【菜園研究】施肥量の検証 ~バイブルの誤算 | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

実家の敷地を開墾して菜園にして野菜作りを始めて4年がたちます。

 

(開墾についてはテーマ『菜園の開拓史』にて執筆中)

 

当初から有機栽培・無農薬栽培を目指しています。

 

その教科書はいくつかありますが、施肥についてはこちらを参考にしてます。

暮らしの実用シリーズ 決定版『 有機・無農薬のおいしい野菜づくり』学研

 

例えば小松菜。

施肥量は完熟堆肥1.5kg/m2、米ぬか/発酵鶏糞100g/m2、有機石灰150g/m2。

 

教科書通りの一覧表を作成して畝の広さに応じて施肥してきました。

 

 

堆肥は最初は集めた落ち葉を主体とした腐葉土でしたがが、昨年から手抜きで稲わらが主体にしました。

が問題もありそうで結構悩んでいます。(別途記事にしています)

 

米ぬかはそのままですと窒素飢餓を起こしますので、EM菌を使って発酵させるようにしました。

昨年からは米ぬか7:油粕3としてN/P/Kの比率を調整させています。(ファームボカシと呼んでます)

発酵鶏糞は、臭いを気にしていました。

田舎とはいえファームの周囲にはご近所様がお住まいです。

この春から試しに発酵鶏糞と牛糞を徐々に使いって様子を見てます。

(今のところ感触は悪くない)

 

教科書通りで、よく育つものがあれば、育ちが今一つの作物、弦ボケ気味(肥料オーバー)の作物があると感じてます。

 

そこで、適正量って教科書通りなのかと疑い、少しづつ考察を始めています。

 

その一環で『県の基準施肥量』と教科書の施肥量を比較してみました。

比較にあたり、各肥料の成分(窒素/リン/カリ)の含有量を各種データを見比べながら推定しました

 

 

結果はこうです。

2列目と3列目は教科書の施肥量。ここから算出される窒素量が県の基準に対して何倍かを

一番右の列に記載してます。

教科書の指示通りだと、県の基準量の2倍程度多くことがわかりました。

 

 

おそらく教科書はビギナー向けに書かれていて、

『家庭菜園を始めたばかりは圃場も肥えてない』ので多めの有機肥料を入れろ

ということだと考えられます。

 

もう4年が経ちますのでそろそろビギナーの看板を下ろし、最適な施肥を考えたいと思います。

 

県の基準量を元に算出したところ

となりました。

 

これをもとに年間所要量を計算したところ、鶏糞だけなら120kg必要という結果になりました。

発酵鶏糞の袋に書かれた露地栽培の施肥量では80~160kgでしたのでちょうど中心値ということも確認できてます。

 

当面はこれをもとに施肥していく計画です。

 

 

 

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