寒波が来るとモンスターが出没する山 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

この冬は大規模な寒波が何度もやってきて、

北海道や日本海側など多くの地域での積雪が半端ありません。

 

雪はもうごめんだ!という悲鳴も何度も聞きました。

 

 

そんな中、ふと思い出したことがありました。

 

『寒波が来るとモンスターが出没する山がある』

 

学生時代、体育会系のスキー部に籍を置いていた時に先輩だったかコーチだったからか聞いた話でした。

 

実際に40年程前に一度そのモンスターに遭遇したことがありました。

 

もしかしたら、今シーズンもやって来るかもしれない、そう思ってチャンスを待ちました。

 

 

モンスターは寒波に暴風雪で誕生するようですが、その瞬間は人を寄せ付けません。

 

暴風雪が去った直後に最強の姿を現します。

 

天気予報を見ながらチャンスをうかがって、2月の吉日、カミさんと二人で出かけてきました。

 

 

 

向かった先は東北地方の山形。

 

初日は移動だけに終わりました。

 

二日目は天候の回復が遅れ、荒れた天気が午後遅くに回復しましたが山に入るにはちょっと遅い。

 

こういった天候待ちで日程が読めない時こそ、車中泊は有効です。

氷点下10℃でもシロクマ号なら何とか。。(笑)

 

 

 

麓で目覚めた三日目の日の出前は期待に反し、山頂付近は厚い雲に覆われています。

 

複数の天気予報サイトを見比べても、回復すると予報サイトと悪化すると予報サイトがありました。

 

天気図は冬型から崩れているので大幅な悪化は無いはずと考え、賭けに出ます。

 

朝一番に山麓の駐車場に入り、準備を整えていざ。。

 

 

心を同じくする人たちに交じってその場所に向かいます。

こんなガスの中、大丈夫だろうか?

 

でも、同志がこれだけいれば単独遭難することもないでしょう。

 

時々ガスが消えかかり、また覆ってきます。

 

スノーモンスターの軍団が現れました。

 

あちらにも。

 

スノーモンスターと呼ばれる樹氷。

宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰では、アオモリトドマツなどの常緑樹に氷と雪が付着して樹氷ができます。

 

この樹氷は単に雪が降るだけではできず、十分な量の水蒸気・それが木々に激しくぶつかるだけの強風など様々な条件が必要とされています。

 

北海道の樹氷とは明らかに違います。

 

地元観光業者によれば、今シーズンの樹氷は少なくともここ7~8年では最大規模だろうとのことです。それだけこの冬の東北地方は強い寒気に覆われ続けています。

 

 

登ってしまえばあとは降りるだけです。

下界の蔵王スキ―場は程よく晴れて、最高の雪質を楽しませてくれました。

 

ただ、調子に乗ってかっ飛ばしてコケて腰を痛めただなんて、カミさんは職場に言えなかったようです。

 

【おまけ】

冬の蔵王は山形市側から入ります。

山麓の駐車場は夜間閉鎖で仮眠不可。

今回利用したのは山形市物産館・食の駅です。

 

山形は名湯が多数ありますが冬に閉鎖になるところが多くて残念。

米沢牛も平田牧場の豚もお弁当で頂きました。

 

 

 

 

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