旅のブロ友さんが勘違いしそうな表題ですみません。
ファーム地方は農村地帯で、子供頃に比べて人口が2/3に減ってる過疎の地域。
高台の実家から見下ろせば水田が広がり川が流れてました。
すぐ裏手の湧き水には蛍が飛んでいました。
小学校へは畑道を片道3kmを歩いたことで体力が付きました。
免許を取った頃でも周辺は砂利道、道の脇に空いた穴にタイヤを落として困ったこともありました。
自分の心の中ではとんでもないド田舎で、それが嫌で就職のタイミングで故郷から離れました。
それが平成の約30年の間で様変わり。
バイパスが通り、水田には園芸施設が立ち、コンビニも出来ました。
平成の合併で近隣の市に吸収されて名前が変わってしまいました。
一方で3つあったスーパーは撤退して1つになり、駅前のタクシーも居なくなりました。
皆、隣町の方へ買い物に出かけます。
中途半端な開発の波に自然が失われ、不便さが増している感じです。
老いた親をフォローするため、ファームに通うようになったのは10年位前から。
この間、ファーム近くにはいくつかソーラ発電所が出来てます。
そのうちの一つがここ。
小規模ですが、近隣で迷惑になってます。
ここは遠方に住む地権者が5年位前まで菜園をやってたところで、
聞く所に寄れば定年後に月に数回やってきて菜園をやってたけど、70を過ぎて通えなくなったらしい。
それでソーラー施設に。
高台の淵に位置するココを土盛りしてパネルを設置。
ところがこの土盛りによって地形が変わってしまった。
別の角度から見た写真がこちら。
電柱はソーラーの売電用。
手前から向こうに緩やかな傾斜があって、
雨が降るとこの傾斜に沿って水が流れていたのですが、、、、
盛り土によってその水路が塞がれ、写真手前のエリアに池ができるようになってしまいました。
この左側に住むオバチャン。
80位のオバチャンは娘さんと二人暮らし。
菜園をやってるのでよくお話をします。
そのおばちゃんから、先日電話があって、作業をお願いされました。
集中豪雨になると、池から溢れて出た水が敷地を直撃するらしく、行政に相談してもラチが明かない。
仕方なく側溝用の網蓋を買ってきたけど、側溝のコンクリート蓋が女手では開けられないという。
お手伝いに行くと、オバチャンが買ってきた側溝用の網蓋、ちょっと寸法が違うし、、、
大型のバールの他、グラインダーや丸ノコ、それと資材をも持ち込んで作業。
水の流れ(路面に泥の跡、わかります?)を考えて2か所に網蓋を増設。
網目がちょっと細かいと思うけど、それはオバチャンのチョイス。
うまく排水できるかは、降って見ないとわからない。
そもそもこの側溝の下流では集中豪雨の時に排水が間に合わずに冠水するんだけどね。
様子見てダメなら水路を掘ってやるよ(他人の土地だけど)とオバチャンには伝えました。
取り合えず、オバチャンには感謝してもらえてよかったです。
それにしても、この程度の作業をしてやれる人材が地区にいなくなったのが残念。
うちの親父の世代の人は手先が器用だったけど、
下の世代は田舎住みのくせして屋外作業がどうも苦手。
自分もマンションじゃこんな作業はやらないけど、うちの親父や義父のDIYを手伝ってた経験が活きてる感じ。経験と知識と知恵は邪魔にはならないね、ホント。
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