耳が悪いレムでございますが、
10代の頃は中高大と吹奏楽をやっていました。
学生指揮者として舞台に立ったこともあります。
想い出深い曲の一つを挙げますと、『北海の大漁歌』(1980年吹奏楽コンクールの課題曲)という曲があります。
作曲 岩河三郎で、有名な『ソーラン節』を主題とした曲です。
ソーラン節の歌詞はいろいろあるようですが
「ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン」(ハイハイ)
にしん来たかと 鴎かもめに問えば
わたしゃ立つ鳥とり 波に聞け チョイ
ヤサエ エンヤンサーノ ドッコイショ ア ドッコイショ ドッコイショ」
と謡われています
思い出深い理由はふたつあります。
一つは、この曲のもう一曲を演奏して県大会で金賞を取った事、
そしてもう一つは、歌詞にあります『ニシン』を母が見つけてきて食べさせてくれたことです。
ご存知のように『ニシン』は昭和の前半までは100万トンの漁獲高があった魚ですが、1980年には1万トン、昨年2018年はわずかに2000トンへと激減した貴重な魚です。
秋刀魚に先駆けて庶民の食卓からさっていきました。
少なくともレム地方のお店では全く見かけない魚です。
(こぶ締めを除いて)
ニシンの盛期は夏~秋です。
当時母は見つけてきたニシンを練炭で焼いていた記憶がありますので、晩秋から冬のこの時期だったのではないかと思います。コンクール入賞のお祝いと言ってました(たぶん)。
それから30年以上、ニシンという魚を忘れていました。
2014年秋~の朝ドラ『マッサン』では北海道余市のニシン御殿の跡をウイスキー工場にするお話がありました。翌15年に余市を訪れましたがニシンは見かけませんでした。
一方でブロ友のひでさんが時折ニシンの記事を書いておられました。
北海道で見つけたり、寺泊で見つけたり、、おいしそうでした。。。
なので自分も今秋の北海道周遊で探したり、先月の新潟ハクチョウツアーでも寺泊までいって探しましたが残念ながらニシンには出会えませんでした。
先日の北陸ミーティングでニシンのお話をしたところ、なんと、
函館産の子持ちの丸干しニシンがたくさん届きました!
ひでさんがわざわざ中央魚市場で見つけて送ってくれたのです。
ありがたや~。
早速焼きました。
アンモナイトワインも、北海道のたびいくひとさんからの頂き物です。
椀はファーム産野菜の田舎汁です。
美味い!
幸せを感じます。
このニシン、母にも食べさせてあげたいな。
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