【菜園研究】5年がかりの里芋保管研究の成果 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

ファームでは、2シーズン目の2016年から里芋を栽培しています。

 

2018年からは里芋の仲間のヤツガシラに品種を変更しました。

 

義父が大好きだったヤツガシラは店頭ではなかなか手に入らず、お値段も高いので栽培価値があると思ってます。

 

 

5月に定植して収穫は11月です。

長く食べるには冬季の保管方法が大切です。

寒さと乾燥に気を付けて、うまく越冬させれば翌年の種イモになります。

 

初年度はお試し栽培でしたので保管方法を考えるまでもなく食べきりました。

 

 

■最初の越冬保管

 

2年目の2017年秋はたくさん採れました。

保管方法は農業指導員だった義父に聞けばよいのですが、残念ながらこの年の秋に看取ったばかり。

 

色々調べて、地中に保管することにしました。

カミさんと力を合わせて穴を掘ります。

こんなにも深く。

(ゴボウを収穫するために掘った穴をさらに深く・・)

深さ90cmの穴に藁にくるんだ里芋を見に柄とともに埋めました。

 

2回、3回と、取り出すときも同じように掘らねばならないのがとても大変でした。

 

 

■4年目の越冬保管

 

2年目、3年目と少しずつ掘る穴を浅くしていき、2020年秋は深さ45cmに。

 

木枠で囲って、藁ともみ殻で満たします。

 

木版で蓋をした上にクッション材を乗せてこのように。

かなり浅くなりましたが、まだ負担になりました。

 

なので、試しに一番小さい株を掘り出さずにトンネルでひと冬越させてみました。

すると春に芽を出したのです。

 

 

■5年目の越冬保管

4年目のお試し保管を受けて全面的にトンネル保管でやってみました。

 

茎が枯れ始めたころに根元を寒冷紗で覆い、

霜が降りる前の11月中旬に寒冷紗でトンネルを掛けました。

 

トンネルを外しますと、

寒冷紗に覆われたヤツガシラの畝が。

 

ここから掘り出しますと無事ヤツガシラが出てきました。

(子芋、孫イモの写真ですみません)

 

ファームの地表は霜で3cmほど凍ります。

根本覆う寒冷紗とトンネル寒冷紗で霜と寒さを回避すれば越冬できることがわかりました。

穴を掘るよりも労力を減らすことが出来ます。

 

種芋は自宅に引き上げて、早々にプランターに植えて芽出しを始めています。

 

 

 

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