今年のファームは柿が空前の大豊作でした。
かなりの数を間引いても、千に近い数百個の柿を収穫したことになってます。
(数がいくつか良くわからない)
そして何度かブログにしてますが、例のラスカルズとの攻防を最中『干し柿』作りにもチャレンジしました。
案の定、干し柿として吊るした柿の半数近くは、ラスカルズの襲撃に遭遇するなど、話題に尽きない年となりました。
で、その干し柿チャレンジ。
最終結果を報告しましょう。
まず、こちら。
今朝食べた干し柿。白い粉を吹いていてとても美味でした。
実はこれ、信州産の頂き物です。
干し柿として目指すべき模範解答と考えられます。
一方、ファーム産の柿で初めて干し柿づくりをチェレンジした『試作5号』はこちら。
何でしょう、、、この黒い物体は。。
カミさん曰く『物体X』
ファームにて200個近くを吊るした1号は、その半分近くを野生生物にやられました。
正体を暴くために試作した干し柿2号、これは先日動画にてご報告した通りラスカルズ(野生のアライグマ)が喰らってました。
残った1号の半分と、その後チャレンジした3号や4号は大失敗に終わってます。
いずれもカビに覆われてしまいました。
そして5号は、、、アップしますが
やはりカビが出てしまいました。
更に割ってみると、、
乾燥が足りません。
12/5に干し始めたのですがまだ中は柔らかな柿っぽい。
一応試食しましたが味覚的には信州産の干し柿よりも甘い位でしたが、食感は微妙。
たはり乾かしが足りない感じでした。
今回の干し柿作りはクックパッドなどで情報を集めて見よう見まねで『初めて』挑戦したものです。
けど、実際には何度やってもうまく行いきませんでした。
多くの記事に書かれていたカビ対策。
①皮を剥いて熱湯に沈めて消毒
②焼酎を散布して消毒
③気温が20℃以下
④天気予報を見て雨の日を避けて晴が吊ずくときに作る
⑤カビが出たら焼酎消毒
などなど。
これらは皆さん口をそろえたように記事にされてましたが、最初から信憑性を疑ってました。
例えば①の熱湯消毒。記事に寄り5秒とか15秒とか書かれてましたが、なんか変だなと。
保健所の記事を探ると
生野菜の大腸菌の消毒ではpH4.0の酢酸液に60分付けた後、75℃の熱水に20~30秒、とか
ボツリヌス菌対策では120℃4分間以上の加熱ということが出てます。
なので、試作1号では5秒、15秒、30秒、60秒の物を作ってみました、、、が、いずれもカビカビ。
気温20℃以下、、、試作1号の11月中では日中20℃を越えることがありました。
平均気温的な情報を集めると、ファーム地方は12月になれば最高気温が20℃を下回りますので、試作5号は12/5に試作しました。更に、日中日が当たって温度が上がらぬように遮光ネットも張りました。
湿度が低い晴れの日続きが良い、、、と言われでもこの11-12月は雨が多かったですね。
試作3/4/5号は、雨の日は取り込んで、乾燥剤と一緒にビニール袋に入れて保管するようにしました。
それでも3/4/5号とカビが出ましたよ。
さたに4/5号では焼酎をかけまくりましたよ。
こんなにかけたらコスト的にシンドイというほどの量を。
等と努力はしましたが、、、最終的には上記の写真の通りです。
結局、ネットで書かれている情報の多くは誰かの真似をして干し柿を作ってみました~というものばかりで根拠がはっきりしてない。
実はこれまでもネットの情報は首をひねるような内容に度々遭遇してます。
そうした根拠不十分な情報がネット上には溢れているということに注意しないといかんなあと再認識した訳です。
柿の保存法として、冷凍と冷蔵を推奨してる記事がありました。
『実際』に冷蔵した柿がこちら。
収穫して冷蔵庫に入れてひと月経ちましたが、しっかりしてます。
この情報は正しかったようです。
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