以前は優性遺伝/劣性遺伝と呼ばれていた遺伝の法則が顕性遺伝/潜性遺伝と呼ぶようになりました。同じ遺伝なのに優劣をつけちゃいけないという配慮のようです
小難しい話は抜きにしましょう。
自家採種した豆を今年も播種していきます。
北のブロ友さんに頂いた『道産インゲン』を三年前から栽培しています。
ブロ友さんの所では品種が不明で先祖伝来の豆として栽培されてるとのこと。
貴重な豆がファーム地方で育つかどうかと試行錯誤しています。
なにせ、蝦夷の地と内地では気候が異なるために播種の時期から収穫・採種も試行錯誤。
なんとかそれらの時の見極めが付いてきました。
今シーズンは収穫量を増やす条件だしの一環として、採種した豆の形態別の発芽状況を調べています。
昨年自家採種した豆を4種類に分類しました。
A(右上)が頂いたときの状態に近い形ですので『良い豆』と名付けます。
マーブルの縞模様がしっかり洗われています。
S(左上)は縞模様が無くなった豆です。『全色豆』と呼びましょう
C(右下)は縞模様が消えかけ、粒も小粒、白い部分が多少黄ばんだような豆ですので『ひどい豆』と言えそう。
そしてB(右下)は『良い豆』と『ひどい豆』の中間位の状態なので『怪しい豆』とします。
今回は先日親戚の農家さんんに自家採種の大豆を頂きました。
比較事例として採用します。
農家さんでもご自宅で大豆の自家採種をして育てているようですが、数年繰り返すと元気がなくなるといてました。
最後に、例年春に播種する枝豆、今年は名前が気に入った『湯上がり娘』の種を購入品しました。
これを従来事例として採用します。
播種は22/3/25に一斉に行いまいした。
S全色豆10粒、
A良い豆10粒
B怪しい豆10粒
Cひどい豆10粒
比較事例農家さん採種12粒
従来事例12粒
です。
14日後22/4/11の様子。
寒暖差が大きく、寒い日も多いためか発芽が遅いです、
30日後22/4/23の様子
S全色豆10粒中2粒(+1芽が出そう)20%、
A良い豆10粒中6粒(+1芽が出そう)70%
B怪しい豆10粒3粒(+1芽が出そう)40%
Cひどい豆10粒1粒10%
比較事例農家さん採種12粒2粒(+1芽が出そう)25%
従来事例枝豆12粒7粒(+2芽が出そう)75%
です。
うーん、明確な差が出てましたね。
これからさらに違いが出か?特に全色豆はどんな子を残すか気になります。
-------追記1ここから-------------
発芽しなかった豆を掘り出して洗ってみました。
左から、
・芽が出ることなくカビてたもの
・根も出て芽も出たが何かのトラブルで芽が枯れたもの
・芽が出始めてたもの ⇒ファームに植え付けました
・芽が出てなく、カビてもいないもの。
芽が出てこなかったものの約半数はカビて、半数が発芽が遅いということが分かりました。
----------ここまで---------------
ほかの苗の様子。
①カボチャ
22/3/7の播種、6つぶ育苗が遅いですが100%での発芽率。
②本チャンの枝豆
難航してます。
22/3/7に先行播種(20粒)したものの34日目の4/10になっても発芽は1本だけ。(★)
後続(上記3/25播種の枝豆)が芽を出しているのに、、
腐ったかなと思って22/4/10に追加で20粒播種したものはこうなってます。
17本の発芽です。17/40粒と考えると43%ですが
16/20粒と考えると80%なので3/25播種の75%に近い成績です。
追記2
先行播種した枝豆も掘り出して洗ってみました。
やはりカビて腐ってます。
早めで気温が低い時に播種したら、気温が超ちょうど良くなった頃に芽が出るものだと思ってましたが、早すぎる播種は豆が腐ってしまうようです。
天然の場合はたぶん鞘に入ってることで春先まで守られているのかなと思いました。
ということは、自家採種したらそのまま鞘から出さず越冬させた方が良いのかもしれません。
この辺は継続して研究します。
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