【菜園日誌】タネ明かし | レムの里山紀行

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前回の記事にもたくさんのご訪問、イイネ、コメントをありがとうございました。

 

柿の木の剪定のお話に頂いたコメントへのタネ明かしというか、裏事情というか、前回書ききれてなかったお話を書き記します。

 

 前回の写真です。

 小枝は長さが約48センチに切りそろえてあります。

 

太い方は目見当で概ね40〜45センチに切り、形が歪な枝を束ねても50センチに収まるようしてます。

 

同じに柿の木なのに色が違いますね。

細い方は今年伸びた枝。真上に伸びるんですよ。

太い方は7〜8年もの、毎年の剪定の影響でカクカクしてます。

 

例年は細い枝も40〜45センチに切って束ねてました。

 

今年はこれを切りそろえたい。

 

あなたならどうする?

定規で長さを測って切ります?

 

 

自分は丸鋸やジクソー、チェーンソーなどの切断工具と雇い(手製の補助工具)を思案してました。

 

3つの切断工具はそれぞれ刃の動きが違うので、枝に刃を当てたときのキックバック、つまり衝撃でワークが暴れる現象が異なり、枝を保持する雇いが欲しくなる。また目見当でなくてキチッと長さを揃えて切る工夫も欲しい。

 

木から切り落として、長中短に仕分けて並べてた枝を見てカミさんが逆転の発想を口にしました。

 

長さを揃えて切って束ねるのではなく、束ねてから切ったらどうか?

 

なるほど!

それなら全部の長さが揃う。

そして細い枝を束ねたら太い枝を切るがごとく、チェーンソーが最適。

 

雇いも太い枝用に組んだこれを使えます。

 地面に打ち込んだ二本の支木、その向こう側の敷木の上に切断する枝を置きます。チェーンソーは刃の回転方向により枝が手前にズレて暴れますので支木が役立ちます。チェーンソーで押さえつけるように切断して最後は敷木に刃が当たります。  

 

長さ48センチは最初の一束で図り、あとは束をあてがって切断位置を決めました。

 

ちなみに切った後に長さが30センチ以下になる部分は10センチ以下で切り刻んでゴミ袋へ。

 

で、冒頭のように切り揃えることができました。

 

 

地上ならこうした雇を使って安全に切れます。

空中の枝は難物。

むやみやたらにチェーンソーは振り回せません。

 

刃を当てた時のキックバックに耐えられるか?は勿論、ハシゴの右側で切断(チェーンソーの構造上左だと扱いにくい)するようにハシゴをかけられるか?作業時の人の体の姿勢、切断直後にフッとチェーンソーが行った時の刃先の軌道などを勘案しましたよ。

結果、空中では2箇所しか使えなかった。

他は手ノコで切りました。

 

自分がこんな感じで慎重に対処できるのは義父のおかげ。DIYマニアで定年後の再就職や地域貢献でも活躍した義父に実地を含め

見聞する機会がたくさんありました。そうそう、道具は使い方次第、自分で工夫して作ることも大事、などと言ってました。

 

年寄の戯言と適当に流してたら知識も知恵も身につかなかった気がします。

 

現代は使い方の動画がたくさんありますが、

やはり先哲の行動や思想まで学ぶには物足りませんね。

 

 

 

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