【24秋旅、続報】ショータイム | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

前々回の記事で伊豆沼界隈の真雁の飛び立ち(巣立ち)のレポートをさせていただきました。

 

皆様と感動を共有出来て、たくさんのコメントをいただきありがとうございます。

 

コメントの中に『努力して早起き』するお話がありました。普段、特に冬場は行きたくない仕事に向かうために早起きしなければなりません。辛いことを頑張る、これが努力。

 

しかし、これが野鳥の観望とか山登りとか、楽しい事だと苦にならないのが不思議です。努力せずとも朝起きる(笑)

 

 

ということで、今回はとある秋の日の伊豆沼の朝の空の表情を中心にレポートしてみたいと思います。

 

 

 

11月の中旬、宮城県地方の日の出は06:20頃ですから、遅くも一時間前の05:20には現地入りしてスタンバイしなければなりません。仮眠した場所からの移動も考慮して目覚ましをかけます。

 

日の出前の時間帯は薄明といわれます。

空の明るさが星よりやや明るくなり始めるが日の出一時間半前。

そして周囲の様子が人の目で見えるようになるのが市民薄明と言われ、日の出の約30分前位。

こうした時間帯の空の変化も面白いのです。

 

当日の市民薄明の頃、5:48の伊豆沼。

7D2+EFS18-55 f20mm/F5.6 -1.67 ISO3200

東の空(時期的には東北東?)の地平線の上に朱んだ空の色が沼の水面を照らします。広角レンズは空のグラデーションとまだ日の当たらない地表の闇を同時に捉えます。

 

 

地平線近くに薄い雲の間からそろりと顔を覗かせた太陽を望遠レンズが見つけます。

時間は6:20。

R6+RF200-800 f500mmF9.0 -0.67 ISO1600

 

昨日より若干遅くなった陽ざしに真雁たちも朝を悟り、ねぐらかた飛びだち始めました。

 

僅か10分後の6:30。

R10+RF100-400 f236mm/F7.1 ±0.0 ISO500

太陽は周囲の雲を押しのけて自己主張を始めました。

 

自己主張は強いエネルギーで伊豆沼を照らします。(6:33)

R10+RF100-400 f400mm/F8.0 ±0.0 ISO500

冷え切った空気と照らされた沼水の極端な温度差により、激しく水蒸気を巻き上げます。

厚く立ち上る霧に遠方の視界が消えてゆきます。

 

 

6:40、強い日差しに眼がくらみ、視界をやや左手に向けます。

7D2+EF100-400L f400mmF5.6 ±0.0 ISO200

その霧に姿を隠すように真雁たちの飛び立ちが加速してきました。

 

6:50、水平線から遠くなった太陽が日の出前には闇だった地表にも光を当ててきました。

R6+RF24-105  f24mmF9.0 -1.67 ISO400

日が出るまでは分からなかった足元の草紅葉が、日差しの朱色と呼応してより一層、朱らんでいます。

 

7:10、人には分からない何かの合図があったのでしょうか?

7D2+EFS18-55 f55mmF5.6 +0.67 ISO200

真雁たちは一斉に沼水面を離れ空を独占します。

図でにこの時は太陽の方角は霧が充満し、遠景の山々の姿もはっきりしません。

 

7:10、視界を右に切り替えます。

7D2+EFS18-55 f18mmF5.6 +0.67 ISO200

北側の山の端を越えて真雁たちは餌場へと急いています。

北の空は太陽の直接光は無く、青い空になってました。

 

5:48から7:10までの1時間20分の夜明けのショータイム。

空も地表も水面も表情を絶え間なく変えてます。

その表情を背景にして野鳥たちはねぐらから起きて餌を求めて今日のお勤めに出ていきました。

 

以上、撮影日は24/11/16。カミさんはR10、レムはR6と7D2。

 

 

 

いつもありがとうございます。

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