【23秋旅より】上陸の浜 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

帰宅してから三日経ちますが、後片付けが中々進みませんよ。

困った。

 

 

先週末まで旅は出発の時に書いた通りに

海上から飛んでくる白鳥の姿を見てみたいという動機でした。

 

予め謝っておきますが、今回の記事は記録なので写真はきれいじゃありません。

またスマホの小さな画面よりPCモニターで見て頂いた方が良いかもしれません。

 (追記 スマホで見たけどわかりませんね。タップして拡大すれば白鳥も見えますが、海と白鳥が同時には見えない(泣))

 

さて。

天候の都合で予定を早めて北上した稚内。

稚内には白鳥の中継基地の大沼があり、公営のバードセンターが設けられています。

日の出から1時間ほどの7時前に訪れましたがバードセンターは9時から。

何とのんびりな。

 

バードセンター付近にはネットが張られ、立ち入りが制限されています。

ブロ友さん達もここで白鳥を見てました。

 

立ち入り制限の一番の理由は鳥インフルエンザ対策。

人と渡り鳥の距離を取る作戦です。

またここのバードセンターでも、他地域の施設でも靴の消毒槽が用意されてました。

 

越冬地での白鳥たちは、日の出前後の時間にねぐらから餌場へと飛び立ちしていきます。

しかし中継地の大沼では白鳥たちの行動は違いました。

 

日の出から1時間過ぎても多くの白鳥たちは湖面にいます。

おそらく、沼自体に食料となる水草があるのでしょう。

 

7時を過ぎてしばらくすると、この大沼に着水する白鳥がやってくるようになりました。

シベリア方面から渡ってきたグループだと思われます。

写真に写る白鳥たちは羽を動かさない滑空状態で、着水する場所を探してます。

また背景には宗谷丘陵の発電所が見えます。

 

彼らはどの辺で上陸しているのか?

大沼にやってきていた地元の方に聞くと、港あたりで海上を飛ぶ白鳥を見たと言います。

他の人はどっちらからってきてるか知らないと言います。

遅れてバードハウスにやって来たスタッフに聞くと、まだ配属されて間もなくて知らないと言います。

 

結局は自分の目で確認しながら、飛んできてる方向に行ってみるしかないです。

右往左往して、お昼過ぎにとある浜辺を見つけました。

 

浜辺から北の方向を見ると、、、

小さくてわかりにくいですが、約100羽の白鳥が横に広がってこちらに向かってやってきてます。

見たかった『海上から飛んでくる白鳥の姿』です。

 

 

約2時間ほどここで観察してみて、この位置が上陸する場所のほぼ真ん中であることが分かりました。

グループによっては右側(東側)や左側(西側)に100~200m程ずれたところで上陸していました。

 

多くのグループは写真のような高さ、目視で見て70~100mの高さで渡ってきてました。

一方でいくつかのグループは、こんな感じで

海上すれすれ、目視で見て10m程の高さでやってきてました。

上空での風が強い時は低空飛行に切り替えているようです。

 

これは、書籍で見聞するV字飛行。

前方の白鳥が生み出す気流に乗ってエネルギーロスが少ない飛び方とのことです。

 

ただ必ずしもきれいなV字ではありませんでした。

ぐしゃぐしゃで統制が無いグループ(笑)

 

どのグループも概ね東北東から北東方向よりやってきてました。

これはどういうことかというと、地図を見れば明らかです。

そう、宗谷岬(右側の半島)の先端方向から大沼に向かっているからです。

 

宗谷岬に行きますと。。

北を見ている間宮林蔵の銅像。

今回は間宮ではなく、その後ろにいる青い服の彼に注目。

双眼鏡と野鳥観察用のフィールドスコープを持った彼にヒヤリングしてみました。

 

白鳥は樺太から宗谷岬を目指してやってきて、ここで二つのルートに分岐。

東向き(青服の男性が見てる方角)に進むグループが大沼に向かてるのです。

 

上空を飛ぶ白鳥からは十数㎞先の大沼が見えるのでしょうか?

いえいえ、彼らは海岸線に沿って南下し、大沼が見えたところで上陸してるのだと思われます。

どんなに視力が良くても、視力の代わりに上等なカメラレンズを用意しても、

空気の揺らぎや水分(雲状)の影響で十数㎞先の物体がはっきりと識別することは困難ですから。

 

一方で、宗谷海峡を越えて樺太から宗谷岬へ飛来する時はボヤっと見える宗谷半島を目指して飛んでいるのでしょう。

 

 

ということで樺太からの飛来ルートが見えてきました。

 

 

 

 

 

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