(この記事は7/6に調査着手して7/7に書きあげましたところ、7/8に気象庁から日照不足情報が、、、)
7/4の記事『【菜園再建】ヨトウ?根腐れ?pH?』などで、今年不調なスイカやピーマンの原因探索に苦慮している記事を書いています。
ブロ友さんからは、アブラムシ説、ネキリムシ説、水分説などの情報をお寄せいただきました。
ありがとうございます。
この週末もファームに行きました。
すると、復活しかけたいた小玉スイカが再び、
となりまして、さらに茎を引っ張ると
このように根がありません。
更には先週はこんなに覆い茂っていたメロンが
このように
残念な状況に。
そしてかぼちゃも。
うどん粉が急激に広がり、葉の半分以上が枯れておりました。
茄子も
葉の色が悪くなっています。
更にはトマトが
褐色腐敗病?灰色カビ病?
カビ系ですかね?
様々な作物に影響が出てきました。
これはネキリムシとかアプラムシとかではありませんし、
うどん粉菌だけでもありませんし、
圃場全体がよろしくない状況と言えます。
となると水分説が有力となります。
根腐れもうどん粉もカビも水分過多によって引き起こされますから、すべての状況の説明がつきます。
確かに最近は毎週末雨に見舞われています。
降水量はどうなのでしょうか?
気象庁のHPで、最寄りの観測所の降水量を調べて、例年と比較してみましょう。
6/1~7/6の降水量を積算降水量として計算しました。
2019年の他、昨年までの4年分と、平均降水量も積算降水量で示しました。
6月以降の積算降水量が例年の1.5倍であることがわかります。
去年、一昨年に比べ2倍です。
とくに6/22以降はずるずると毎日にのように降り続けています。
ついでに積算日照量も調べておきましょう。
積算日照量は平均以下で、ここ数年で一番日差しがないことがわかります。
今年は特にこの2週間は日差しがありません。
降った雨で土が濡れ、それが乾かないような状態がずっと続いていることがわかりました。
もう一つ。
今年の積算降水量と積算日照量を抜き出して重ねます。
①は小玉スイカが最初に枯れたとき
②は大玉スイカが枯れたとき
③は小玉スイカが再び枯れたとき(今週末)
を示します。
大雨が降った後や、毎日雨が降って日差しがなくて地面が濡れている時に枯れていました。
特に6月中旬以降は日差しがなく、濡れた地面は乾かず、水分過多の状態がずっと続いていたようです。
これにより、水に弱いスイカやピーマンは根腐れを起こし、
トマトはカビて、かぼちゃやメロンも朽ちて逝ったと断言していいでしょう。
水分過多の対策として畝を高く盛れば良いとのことです。
そういえば、、、例えば2016年春は
と20cmほどの高さがありましたが、今年は
と低いことがわかりました。
土を盛る量を手を抜いたことが明らかです。
結論。
雨に低床畝、例年より多い雨量により、水分過多になり根腐れやカビ菌が蔓延した。
そっかあ、慣れて基本をおろそかにしてしまったようです。
【追伸】
同じように降水量が多くて日差しがなかった2015年はどうだったのかと記録を見ました。
2015年は初めてファームにジャガイモを植えた年でした。
じゃがいもは3月下旬に植えて、収穫は梅雨明けの7月中でした。
トマトと茄子は5月下旬に植えて、茄子は7月、トマトは8月になってから収穫が始まりました。
しかも6月下旬は旅に出ており、中2週間はファームを放置していた年。
無頓着すぎて比較になりませんでした。