確率二分の一の恐怖、数字のトリックに騙されそう | レムの里山紀行

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時の流れを忘れて土を耕したり野を歩いたり山を観たり

職場でガン保険勧誘のビラが回ってきた。

 自分はかなり前に加入しており不要なのだが一応目を通した。

「今や二人に一人がガンにかかる時代」とガン保険の必要性をアピールしている。

確かに四人の親のうち二人はガンで逝った。

ブログで交流のある方にもご本人やご家族が闘病されている人がいる。

(自分も二年前には健康診断やガン検診で異常値が出て青くなった経験がある。)


確率二分の一の恐怖!?


先日、延命の記事を書きながら、70歳までは積極的に治療しても80歳なら治療しないよなあと考えたが、そもそも年代によってガン疾患の確率って違うはずとの疑問が湧いた。

ネットで調べてみた。

ここによれば、男の場合は、60歳までにガンにかかる人は7%で、70歳で20%強、80歳で42%。

「二人に一人がガン」となるのは平均余命あたりからのようだ。

延命治療をする、しないを家族も加わって考えるような年代になってやっと保険勧誘通りの確率になるらしい。

もちろん運悪く早めにかかってしまう可能性はあるのでガン保険の準備はあったほうが安心であるが。



さて80代になってガン保険は必要だろうか?

親が老いて生活が怪しくなった頃に、ガン保険に入っていることが判明した。

色んなもしもを考えると保険金より現金の方が扱いやすいからと即刻解約させた。

皮肉なことに半年も経たないうちに父にガンがみつかってしまったが、かかった医療費は保険解約金よりはるかに少額。

後期高齢者医療保険は一割負担で、高額療養費の制度もあるので自己負担は少なかった。

それから数年がして、平均寿命を過ぎて父は逝ってしまった。


 
 
 
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