『春場所は曙!』と大相撲で言われたのは平成のマジック。
そうではなくて、枕草子の一節。
『春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。』
高校時代に唯一赤点を取った古文ですが、
『だんだんと白くなってゆく山際の空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、細くたなびいている』という解説を現代はネットで調べられるので不自由はしてません。
前回記事の深夜の桜見物、、気が付けば日の出も近付き、あけぼのの時間帯になってきました。
そして東の空を見ますと、、、
やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる、、そのもの。
足元が見えるようになってきたので、南正面の桜山に登り北側を見ます。
やがて、東の空から日が昇り、満開の桜の山肌を照らします。
深夜桜の見物が早朝にまで及びました。
お腹すきました。
北の大先輩の小技に倣って朝食を作ります。
食材をアルミホイルに包んで、コンロの上の卵焼き器に載せます。
大先輩は重い鍋でしたが、レム車には無いのでペットボトルの水を重しにします。
で、焼けました。
即席ホットサンドです。
シロクマ号には電気のホットサンドメーカを載せてますが、薄い食パンでしか焼けません。
でも、この日の手持ちの食パンは6切り。
小技をお教えいただいたおかげで、こうしてホットサンドにありつけました。
現代は、物が溢れ、様々なサービスが充実して、本来不便なはずのキャンプをも、普段と変わらぬ便利さを追求し、たくさんの物モノに持ち込んで快適に過ごす方法に人気があります。
でも非日常を楽しむ事が旅だとするならば、
普段とは違う時間帯に古典のような風景を楽しみ、知恵と工夫を楽しむのも一興かもしれませんね。
それにミニマリストと呼ばれる方々の生き方も注目されてますし。
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