【菜園日誌】蟻の種まき | レムの里山紀行

レムの里山紀行

時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

日本列島、猛暑が続き、息絶え絶えのこの頃です。

 

こんな超真夏の最中ですが、

ファームは真冬の収穫を見据えて冬野菜の苗づくりに着手しています。

 

例えるなら、『アリときりぎりすのアリ』でしょうか。

 

キリギリスのような人生を送ってきた自分ですが、

野良作業はアリのように『夏に冬』『冬に夏』の野菜の心配をしないと行けません。

 

しまった!

子供が小さい時なら良い教育ができたかもしれませんね。

 

話がそれました。

今宵は冬野菜の準備のお話です。

 

■育苗場は復活

 

自宅マンションは大規模修繕の工事のため2月~ネットがかけられてしまいベランダでの育苗が中断しておりました。

その工事もコロナで一時中断してましたが6月末までに終わり、ベランダに日差しが戻ってきました。

 

工事期間中に撤去していた育苗ギプス(苗の台)も再セットして冬野菜の準備に取り掛かります。

 

 

■冬野菜の育苗

 

ファームの四大冬野菜はブロッコリ/白菜/大根/長ネギです。

このうちブロッコリは秋~初冬、晩冬~初春に収穫となります。

他の白菜/大根/長ネギは秋~初春の長期収穫になります。

 

長ねぎは約150本ほどが春以降ファームに植えられています。

大根は約40本を9月上旬にファームに直接播種します。

 

ブロッコリ約25株と白菜25株は9月の定植に向けてこの時期に育苗します。

ファーム地方の営農者向けのカレンダーによりますと、

ブロッコリは7/25、白菜は8/15くらいの播種とされてます。

 

ブロッコリは例年通り7/25に20粒播種しました。

そして8/10時点の行き苗状況が上記写真です。

 

白菜は昨年7/25に播種しましたところ暑さにやられてしまい、

結局お盆前後に再播種しました。

ですので今年は本日8/17に22粒播種しました。

 

■猛暑対策

 

冬野菜と呼ばれます白菜やブロッコリ、40℃近い猛暑ってどうなのでしょう?

 

ネットで調べますと、、

 

ブロッコリ 発芽適温20~25℃ 育成適温15℃~20℃

白菜 発芽温度20~25℃(min5~max35℃) 育成温度20℃前後(min5~max23℃)

(出典 タイキの野菜

 

とのことです。

ブロッコリのmax温度が上記の通りの表記でしたが性格が似ているキャベツはmax28℃らしい。

 

その他の植物で育成適温が高いモノは

トマト/ナスmax40℃,

キュウリ/日本かぼちゃmax35℃

とのこと。

30℃を越えて育つ野菜は限られるのです。

 

ということで、今年の冬野菜(白菜とブロッコリ)の育苗は猛暑のベランダは当面諦めて屋内栽培にします。

コンクリートのマンションは一度暑くなると中々冷めないので、

不在時もエアコンを約25℃設定で動かしています。

 

■光飽和点

 

植物は光合成をします。

光が強いと光合成が進み成長が早いと勘違いしがちです。

じつは植物には光飽和点というものがあります。

 

光飽和点以上の光を当てても光合成がサチってしまうため、無駄なエネルギーとなります。

例えば

スイカ 8万ルクス

トマト 7万ルクス

稲  5万ルクス

白菜 4万ルクス

レタス/インゲン 2.5万ルクス

と言われてます。

 

一方真夏のお昼は15万ルクスほどの明るさがあり、植物には光量過多になっています。

むしろ直接強い光が当たり、焼けて温度が高くなるために植物の成長が悪くなります。

なので施設園芸ではシェードを用いて減光する栽培がおこなわれています。

 

ウチの窓辺と屋内の明るさの差をデジイチを使って調べますと約5倍ほどでした。

つまり屋外が15万るくすなら窓辺は3万ルクス。白菜には優しい環境と思われます。

ですが夜には育成用LEDで照らされますので24時間休みなく育苗状態となります。

 

苗にもアリになってもらいましょう

 

 

 

 

 

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