょうたんよりひょうたん池の方がたくさん見てるんじゃ?

などと違うことを考えて疲れを忘れようと努力。

 

10:35登頂成功。

ぼろぼろの表札。ちょっと読めません。

雄阿寒岳、標高1370mなどと記載されているようです。

 

休憩30分のつもりでしたが雲の色が怪しく、15分で切り上げて下山を開始。

5合目で15分の休憩、それ以外の合目でも5分程度小休止を挟み、体力回復に気を配りながら。

登山口13:56到着。

計画どおり7時間、合格。

 

6:57 登山口(滝口、418m)

7:13 次郎沼

7:43 2合目

8:17 3合目

8:48 4合目

9:28 5合目(休憩15分)

10:35 雄阿寒岳山頂(1370m、休憩15分)

11:37 5合目(休憩15分)

12:15 4合目

12:38 3合目

13:01 2合目

13:27 1合目

13:57 登山口(滝口)下山

(7-9合目は省略)

他の登山客、11人の高校部活動グループ、カップル1、男性単独2。

前後に二組ずつって大事。 先行する熊の露払い、もしもの時に助けを求める人がいるということ。

 

二日連続で下山時に感じたこと。

脚でしっかりとブレーキをかけながら一歩一歩下りることができた。

昨夏の男体山で体力の衰えを痛感し、この一年トレーニングしてきた成果を実感できました。

ブロ友さんのアドバイスいただいた片足スクワッドにもトライしてきてよかった。

 

アラカンを迎え、まだまだやればできる、と実感できたことが大きい。

やはり、諦めたらそこで試合終了。(某漫画の言葉)

 

 

さて、下山後は阿寒湖温泉街に戻り、前日と同じく白樺の湯で汗を流しました。

 

ここで頭を悩ませます。洗濯をどうしよう。。。

中長期の旅ではブロ友さんたちもコインランドリーを利用されています。

自分は最大7回分の衣類を持ち歩いていて、ランドリは1回使うかどうかなんですが。

 

今回、たっぷり汗をかいた衣類が二回分。

山歩の衣類ははあと一回分ありますが、いかんせん夏の汗だくの洗濯物ですからね。

しかも、速乾タイプのスポーツウエアは乾燥機を使えません。

事前にコインランドリが併設された道内キャンプ場をピックしましたが、阿寒湖界隈は手薄で。

 

一旦町におりてコインランドリーで洗濯。

その後、キャンプ場へ移動しまいて、日暮れまで。

晴れれば星観できるんですけど、今夜はだめだね。

 

 

 

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