渋沢栄一が家業の藍玉の商いのために旅した南牧村。
南牧村の奥には、上野村があります。
上野村、聞いたことがありませんか?
1985年8月12日に発生した日航機墜落事故の現場である御巣鷹の尾根(高天原山)のある村です。
事故当時は上野村消防団が人家のない地域の捜索・救助活動に当たったことは記憶があるのではないでしょうか?
自分は事故の翌年、事故で知人を亡くした友人と一緒に行ったことがあります。
ほっそい砂利の林道をマニュアル車で走ってとても疲れた記憶があります
上野村は、離島を除くと、関東地方で最も人口の少ない自治体です。
もっと言うと、人口密度が群馬県内の最も低く、人が住める面積割合も群馬県内で最も低いらしい。
田舎の中の田舎ということです。
ですが財政事情はとてもリッチ。
村内にある上野ダム・東京電力神流川発電所からの固定資産税が多く、財政事情は県内トップ、全国でも上位に位置してるそうです。
東京電力はご存じのように渋沢栄一が起こした電力インフラ事業の末裔会社ですから、栄一の恩恵とも言えます。
いかにも山の中の夜明けです。
上野村は林業の村です。
村内には中ノ沢源流域やシオジ原生林に散策路がありますし、諏訪山や三笠山、烏帽子岳などの登山道も整備されています。
南牧村同様に自然豊かで時間をかけてゆっくり周りたいと思ってました。
しかしこの日の予報は雨でしたから、夜明け前に起きたものの、二度寝という失敗を犯してしまいました。
昼には帰路につかねばなりませんので、『森林科学館と散策路1時間コース』を周ってみることにします。
無料開館中と表示されてますが、、、玄関が閉まってました(泣)
この森林科学館の脇から裏山に登っていきます。
早速現れた竹林が涼しげです。
この先の曲がったところで、ばっ!?と猛禽類が飛び立っていきました。
そこには、、、
お食事中だったようです。
尾根から西の方角には村役場がある村の繁華街が見下ろせます。
南の方角には山の中に何やら橋が見えます。
観光用のスカイブリッジのようです。
整備された(はず)の散策路がいきなり途切れてます。
どうも崩落したため工事をしてるようです。
う回路が見つかりませんし、一旦戻って別ルートから下山していきます。
すると、、、
ありゃ、電気柵のゲートです。
けっこうきっちりと閉められていて、こちら(山側)から外すことが難しそうです。
山から下りてくる動物と同じ扱いを受けてしまいました。
仕方ないので電気柵に沿ってさらに迂回していきます。
柵に沿って草が刈られていますが、これは道ではありません。
顔や手が電気柵に触れたときに地面に足が触れて、電気が流れやすいように草を刈ってるのです。
(有識者の方、あってますよね?)
気を付けなければと柵から離れて歩いてくだっていきます。
と、またも電気柵のゲートが。
こちらは配線と支柱は絶縁されて、支柱を持ち上げれば開けられそうです。
一応、手には乾いた軍手をはめて、さらにビニール袋をはめて支柱を握りって開けました。
(有識者の方、大丈夫ですよね?)
写真は通過後にゲートを閉めたところ。奥のコンクリートのメッシュ部分が崩落した現場で工事がほぼ終わってる感じ。
ファームに電気柵を設置しようとして色々調べていた知識が今回役立ちました。
【電気柵の知識のある方への質問】
電気柵周囲の除草の意味、合ってます?
布の軍手で直接電気柵を触っても大丈夫ですか?
獣の毛皮は電気を通しにくいという電気柵の知識、
布は絶縁性があるという知識(車のバッテリの扱い方)から、
上記方法でゲートを開けました。
それにしても森林科学館併設の散策路なのに、なんと不親切な!
駐車場へ戻り途中、交番が見えましたので苦情を言ってやろうと向かいました。
けど、、『外出中、御用の方はインターフォンへ』と。
のどかな村では事件は起こらないのでしょう。
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