我が家にとって非常に高額な費用負担となってる介護施設、
経営者に値下げ要求したいところだが、、、
最後まで自宅で過ごしたいという希望が高齢者にあっても、
介護する側からは最後までやりきることは難しく、
介護施設を利用するケースも極々普通になってきている。
介護施設としてだれもが真っ先に思い浮かべる特養は、数年待ちが当たり前となる一方で、職員不足から入居者の定員割れが社会問題となっている。
そして求人が集まならいのなら待遇改善はできないのかという声も当然ある。
自分もそう考えてた一人であるが、現実的にはどうなのかは想像できてなかった。
そうしたところ、介護施設運営の収支決算書が先月入所したばかりの施設から送られてきた。
以前母がいたサ高住や、義母の老健や老人ホームでは収支決算書が開示されたことはなかった(要求もしなかったが)ので驚いた。
ということで実際に我が家が利用してる有料老人ホームの最新収支決算を紹介してみる。といっても金額そのままだとモンダイモありそうなのて、%にまとめ直してみた。
(なお簿記に詳しい人が見ると?だろうが、一般にはこの方がわかりやすいはず)
まずは収入の部。
介護付き有料老人ホームては、介護保険は限度まで使ったとして、請求される。
よって、収入の半分である介護保険の内の1~3割が利用者負担であり、残りが介護保険給付と考えればいい。
収入の残り半分(左側)が個人が払う室料(家賃)と食費、および管理費(利用サービス料、維持費、人件費などもろもろ)である。
施設にとって収入を増やす方法としては、限度額が多い介護度の高い人を増やせばよいのだろう。
母の施設では入居者の半分が要介護4と5である。
(特養であれば、左半分の室料(家賃)や管理費が低くなり個人の負担が減り、補助金や介護保険加算額が加わるはず。)
次に支出。
やはり一番大きいのは人件費。
調理委託も中身はほぼ人件費と考えられるので、併せて56%が働く人の給与ということになる。
次に大きいのが地代家賃15%の項目。
鉄筋コンクリートの建物を用意するのだから当然であろう。
この地代家賃に修繕費と減価償却費を加えた18%は利用者負担の室料に一致している。
仕切れの内訳は非公開だが、半分よりは多いはずで4~5%位か。調理依託と合わせて10%程度と予想される。利用者負担の食費11%と一致している。
光熱費はどこにいても必要、リース代は寝具、その他は10種類ほどの細かなものを合算してる。
一般管理費は民間企業であることを思えば6%位は有りそう。(自分の知る管理費はもっと高い)
そして残った営業利益6%、皆さんはどう思われるだろうか?
もうけ過ぎ?
利用者の出入りがある施設ゆえ、稼働率が常に100%というわけではない。60人の施設で3部屋空いてしまったらそれだけで売り上げが5%も下がる。そういった業態であるので、決してもうけ過ぎているわけでもないだろう。
営業利益6%分を人件費56%費に上乗せすれば、給与は一割強増えそう。
だがそれだけで求人がたくさん集まるようになるとは思えない。
かとって、これ以上個人の負担が増えるようだと我が家はお手上げ。
八方ふさがりの厳しい経営状況が見えてきた。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
ついでにバナーのいずれかをクリックください。
ランキングが上がってレムが喜びます。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村